《改行表示》 53.《ネタバレ》 この映画は、非常に味わいと深みのある映画でした。見てよかった。もしも、不倫の経験がある人ならとてもわかっちゃうシーンがたくさん。深く納得したセリフ「一緒にはなれなかったけど、愛し合う運命だったのよ」(byメリルストーブ)は、簡単だけど、出逢うことの尊さを物語っている。一見、平凡で問題のなさそうな家庭も実はそうではなかったりする。フランクの奥さんは自ら「今時愛なんてどこにあるの?」といっている。これは、我々見ているものたちもハッとする場面。特に既婚者には。一瞬、自分にとっての愛がどこにあるのかを確認させられてしまったのではないだろうか? 身体の関係になりかけてやめたシーンも深く納得。罪悪感。人間的でよかった。人間的誠意があってこその愛。不倫は良くないというけど、不倫も悪くないと思わされた映画でした。 【ボビーK】さん 8点(2005-01-29 23:52:51) |
52.《ネタバレ》 私はメリルとデニーロ二人とも大好きなので何度も見てしまうほど好きですが、これは見る側の立場によって大きく好き嫌いがわかれるのではないでしょうか?例えば夫に浮気をされている奥さんがみたら都合の良い展開に腹がたつかもしれないし、夫に不満があって素敵な恋がしたいと思っている主婦の方には自分とメリルを重ねてうっとりするかもしれないし・・・。私は単純に主人公二人の視点で見たので結局別れることになってしまう展開には悲しみを覚えましたが。映像はきれいでとても素敵で、特にメリルを美しく見せているなと思いました。私の1番好きなシーンはラストのラストです。混んだ電車の中で一生懸命お互いが近寄って行き、やっとそばに寄れてつっとあげた最後のメリルの顔がすごく好きです。 【MK】さん 8点(2004-12-05 18:16:10) (良:1票) |
51.絶妙な仕上がりのいい作品で出演者の演技も非常によかったのですが、やはり不倫物ということでラストがああなっても爽快感はなかった。しかしこの映画が不倫物であるにも関わらず主人公の二人を結ばせてあげたいと心底思えるのはそれぞれの結婚生活をあまり描かなかった点だと思う。 |
50.配偶者以外との見境のない恋愛を正当化しているようなストーリーが見ていて不快だった。それぞれの夫婦にも微妙な心のすれ違いがあったようだが、それならば本屋や電車で偶然出会った赤の他人との恋愛よりも、配偶者との関係改善にエネルギーを費やせばいいのに。それぞれの配偶者との間に心が通い合っていなかったことが描かれているが、あの2人が配偶者以上に理解しあっていたかは疑問。ただ配偶者への不満と情熱だけで突っ走っているように見えた。これからもあの2人がうまくいくとは限らない。うまくいかなくなったら、きっとまた電車で会った人との安易な恋愛に逃げるのだろう。音楽が素晴らしかっただけに、自己中心的なストーリーで残念。 【チョコレクター】さん 6点(2004-09-25 21:55:10) |
49.デ・ニーロの「俺ってハンサム?」やメリル・ストリーブの「私、なにやってるのかしら?」がいい。デ・ニーロの奥さんが良い人なので可哀想。メリル・ストリープの旦那の気持ちも分かるし、なんて言うか、もう、上手く創ってあるな。 【マックロウ】さん 8点(2004-06-09 13:38:27) |
48.《ネタバレ》 久しぶりにみて、結構細かいところまで気をつかって作ってあるなぁ、と感心。恋愛経験のあるひとなら誰でも、感じる感情をうまく表現してあるなぁと。電車で言葉を交わすときの、デ・ニーロの相手の反応をうかがったり、デートの時、服をとっかえひっかえするとか。父親が入院することになったときに、夫がつかまらずついつい、彼のほうに電話してしまったりする彼女の弱さとか。不倫のわりには、さっぱりしているのは、修羅場があまりないことと、もとの結婚関係を、この恋のために、解消している潔さのせいなんだろうな。 【ちひろ】さん 8点(2004-04-12 10:34:48) (良:1票) |
47.ここまで家族を無視して不倫をされると爽快ですらある。 【永遠】さん 5点(2004-04-01 01:40:26) |
