5.《ネタバレ》 酷い映画でした。でも監督さんのメッセージ(戦争に対する偏った考え方)はビンビン伝わってくる内容でした。 ■戦争のプロパガンダ映画とか、カルト宗教系の映画なんかこういう雰囲気だと思います。 ■この映画で日本の太平洋戦争時の行為をなぞらえて正当化しようとしているのだと感じました。この映画では戦争回避とか話し合いとか存在しません。文民統制なんて毛ほどもありません。現場の軍人が国民(星)全体を危機に晒す決断を勝手にします。そして国民も納得してくれるだろうと、自分の価値観で勝手な妄想を語ります。 ■こういうことを言い出すときりのない映画で、そのテーマ部分でもドン引きですが、なによりも話が成り立っていないし、キャラクターが生き生きしてません。設定や話はすべてナレーションやセリフで語られます。それでも説明不足です。映像で語るなんて映画らしいことはしません。 ■キャラクターの性格付けが出来ていないので、行動の理由が謎です。医者が戦場で人を殺しまくったり、自殺を選択する場面。上官に口答えしたり命令無視する統制の取れていないヤマトの軍人たち・・・・。なにを言いたかったんでしょうか。 ■そしてその登場人物たちの紹介場面が多すぎ長すぎ無駄すぎ。話の中で性格や能力を理解させればいいのであって、、、、。ってそんなことできるくらいなら、もっとちゃんと映画作るか・・・。 ■何人かでツッコミながら見れば楽しめるかもしれません。 【まめ】さん [映画館(邦画)] 2点(2009-12-30 21:58:11) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 実写版ヤマトの前に、こんなのがあったことを忘れていました。CSが放送してくれたので鑑賞しました。酷い、のひと言で済ますつもりでいたけど、何も書かずに0点というのも酷いと思うので少しコメントします。 いまさら台詞の無い森雪のセミヌード見せてどうすんねんとか、古代クンは暗算が得意だったとか(800万秒は3ヶ月らしい)、艦内のどうしようもない軍紀とか、全員が同じ顔に見える新乗組員とか、気になることはたくさんありますが、そんなのは瑣末です。古代クンによる「宣戦布告」。これがどうしてもいただけない。すでに40年近くも昔になるイスカンダルへの航海で、好戦的だった戦闘班長の古代クンは「愛し合うべきだった」と人間的に成長したんじゃなかったのかい。その「宣戦布告」で移住を済ませた何億もの人が危険に晒されたら、あんたは責任を取れるのか。他の星の提督さんの独断による星間連合への反旗も同様です。そんなことだから、忌むべき「特攻」を単なる繋ぎに配置できるのだと思いました。 場当たり的に危機を醸成し、場当たり的に戦闘し、場当たり的に人を殺して切り抜ける。このお話から、何を感じろと言うのでしょう。二次大戦を振り返った映画が、未だに多くの局面でもがいていると感じる中、無造作に無神経な描写を放り込む本作には怒りさえ覚えます。製作者のモノを作る姿勢の根本部分に大いに疑問を覚えます。お亡くなりになっても、作品は無くなりません。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2013-04-25 18:20:59) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 自分は松本零士ファンだったから、この松本零士抜きのヤマトが本当は気に入らなかった。そのくせ、ヤマトやアナライザーのデザインを使ってるし、佐渡先生も松本キャラだし、回想とはいえ、あの沖田艦長を出すなら、クレジットに名前出すくらい、すべきだと強く思う。
今回の映画は、ちょっと頭でっかちというか、分に似合わぬ風呂敷を広げた感がある。露骨に現実の世界情勢の中のアメリカを意識した、国家ナントカ同盟の中のSUSという国の描き方など。同盟中の力のバランスにより、一国が横暴な振る舞いをするのは、たしかに問題だが、軍として決定がなされているにもかかわらず、その命に従わぬのも大問題。そして、これは地球側にこそ顕著に描かれるが、全く本国の意向を仰がないで軍事行動をとること。宣戦布告までするって、古代よオマエはもう、地球の代表でも、ヤマトが最後の船でも無いんだぞ。 そして、この物語の中で、ちょっと気になるのは、アマール国という星。これはそのナントカ同盟の一国で同盟に加わることで、平和を取り戻した星。横暴な同盟国はいるが、なんといっても現状で、人が死なずに済む平和の状態がある。この平和を壊してしまうことは正しいことなのか?この星の人を戦火に巻き込む権利があったのだろうか? かつて、絶滅の危機に瀕した星が、地球を欲して攻めてきたとき、「愛しあうべきだ」と言ったその人は、自分が他の星を欲する今、話し合う絶好の機会を得た今、それで解決する道を考えなかったのだろうか? ああっ!おそらく異次元の人であろう、今回の敵はまた困った事を言っているぞ。「我らの世界を維持せんとしてこの次元を掌握する」だと。ほら、敵にも「愛すべき余地」があるぞ、古代。どうする? 様々な思わせぶりな設定を、ガシガシ踏み越えて、ヤマトはいつも通り、敵を撃破してメデタシメデタシ。……なんだかなあ。
