6.《ネタバレ》 復讐モノというジャンルは映画の中でも盛り上がるジャンルだ。復讐というものがドラマティックになる要素だし、ケヴィン・ベーコン主演でジェームズ・ワン監督の復讐モノというのが興味を惹いた。
テイストはB級なのだがアクションはなかなか冴えている。ギャングとのチェイスシーンも緊張感があるし駐車場のアクションも「ワイルドスピード」の新作で見たようなアクションが。あ、同じ監督か。なるほどね。終盤の銃撃戦も父親の怒りがぶつけられていくような銃での破壊描写も痛々しくて良い。
「つりあわない」と父親がつぶやく。自分が復讐したことによって息子だけでなくさらに妻も失いもう一人の息子も重体。無能の警察に説教されようが戦争を起こしたのは自分ではない。理不尽に始めたのは奴らだ。だから「つりあわない」のだ。司法では完璧に裁きを下せないことは現実でもある。そういう怒りを抱えた人がいることを知っているからこのジャンルは人気があるのだろう。復讐を遂げる父に対してギャングのリーダーが「俺達と同じだぜ」と言い放つ。もちろんそこまで堕ちる覚悟がなければ復讐なんてできないのだが、姿を似せただけで同じと言われるのも理不尽な話だ。まったく「つりあわない」。
それにしても警察の対応がひどい。ギャングが襲ってくる可能性が高いというのにあの程度の人員配置。しかも彼らが殺されてから「あなたに対しての見張り」と言い放つ。配置された警官を殺したのはお前だ、まったく。さらに家族が犠牲になった主人公に対して説教を始めるとか鬼ですか。一番ひどいのはギャングなのだが本編で一番むかつくのは警察とかひどい話だ。まあ警察が無能で隙だらけだから主人公も復讐を遂げられるとは言える。 【⑨】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-18 01:41:02) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 復讐劇に欠かせない要素がこれでもかというくらいに詰まっている大傑作だと思います。特筆すべきは決戦前の身支度シーン。髪を剃って、武器のメンテナンス、装備を確認して、いざ出発!鳥肌モノのクライマックスに向けての素晴らしすぎる助走です。ジェームズ・ワンをソウシリーズの一発屋だと舐めてる人はこの映画をぜひ見てくださいよ。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-08-14 16:02:44) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 DVDを買って何度も見直したいほど好きかっていうと、それほどでもないのだけれど(汗)、面白い力作だったと思います。娯楽アクション的には「96時間」シリーズのほうが楽しめますが、「家族モノ」、「復讐モノ」で言えば断然こちらのほうがいい内容でした。復讐を果たして、その後は家族みんなで幸せに暮らしましたとさ、なんてわけにはいきませんよね、そりゃ。とはいえ、憎たらしいギャングどもがショットガンで肉片と化していく様も見れて、矛盾した感情をしっかりスッキリさせてくれます。ベーコンがバーサーカーモードに突入してからも、チンピラ相手に外国語で言い返したりして、彼のインテリぶりを活かした展開も気持ちよかったです。それにしても、他の方も書いてますが警察が無能すぎ。わざと戦争になるように仕向けているように見える。そこはもうちょっとどうにかして欲しかったですね。前半に出てきた弁護士も、照明効果も相まってギャングよりも憎たらしかったな~。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-05 10:48:38) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 アグレッシブにも程があるタイトルに惹かれて手に取ったのですが、そんなタイトルとは裏腹に、意外なほどよく出来た映画でした。内容はオーソドックスな自警団ものなのですが、『ソウ』のジェームズ・ワンの高い演出力によって同ジャンルの作品としては頭ひとつ抜けた仕上がりとなっており、最初から最後まで存分に楽しむことができました。。。 とにかくこの映画、テンポが良くて退屈しません。イントロ部分で被害者家族の人となりを手際よく描いたら、間髪空けずすぐに悲劇が訪れます。そして親父はあれこれ悩むことなくさっさと復讐を決行。この勢いの良さはなんでしょうか。その後、親父は街のチンピラとの抗争に突入するのですが、ここでも深く悩んだりすることなく、言葉よりも先に手が出るというムダのない構成で安心させられます。あれこれ悩まずとも、険しい表情のケビン・ベーコンさえ出しておけばドラマは成立すると踏んだ監督の判断力も見事ならば、そんな監督の期待に応えてみせたケビン・ベーコンの演技力も見事なものです。ここまで振れ幅の激しい役を演じられる俳優なんて、ケビン・ベーコンとウィレム・デフォーぐらいのものでしょう。。。 とはいえ問題もあります。肝心な時に気配を消し、事が終わってから偉そうに説教を垂れる警察が面倒で仕方なく、彼らの存在が映画のテンションを大きく下げる原因となっています。家族の警護をミスったにも関わらず謝罪ひとつなく、相変わらず上から目線の説教をやめないという状況に至っては、チンピラ軍団以上に憎たらしく感じさせられました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-30 00:01:14) (良:1票) |
2.息子を殺害したチンピラに父親が復讐したことで、ギャングとの全面抗争になってしまうというオハナシ。良識あるブルジョア家庭の親父を演じるのは曲者ケビン・ベーコン。と言う訳で、もともとあんまり良識があるようには見えないのです。後半の暴走は保証済み。演出の方も、復讐や抗争へと向かうドライビングフォースがいかにも顕著で、映画の中に敷かれた物語のレールが透けて見えており、こうなるともう、息子を失った哀しみ・慟哭、暗黒世界へ足を踏み入れる躊躇・逡巡、そういったものはあまり感じられなくなります。ラストで主人公はトラヴィス化してしまうに至っては、「ホラ言わんこっちゃない」と言いたくなっちゃう。じゃあ何よ、ケビン・ベーコンならダメで、“ぶろんそん”なら良いのかよ、と言われれば、まあ、残念ながらそうなんでしょう(笑)。しかし、「今さらこんな映画作っちゃって」というツブヤキの影には、「待ってました!」という嬉しさプラス懐かしさがあるのもまた事実。中盤の、街で突然ギャングに襲われるシーンがいいですね。街中だったのに、路地裏に逃げ込むと途端に周囲の光景がスラム化する怖さ(ホントにこういう地理なのかは不明)。立体駐車場での長廻しのオモシロさ(手持ちカメラがクレーンに乗ってまた手持ちに)。クライマックスの銃撃戦もなかなか見事でした。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-06 23:41:48) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ケヴィン・ベーコンはサイコ役が多い気がするんだが、 今回は「ほのぼのしたマイホームパパなんだねぇ」と観ていたが、 最終的にはある意味サイコに。 偉そうだがクソの役にも立たねぇ、女ニガー刑事がウゼェ。警察の対応もなんだか変なんだよね。病院から脱走してるのに伸び伸び行動出来てるし。 ギャングのクソどもにきっちり付けを払わせ、その意味では納得のエンディングなんだがラスボスの頭を吹き飛ばす描写がカットされてたのはイマイチ。 ギャングどもが何を言おうが意味なんかありません。 100%悪いのはあいつらであり、どんな理屈をこねようが生きる価値のないクズである事に変わりはない。 【幸志】さん [インターネット(字幕)] 7点(2011-01-26 02:09:45) (良:1票) |