10.「こういうもんだと思って楽しむ」タイプの作品、ですね。我々の方もちゃんと「こういうもんだ」と思う準備はできてるんですから、何もそんなに一生懸命、「なぜ撮影をするのか」を言い訳がましく劇中で説明してくれなくってもいいんですけれども。 「手品師にしては、たかがスプーンを曲げるだけなのにヘタクソ過ぎる」から、これはマジックではなく本物の超能力なんだ、という理屈。ドキュメンタリを装ったこの作品も、ヘタクソであればあるほど本物らしくなる、という趣向でしょうか。まあ確かにユリ・ゲラーだって、もう少し技術があったなら、イスラエルで営業できなくなることもなかっただろうし、逆に、世界的に知られることもなかったんだろうけど。 とは言え、本作もホントにヘタクソでデタラメなのではなくって、ヘタクソを装っている部分があり、むしろ、会話のシーンなんかではオフの音声を利用したカット繋ぎ(疑似的に、音声の切り替えが映像の切り替えに先行するような効果)を感じさせる場面もあったりして。 固定されたカメラが、「何かが起こる」ことを待ち続ける。我々も、画面内のどこで・いつ・何が起きるかを、固唾をのんで見守ることになり、こういうのは、映画を見る上でのちょっと楽しい経験でもあるのですが。ただ、結局そればっかり、ではあるのよね。 はい、「こういうもん」ですから。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-10-13 12:32:00) (良:1票) |
9.ぜってぇー、何でも撮ってやるぜスタイルのちょっと前にはやった表現方法の映画。色々題材がありますが、今回の題材は心霊現象。心霊現象ぜってぇー撮ってやるぜ!で、この表現方法にははっきりいって、ちょっと飽き飽きしてたんですけど、この映画は、それなりに最後まで集中して見れました。心霊現象ってビデオの前では、こんな普通の感じなのかと意外にもリアリティーがありまして、あ、もちろん、どんなときにもビデオ撮影をやめないって所はいつものよーに不自然ですけどね。ただ、忠告しておくと、最後の2~3秒まで特に大したことは起こりません。いや、心霊現象はばっちりビデオに映ってるんですけど、幽霊がババーンとか、ないです。勝手にドアがしまったり、布団が自然にめくれあがったり、あくまでも自然な感じの不自然現象。それによって、精神がおかしくなっていく登場人物たち。その点が妙にリアルで、そーゆう意味では、ブレアウィッチに近いものがあります。特に女性がボーッと突っ立って彼氏を見下ろすシーンが、何にもないけど怖かったなー。何にもないのに。ごめんなさい、意味わかんないですよね?でも、そーゆうのボク的には怖いのです。ブレアウィッチで男が壁に向かってただ立っているのが怖かったよーに。だから、そーゆうのが怖いと感じれる人向けの映画だと思います。もっというと最後のケイティの表現は、ボク的にはいらなかったかな。あれで急にリアリティがなくなっちゃった。まー、最後まで何もないとさすがにダメだと感じてのサービス表現だとは思いますが。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-23 02:48:13) (良:1票) |
8.幽霊や悪魔の存在を信じてない人はまったく怖くないだろうな。私もその一人なんだが。やたら恐怖を煽ってたあの予告を思い出すと何か笑える。 モキュメンタリーらしくテンポは悪い。ビデオカメラをもっと色んな部屋に仕掛けてほしかった。動きのない前半はもの凄く退屈でした。 オチは安っぽい。よくシリーズ化できたなと思うくらい全編安っぽい。まあ、安いからシリーズ化ができたんだろうけど。 【Hiro】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-12-27 19:42:52) (良:1票) |
7.私の中でブレア・ウィッチ・プロジェクトに続く駄作でした。終わり方も演出も全てにおいて一つもおっ!と思う点が有りませんでした。 【ClocheRose】さん [映画館(吹替)] 1点(2011-01-13 01:44:14) (良:1票) |
6.期待しすぎたました。もう二度と「低予算なのに…」にはだまされません。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-12-31 21:59:26) (良:1票) |
|
5.つべこべ言わず逃げろ!熟睡かよ! 【tonao】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-07-04 11:17:50) (笑:1票) |
4.多少飲んだ後に鑑賞したのは失敗だった。手ぶれで気持ち悪くなってしまった・・・ 音でびびらせる演出もそれが続いてしまえば、新鮮みもなくなってしまう。 ウィジャボード、昔の写真、録音された音(イエスだったら1回、ノーだったら2回だったかな?)など面白そうなネタはあるのにそれらを使いこなせていない。 ついでに言えば、ミカのしつこさ、ケイティのヒステリーはうざったい。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-06-22 01:09:02) (良:1票) |
3.終盤までちゃんと怖かったので、個人的に何の捻りも無いあの幕切れはビビるどころか拍子抜けでした。「ドキュメンタリー」から「なーんちゃってw!どうだった?怖かったww?」とバカにされた様で一気にしらけます。何とかボードを使って女の子の名前を調べたり、屋根裏で写真を発見したりしますがそのフリも完全スルーで後半に全く活かされていません。130万円ちょっとでハリウッドに出せる映画を作ったのは確かに評価出来ますが、何がそんなにウケて全米一位になったのかは理解できません。フツ―の映画です。個人的には酷評されている『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の方が怖かったし面白かったです。大儲け出来てよかったね、と思ってしまいました。って言うかドア閉めろよ。 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-03-23 19:46:36) (良:1票) |
2.あんな怖い目にあってる同じベッドで、何だっていつまでもグースカ寝てられるんだ? 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-13 20:24:09) (笑:1票) |
1.こういうフェイク・ドキュメンタリーものはいかに日常的リアル感を出すかに掛っているのですが、どうにも場面、場面で『都合のいい』露骨なカットが入っているので肝となるリアル感は損なわれて入り込めません。そして夜の睡眠シーンの異変前には何をどう思ったか作り手は『ゴゴゴゴ』という兆候の効果音なんて出してしまうので舌打ち・・こういうのは何気ない生活音だけでも恐さを出せるし、突然の異変を見せてビックリさせられるのに事前の不穏の効果音なんて流したら、もう間もなく何かが起こるって分かり恐怖に備える準備も出来て効果が薄まると思うんです。リアル感の不気味さに関しては正直、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の方がありました(でも、あれは仲間内の口論が多くてウザい上、作品としても凡作)。ただ夜中に女が長時間、呆然と立っていたり、粉を撒いた後の足跡とか暗闇の開いたドアの気味悪さ(閉めろよ!)異変の見せ方がゾクッとさせられた所もあるので最後まで飽きはしませんでした。でもトータルで観ると単なる一過性映画で記憶に残る映画では全くありません。また、この亜流が増えるのだろうか・・ 【まりん】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-01-31 20:13:01) (良:1票) |