1.《ネタバレ》 実写版ヤマトの前に、こんなのがあったことを忘れていました。CSが放送してくれたので鑑賞しました。酷い、のひと言で済ますつもりでいたけど、何も書かずに0点というのも酷いと思うので少しコメントします。 いまさら台詞の無い森雪のセミヌード見せてどうすんねんとか、古代クンは暗算が得意だったとか(800万秒は3ヶ月らしい)、艦内のどうしようもない軍紀とか、全員が同じ顔に見える新乗組員とか、気になることはたくさんありますが、そんなのは瑣末です。古代クンによる「宣戦布告」。これがどうしてもいただけない。すでに40年近くも昔になるイスカンダルへの航海で、好戦的だった戦闘班長の古代クンは「愛し合うべきだった」と人間的に成長したんじゃなかったのかい。その「宣戦布告」で移住を済ませた何億もの人が危険に晒されたら、あんたは責任を取れるのか。他の星の提督さんの独断による星間連合への反旗も同様です。そんなことだから、忌むべき「特攻」を単なる繋ぎに配置できるのだと思いました。 場当たり的に危機を醸成し、場当たり的に戦闘し、場当たり的に人を殺して切り抜ける。このお話から、何を感じろと言うのでしょう。二次大戦を振り返った映画が、未だに多くの局面でもがいていると感じる中、無造作に無神経な描写を放り込む本作には怒りさえ覚えます。製作者のモノを作る姿勢の根本部分に大いに疑問を覚えます。お亡くなりになっても、作品は無くなりません。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2013-04-25 18:20:59) (良:1票) |