4.《ネタバレ》 全員善人の話は好みじゃないのだけど、近年、泣ける映画は少ないので、許せます。ケイトが幸せそうにしている場面になると、涙がドバーっとあふれてかないませんでした。すごい眼精疲労だったのですが、この映画を観て涙が大量に出たことで目の疲れがとれました。 【たぬき野郎】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2014-09-27 22:08:21) (笑:1票) |
3.この物語に登場する生と死はとても特殊なケースで、世の中の多くの人には関係のない話かも知れないけど、この物語に登場する生と死に関するいくつかの名言は、世の中の多くの人に投げ掛けられたメッセージだったように感じる。 悪人らしき人は一切登場しないのにここまで対立してしまうのは、この問題がとても難しくて答えの出ない問題だからなんだろうけど、自分がどうしてこの世に生まれてきたのかという素朴な疑問には答えが出たようで良かったと思う。 その答えに関しては僕も納得したようで、本編中はどうしても止められなかった涙がいつの間にか止まっていました。 ただ悲しいだけの物語じゃなくて、少し救われたような気のするラストシーンに安らぎを感じました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 9点(2010-05-25 13:00:18) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 キャメロンの「インハーシューズ」での、イメージ脱却にはびっくりしましたが、今回のこの作品でも、母親役、ピッタリはまってました。 病気がらみのストーリーは苦手ではありますが、観てしまいました。結果、とっても良かった。姉を助けるために生を受けた妹。彼女はそれを拒むことなく、純粋に自分の役目をとらえ、なおかつ大好きな姉のためを想い、なんどもその小さな体に針を入れられてきたのだ。しかし、姉がそれに耐えられなかった。なおかつ、自分のために人生を棒に振り、戦ってくれている母に対しても申し訳なく思っていた。治る見込みもないのは自分でもわかるのに、辛い治療を強いられる。しかし、それは母親の愛情表現だったから直接拒むことができなかった。娘を思うがゆえに、助けてあげようと必死になり、娘自身の感情をも感じられていなかった母親。妻も娘も大事で、冷静に見守ろうとする父親。助けになりたいのに、自分は直接かかわってあげられない兄。それぞれの登場人物の気持ちをゆったりと、しっかりと表現してくれていたと思う。時系列がバラバラなのに、しっかりまとめられていた映画だった気がする。 【リノ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-02 17:54:53) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 「姉妹間でのドナー関係」「娘から親に対する訴訟」という設定に寄りかかることなく、各登場人物の内面をきちんと掘り下げた秀作。何よりも優れているのは、主人公をはじめとする各登場人物の「意志」の力に焦点を当て、またそれを讃美していること。ドナー関係を続けるのか、止めるのか、実はそれ自体はどちらでもよいこと(どちらでも正解)であり、大事なことは、それぞれの意志、決断、そして、姉が妹にとって大切で重要な人物であるというこの一事なのである。演技面では、キャメロン・ディアスは、いつものお馬鹿コメディとは正反対の役柄にきちんと向き合っている。彼女はこれからもこういうシリアスな作品に挑んでほしいと思う。アビゲイル・ブレスリンは、役作りと存在感はかなりのものがあるが、表情の柔らかさがもう少し欲しい。あと、ジョーン・キューザック姐御の場面引締力が凄まじい。目の動き一つで全部を表現している。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-10-12 14:53:21) (良:1票) |