5.《ネタバレ》 何なんでしょ、ここまで丁寧な仕事っぷりって。よく作りこまれていて、主役から脇役まで、キャストもそれにしっかり応えていて、すごい!としか言いようがない。2008年、もうすでに満島ひかりってここまでデキル人だったんだ!ってのも驚愕。原作は完結していない?と聞きましたから、ぜひ続編を見てみたいです。原作が少女漫画ということから敬遠する人も多いでしょうけど、主役二人が本物の歌唱力を持ってる人たちだからこその見ごたえも、オススメできます。もっとも、オーディション場面での満島ひかりのオペラ独唱はたぶん吹き替えでは?と思いましたけどね。真贋のほどはわかりませんが、仮に吹き替えだったとしても、満島ひかりの演技には何もキズはつかない。あの場面での彼女は、ナタリー・ポートマンの黒鳥さながらの迫力でした。「BECK」のスタッフ、関係者はこの映画を見て、少しは反省してもらいたいもんです。 【おばちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-18 19:05:22) (良:1票) |
4.まず、一言言ってしまいたい《 面白い!》 ついでに も一言言っておきたい《 面白い!》 例えば、この126分という時間が連続ドラマの第1話ということであったならば、残りあと11回、きっと欠かさず観ていた事だろうと思う。 満島ひかりとステファニーの妙でアンバランスなハーモニー。満島ひかり、渾身の演技に圧倒される。ステファニー見てるとなんか平和を感じる。何度繰り返し観ても飽きる事がないんです。胡散臭い作品なんだが、とても大好きなテイストなんだ。単細胞には持って来いなのか。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-02-08 20:35:43) (良:1票) |
3.最初はドロドロ&グチャグチャの安っぽい愛憎劇かと思った。それは大筋で間違っていないと思うが、決して安っぽくはなかった。そう、感情を露わに晒す映画は概して安っぽくなるのだけど、歌うことを通してお互いを突付きあう主演二人の生き方には、簡単に見過ごせない力があった。その二人がデュエットするシーンに歌唱的な説得力を持たせてあることもプラス要因。ダークな感情をエネルギーに変える萌が昭和のスポ根ものにいる意地悪少女のノリでかなり面白い。でもただの意地悪で終わらないところが彼女のプライドってことですね。体の周りに炎のオーラが見えた(笑)。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-08 23:58:12) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 原作ファンです。 いいキャスティングでした。萌・星野会長・ミッチー・高島礼子、よかったです。 史緒についても、現状のぞめるベスト級だと思います。 (体格、3次元の史緒の方が良すぎる) 原作、それも未だ完結していない原作を題材にした作品として、上手にまとめた作品だと思います。いろいろな作品に見倣ってほしいです。 【hyam】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-12-06 17:57:53) (良:1票) |
1.普通ならまず見ないジャンルの作品でしたが、愛のむきだしの満島ひかりに注目して観たらこれがかなり面白く、おっさんなのに原作少女マンガまで読んでしまった。小品映画かと思ったら結構お金をかけて原作の雰囲気が再現されていると思う。原作は史緒の教養ロマン大作の趣が強いが、映画は萌のピカレスクロマンの印象が強かった。ネガティブを武器に不幸を食べてバージョンアップするブラック萌が面白すぎる。苦しむことこそ総ての人間の運命であり、人間同士の連帯の基盤はネガティブにこそある、ということだろうか。 【マンフロント】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-27 19:32:55) (良:1票) |