4.全体として台詞回しも音楽も演出も大仰で過剰。中谷美紀さんはもともと表情も演技もオーバーアクト気味なのに、序盤の登場シーンから最後まで「熱演」にアクセルをかけてしまい、コメディかコントのようだった。逆に受けの立場の広末涼子さんは、終始引き過ぎで芯の強さを伝えきれない。得意な役回りだった木村多江さんはいつもの木村多江さん。3人の女性の設定にせよ、その後のサスペンスドラマの定番となった「崖シーン」にせよ、いまや多くの映画やドラマの基本枠組を作ってしまった作品であるがゆえ、その基本枠組を21世紀にどのように表現するのかが問われた作品であろうけれど、そうしたメタな視線をできるだけ排除して、昭和的な「正統派」路線でいったのが正解だったのかどうか。もう一歩踏み込んだ再解釈が必要だったのでは。 【ころりさん】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-07-19 07:05:19) (良:1票) |
3.可もなく不可もない、凡作。自分はアイドル時代の広末涼子しか知らず、映画で賞をとったりと女優としての活躍をメディアを通して知っていた為、どのように成長したか楽しみだったのですが・・・まだまだのようですね。 【N.Y.L.L】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-11-08 08:32:57) |
2.キャストに関しては広末以外はほぼ完璧で、広末も他と比べたらちょっと見劣りするかなぁって程度なので許せた。 演出も手堅くて、見所もあるにはあった。 残念なのはシナリオ。 動機が余りにも自己中心的で同情の余地がない。 もう少し工夫して仕方のない犯行だったという印象を与えられなかっただろうか。 しかも、被害者の方も人としてどうなの?って感じで、殺されるほどの悪事ではないものの魅力的な人物とは思えなかった。 結局は二股の清算に小汚い策を講じて失敗というか、成功というか、無駄な血を流させたというだけの話。 終盤は感動の方向性に持って行こうとしていたけど、そんな犯人と被害者なので、とてもじゃないけど泣けはしなかった。 巻き添えを食らったその他の犠牲者たちにはお気の毒様と言いたい。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-14 22:01:48) |
1.ずいぶん前に原作を読んだ記憶はあるが、こんなストーリーだっけ? 前半はともかく、後半は主人公である鵜原禎子(広末涼子)が置き去りにされているような気がするが・・・ どうでも良いが、中島みゆきが歌う主題歌『愛だけを残せ』は力強くて好きなんだが、この映画には合わないんじゃないか。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-12-08 00:15:46) |