46.ニューヨークのリツォーリを訪ねてしまいました。思っていたより小さな書店でした。うん、こんな感じ |
45.ニューヨーク、クリスマス、偶然の出会い、美しいメロディ。描こうと思えば不倫もキレイに描けるもんだ。当事者同士の苦悩に思いを巡らせてみても独身の自分には自ずと限界が…。それにしても、2人が全っ然人目を忍ぶ素振りがないのは何で?駅でも堂々とキスしちゃってるし、フランクの最寄り駅まで一緒に帰るし。修羅場が描かれていないので、大人のメルヘンの域を出ていない。とはいえ、表情で勝負できる2人の演技力はさすがの一言で絶賛したい。 【やすたろ】さん 6点(2004-02-04 23:27:10) |
44.全体的にどろどろした部分が少なく、見終わった後にさわやかな気分になれた。メリルはやっぱり演技がうまい。 【トナカイ】さん 8点(2004-01-31 23:32:23) |
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《改行表示》 43.《ネタバレ》 メリル・ストリープは、どの映画でも常に“これからものすごい演技を見せてやる!見てな!!”という感じ。どMだと思う。 ダイアン・ウィーストは、年をとった現在の方がキュートだ。 【つちのこ】さん 4点(2004-01-23 18:10:26) |
42.大人の恋愛映画でした。クリスマスが近い頃に見てよかったです。サントラが素晴らしかった。メリル・ストリープはイイ女優ですね。 【ギニュー】さん 7点(2004-01-22 20:09:12) |
41.《ネタバレ》 相手(夫・妻)に何の不満もない幸せな者同士が出会う物語、と見られやすいけれど、さにあらず。モリーは二年前に生後五日で失った子どもへの喪失感、そしてその件で支えあうことのできない夫への満たされない思い、諦観と孤独感を抱えている。またフランクは切れ者の妻の一言「愛なんていまどきどこにある?」に、価値感のすれ違いを感じとる。モリーの父親が亡くなったとき、抱え込む夫への彼女の叫び「私に触らないで!」はそれまで深く心にためこんでいた言葉だ。その二人がきちんと痛手を負い、一人で人生を出直そうとしたときに再び出会う。単なる不倫恋愛映画として見るのはもったいない。ラストに流れるデイブ・グルーシンの軽快なテーマが、風のようにくるくると舞う運命、人生を愉快に表しているようですがすがしい後味だ。 【やまねこ】さん 8点(2004-01-18 01:07:26) (良:3票) |
40.昔、愛川欽也氏がうつみ宮土理サンと不倫を経て結婚したときに、言った言葉が忘れられない。座右の銘です(なんちゃって)。曰く「結婚していたって人を好きになることはあるんです」。私はそれは真実だと思うんですね。まあ浮気癖の弁解ととれないこともないけど、もともと恋なんて出会い頭の事故みたいなもの(古くさい人間から見たら、今みたいに「カレ(カノジョ)はいて当たり前」みたいな風潮は単なるファッションでそれは恋とはいわんです)。自分の心を勘違いして起こる大恋愛だってありまさーな。だから、不倫相手に走ったって、実は元の相手のほうがよかったよ~と嘆く場合だってある。そんな愚かなことやってちゃいけません、と思う人はそう生きればよろしいし、だけど、愚かだけどかわいいとこもあるじゃないですか、こうなってあーなって、そりゃしょうがなかったよね、ということもあるのが、人間のありのままの姿です。つまずくときもありますよ。もちろん、石橋をたたいて渡る人もいるでしょう。中にはたたいてたたいて、でも渡るのをやめちゃう人もいる。たたきすぎて、ぶっこわしちゃう人もいる。私のように、なぜか同じ相手とずっと暮らしつつ、生活面では、橋を見もしないで、ダダダッと渡ってしまうような困ったチャンもいる。生きてりゃいろいろあらーな、ってことです。まあしかし最近は、映画より現実のほうがすさまじいことがありすぎて、アタマがクラクラすることのほうが多いけどね。あ、映画? えーと何だっけ、そうそう「恋におちて」でしたね。私が言いたいことはほとんど皆さんがおっしゃってるからなあ・・。ありきたりですが、私も最初に観たときに、奥さんのセリフとバチーン!