5.《ネタバレ》 “夫以外の男性に惹かれるなんて初めて。でも私は人妻。いけないわ。でもこの気持ちはもう止められないの…”で「暗くなるまで待って」な話だとずっと思い込んでいました(笑)。全然違いましたね。アパートの一室で展開されるサスペンス。主人公が盲目という設定が上手く生かされていて、見ごたえがありました。2度目の電話のベルには思わず唸り、電灯をすべて壊してまわるあたりでは鳥肌が立ちました。暗闇での対決は名シーンだと思います。(見えないけど)。ただ最後にきて展開に“もたつき”や生々しさを感じたため、もう少しスッキリと終わっていても良かったかなと思います。それでも、尻上がりに面白くなる作品でした。タイトルで勝手な思い込みをしてはいけませんね(自戒します)。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-08-18 18:07:17) (良:2票) |
4.いやぁ、怖いけど面白いです。 後半に向かってますます怖さが盛り上がってくるのは上出来のヒッチ作品のようです。 ましてオードリーは盲目だからどんなに怖いことでしょう。すっかり感情移入しちゃう絶望的な状況に暗闇という設定がうまいです。 それにしてもアラン・アーキンにはすっかりだまされました。P・セラーズ並みの怪演です。 このあたり、これを劇場で1回見ただけでは???かもしれない。(ビデオだから見直せたけど) ラストのびっくりはゾンビのようで一瞬鳥肌ものでした。 ちゃんと伏線も張ってあるんですね。ホント、よくできてます。たまに繰り返し見ても飽きないかもしれません。 最初代わる代わるやってきては見えないオードリーをだましつつ、徐々に脅しつけていくのはサデスティックで気持ちが良くないのですが、彼女の冷静さと賢さが嫌な気分を薄めてくれます。 ファッションはまるで普段着ですが、オードリーは十分魅力的だし良かったですよ~
【キリコ】さん 8点(2004-06-03 00:00:15) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンが亡くなった年に追悼上映で観たんだけど、ラスト近く、暗闇からいきなりアラン・アーキンが飛び掛かってくるところで館内じゅうから「ギャーッ!」の悲鳴。したら次の瞬間、館内大爆笑。観客の悲鳴に観客自身がウケてんの。あんまり楽しかったんで次の回も観ていたら、全く同じ現象が起こった。あれは可笑しかったなー。 【じゅんのすけ】さん 8点(2003-07-07 01:51:01) (笑:1票) |
2. 原作は「ダイヤルMを廻せ!」でも有名なフレデリック・ノットの大ヒット舞台劇。展開が殆どヒロインの住むアパートの一室に限定されているのも、概ねこの理由による。勝因の第一は矢張りノットの原作の秀逸さだろう。第2の勝因は(珍しく)気合いの入ったテレンス・ヤング監督のサスペンス演出。三人の怪しい男たちの訪問を静かに抑制の利いた演出で描きつつ、クライマックスではヤング本来の持ち味である畳み掛けるような強烈さで一気に盛り上げる。”メリハリが利いている”という表現が正に相応しい。殊にオードリーが部屋中の照明を消して真っ暗闇にする場面、アラン・アーキン演じるロートが暗闇で冷蔵庫を開ける場面は凄まじいスリル!!出演者ではオードリーも確かに悪くはないが、如何せん38歳ではチト老け過ぎており、往時のフレッシュな魅力には遠く及ばない。個人的にはアラン・アーキンがMVPかな。本来は善人役を得意としており、ロート役は全くタイプ的に異色の役柄であるにもかかわらず、凄味を利かせて怪演していたと思う。リチャード・クレンナやジャック・ウェストンも上手いが、今イチ印象が弱い。オードリー最後の輝き(オスカー・ノミネート!)と、モロ直訳ながら実に粋な邦題に…8点!! 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-07 10:45:31) (良:1票) |
1.舞台は盲目の人妻が住むアパート。夫が留守の間に見知らぬ男たちが、入れ替わり立ち替わり訪問しては部屋の中を物色する。夕闇が迫るにつれ、彼らは脅迫がましくなり、電話線は切られて孤立無援となっていく。いつ殺されても不思議はない状況。やがて彼女は盲目であることを最大の武器に、ある行動にでるが・・・。人気スターを“これでもか式”にひどい目に遭わせると、観客はスターの身になってハラハラ・ドキドキ!この名作の魅力は、ヘップバーンの美貌はもちろんの事だが、舞台劇であるかのように、部屋の中だけに限定した事に尽きると思う。限定された空間の中だけでサスペンスを盛り上げていく、T・ヤング監督の手腕は高く評価されていい。ラストのショック・シーンはこの作品の最大の話題となりました。 【ドラえもん】さん 8点(2001-02-16 23:35:44) (良:1票) |