1.《ネタバレ》 個人的には09年NO.1のおバカ映画。 Avalonという架空世界(オンラインゲーム)を舞台にした映画。
以下本作のおバカな点
①出てくる敵はデカイみみずだけ
本作で主人公含む4人のプレイヤーが倒す対象として登場するのが、 デカいみみずです。
物語を終始このデカいみみずを倒す事を目的に繰り広げられます。
敵はデカいみみずしかいません。
「オンラインゲームならもっと色々な種類の敵いないの??」
そう思った矢先登場したラスボスは・・・なんと!!
デカいみみずより少し大きいみみずです。 色がチョット違います。
「同じモンスターの色違い」
ゲームの世界でありがちな事。 この作品はしっかりと表現しているように思います。
②仲間同士のケンカがラウンド5まである
本作の中盤、黒木メイサ演じる主人公グレイと藤木義勝演じるイェーガーが内輪もめし、 決闘をするシーンがあるのですが、
架空ゲーム上では何度もコンテニューが出来るからなのでしょうか? なんと同じ決闘が5回も繰り返されます。
しかもこの決闘、実力差がありすぎてケンカというよりも 黒木メイサが藤木義勝を一方的にボコボコにしている映像が永遠と流れます。
私はこれはケンカではないと思います。
プレイだと思います。
アサルトスーツを着た黒木メイサのSMプレイ
需要はあると思います。
③永遠と写されるかたつむり
本作は70分という短い尺でありながら、
その多くの時間を
「歩くイェーガー」 「かたつむり」 この2つを写すシーンに使うという不思議な映画です。
程よい眠気を誘うこのシーン。
「早く敵出てきて!」 そう私は願いました。
そう思った矢先!
なんと出てきた敵は!!
はい、そうです。 デカイみみずです。
④押井監督、映画として歪な情熱のかけ方。
本作は物語は退屈、 CGクオリティも低く、 このレビュー上の評価も正直納得の作品なのですが、
個人的に好きだったのが藤木義勝演じるイェーガーの衣装。
背中に担いだデカイみみず・・・じゃなかったデカイ銃。
そして背中にぶら下げたフライパンがなんともいえない哀愁を漂わせます。
そしてそのフライパンで作る料理「ベーコンエッグ」の美味そうな映像は、 誇張でも何でもなく「かもめ食堂」を超えてますw 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-07-13 00:57:51) |