にドキッとし、シナリオがうまいなーと思いました。女性は男性に常に心を求めている、そのことがよく表現されていると思います。あとは、名優2人の自然な演技を堪能すればいいんじゃないでしょうか? あの2人が本当にふつうの市井の人々に見えるんだから、やっぱりすごい人たちですよねえ・・。そうそう、ブレイクする前のハーヴェイ・カイテルがデ・ニーロの友人役で出てきますね。「タクシー・ドライバー」でも共演し、ハーヴェィもそこそこは売れたんだと思いますが、その後は低迷していた記憶です。本作の当時はまだ「レザボア・・」とか「ピアノ・・」の前だったからか、チョイ役でした。残念。 【おばちゃん】さん 8点(2004-01-18 01:03:25) (良:3票) |
39.よき妻と子がいながら、街ですれちがった程度の人妻に接近していく男。こんな人って、ちょっとおかしいんじゃないか。幸せな家庭より、新たな刺激の方が大事ということなのだろうか。人生に対して不真面目すぎやしないか。まったくもって、見ていて不愉快になる映画だった。 【駆けてゆく雲】さん 3点(2004-01-17 18:43:23) |
《改行表示》 38.演技派の二人が抑えた演技で見せる 切ない ラブストーリーモノの傑作でしょう。セリフもよく考えられて大人の恋を教えてもらった映画です。 【のん、大好き】さん 9点(2004-01-14 19:57:08) |
37.遅れて駅に着いたデニ-ロが振り向くと、微笑みながらメリルが近寄ってきて、思わず駆け寄って抱き締めてキスしてしまう....。あのシーンが最高に好き。会いたくて会いたくてたまらないというせつない恋心が溢れていて、胸が締めつけられそうになってしまった。そして最後のメリルの表情。再会を喜びながらも不安を隠せないあの終わり方は、恋愛映画史上屈指と言ってもいい名ラストシーンだと思う。二度とやってくることのない甘い恋の日々、ああ..。もちろんデイヴ・グルーシンの音楽もGood。 【showrio】さん 8点(2004-01-05 10:51:18) (良:2票) |
36.私の記憶が正しければ、確かこの映画が公開された頃(後?)日本のTVドラマにおける「不倫」ブームが起こったような気がします。別に不倫に関しては肯定も否定もしないんですけど(不倫どころか結婚もしていないので今ひとつ実感がわかないというのもある)、どうなんでしょ?何か二人が恋に落ちた動機が「ちょっとしんどい日常からの逃避」という風に見えてしまったんですよ。そりゃ最初は楽しいだろうし、ときめくとと思いますよ。新鮮だし、イヤな面は見なくてすむし、責任はないし(深入りしなければ)。でもなあ・・・別に二人ともそれぞれのパートナーには不満はなかったみたいなのに・・・と意地悪な見方をしてしまいましたが、やっぱりメリル・ストリープとロバート・デ・ニーロの演技と↑のようなことを考えながら観たおかげで退屈はしませんでした。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-01-04 22:25:59) |
35.《ネタバレ》 不倫の現実を美しくステキに描いた映画だと思いました。パートナーにさほど不満がなさそうな人同士なのにこんな風になってしまうものだろうか?でもそうなのかもしれないなあと思ったり。最後、再会するまでにお互いが独りになっていたのでそれなりに筋は通っていると思い自分としてはほっとしました。やっぱりパートナーを傷つけて同時進行で自分だけいい思いしちゃいかん。 【ちいぼう】さん 6点(2004-01-04 10:48:15) |
《改行表示》 34.見直すたびに良いところが発見できる「待ち合わせ映画」の決定版。携帯電話が普及した今となってはもうこのような作品は作れない。「泥棒成金」とか「トップガン」とか女の人が車を運転するシーンが妙に記憶に焼きつく私としては、土砂降りの雨のなか遮断機が降りてくる踏切で急ブレーキをかけたメリル・ストリープが忘れられない。あそこで止まったということは、つまりは「踏切」れなかったということ。の、はずだったんだけど、、、。 |