4.若い子たちに蔓延している無気力や負のオーラに毒される作品。10代の慢性的な病理を感じる。刹那主義だとか、無責任さだとか。ああ…社会の綻びだなぁ、と。「こんなん1部の奴らだけだよ」とも感じるけれど、10代の子は一見どんな健全な子でも、絶対的に危うい。この作品はそれを増幅させて凝縮したような感じ。そしておそらくテーマ性なんて何もなく、現実をただ無感情に見せ付けているだけの記録映画。画面の中の子供たちはその行動を以って飄々と語る。「こんなことテーマにすらならないよ」。 【ひのと】さん 7点(2004-05-22 13:01:35) |