ところで、要らぬ心配だが、衛星は惑星のモノなんだろうか?もし、月に住みたいという宇宙人が来たら、地球人には拒む権利があるんだろうか? 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-08-31 04:05:36) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 まず、びっくりするのが絵が松本零士先生の絵ではない・・それは諸事情があるから仕方ないとしても、新しいキャラが味も無い出来損ないの日本人形のようなキャラ・・こんな古代あるかい!しかもキャラ一人残らず表情が実にぎこちなく、どんな状況でも表情があまり変らないからドラマも盛り上がらず、単調。印象に残るキャラクターが全くいない!しかもみんな基本、座ってるか立ってるだけなのも問題・・物語は動いているのにキャラが動いてないように見えるって・・・どんないい話でも乗れません。しかも途中の回想でかつての劇場版がそのまんま流れるシーンに驚いた・・だって元の松本先生のキャラと今回の絵が同一人物には全く見えないほど絵が似通ってないから全く違うアニメが開始したかと思ったよ!と思ったらヤマトの医者だった佐渡先生は松本先生風なキャラでもうメチャクチャ!ストーリーも見せ方もよく考えると変で、腑に落ちない・・とにかくつまんなかったです。結局、最後は地球が助かりますが、そのお陰で直前の佐渡先生、真田さん、無駄に長い長い動物の描写、ギリギリで逃げた最後の人類達の『さよならー地球』『ありがとう地球』がすべて『じゃあアレはなんだったの?』となっちゃうじゃん。だったら地球を守る為に最初っから古代たちヤマトが何とか奮闘する話にした方がスムーズに行くんじゃないの?最後の第三艦橋でうずくまる女の執拗に迫るシーンも意味不明(しかも他のクルー達に全く気付かれてない・・)そしてトドメは驚愕はクレジット・・ものすごいでかい文字で『プロデューサー 西崎義展』ドーン!しばらくしたらもう一回『監督 西崎義展』と死ぬほどでかい文字でドーン!『俺様』アピールは一回で済ませろよ!そして最後の最後・・驚愕のドンデン返しが待ってます。『第一部・完』『えええええええええええええええええええええええ』と心で叫びましたよ。ヤラれた・・ドンデン返しの衝撃がここで味わえるなんて・・。恐らく第二部は作られないと思いますが、もういいよ! 【まりん】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-01-23 15:34:27) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 純粋にファンとしてヤマトが復活してくれたのは物凄く嬉しい。西崎氏を初め、製作に係わったスタッフ全員に大いに感謝をしたいです。 しかし作品自体は問題ありあり。特に脚本のやっつけ具合は凄まじい。ヤマトが移民船を守る所までは文句なしに面白かったのですが、中盤ヤマトがアマールに到着してからがもうどうしようもないです。SUSの名を借りた露骨なア○○○批判を展開したり好漢ゴルイ将軍をあっさり殺してしまったりと「製作陣は何がやりたいんだ?」と首をかしげることしきり。そして終盤にかけての怒涛のご都合主義連発(絶望に打ちひしがれている地球人にわざわざ攻略のヒントを与えにやって来るメッツラーっていったい…)は本当に目も当てられない酷さで「あちゃー、やっちまったなー!」感が満載です。劇場を後にする人たちが総じて微妙な顔をしていたのも致し方ないでしょうね…。それくらい内容を語るなら「アレ」な映画でした。 だがしかし!ナニな部分も含めてこの作品が『ヤマトしていた』事も紛れもない事実です。辻褄が合わない?敵が間抜け?唐突な特攻?なんだ、今までどおりのヤマトじゃないかw そう考えれば従来のヤマトファン、「『さらば』までしか認めね~」的な人以外は存分に楽しめる作品であると言えるでしょう。今から観ようと思っている方は肩肘張らず頭をからっぽにして「ブルーノアかっけー!」「ヤマトつえー!」「真帆かわいいー!」などと心の中で叫びながら観賞することをお勧めしますw 【taxyun】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-12-15 20:04:04) (良:1票) |