7.日本特撮映画史上の最高傑作! しかも、この映画ほどイマジネーションを働かせてくれる作品はそうはなく、傑作としての説得力は十分過ぎるぐらい持っている。“ゴジラ”という希有なキャラクターが日本のみならず世界中にその名を轟かすというのは、その存在がいかに激烈であるかの一言でしょう。とにかく想像上の生き物である怪獣“ゴジラ”を生み出したことが凄いし、素晴らしい。その山の様にとてつもなく巨大な生き物が白熱光線を吐き散らし、都市を破壊し尽くす様は想像しただけでも恐ろしい光景だ。個人的にはあまり理屈っぽく考えず、ただただ“ゴジラ”という巨大な生き物に恐れおののけば良いと思う。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-07-27 00:05:08) (良:1票) |
6.この作品はプライベート・ライアンより、ブラックホーク・ダウンより戦争というものをしっかり描いていると思う。暗闇の中を暴れ、子供連れの母親だろうが、アナウンサーだろうが何とか船の事故から助かった生存者だろうがゴジラは無差別に殺し続ける。この姿は戦争と空襲そのものだ。病院でガイガーカウンターの反応が何を意味しているか分からなかったり、母親の死に泣きじゃくる子供たち。すべて戦争の廃墟で見られた光景なのだろう。アメリカ版では、この放射能うんぬんが全てカットされている。自分たちの国を悪役にしようとしないその姿勢には気分が悪くなってしまう。アメリカ版もフランスのせいにしていた。どうしようもない。 【クラウン】さん 10点(2003-06-18 17:13:34) (良:1票) |
5.個人的に、このゴジラのテーマ曲は邦画史上最もキャッチーなテーマ曲の一つではないかかと思っております。これを見て初めて知りましたよ。今の怪獣映画と違って、この第一作目のゴジラにはちゃんとテーマ、メッセージがあるではありませんか。こんなにも悲しい話だったとは、、、、。 【あろえりーな】さん 7点(2003-05-31 21:46:58) (良:1票) |
4.「かっこいい」「強い」ゴジラはほかの作品で楽しめる。しかし、「怖い」ゴジラはこれだけだ!白黒の画面は総合的にはカラーに劣るかもしれないが、その代わり、ゴジラによる火災などの災禍を生々しく見せる。今は熱線を受けたものは爆発し、崩れるだけだが、この映画では金属が溶けていくシーンもあり、「原爆」を意識させる。しかし何よりゴジラの目線に注目してほしい!逃げ惑い、泣き叫ぶちっぽけな人間たちを見下ろしているのだ!おお、何という恐怖感か。まるで本当にゴジラに襲われているみたいだ。今のゴジラは、ただビルを破壊したがっているようにしか見えないというのに。 |
3. ハッキリ言って現在のCG等最新SFXをいくら駆使しようと絶対にコレを越えるのは無理だ。何故か?無から有へと文字通り創造(クリエイト)するための「センス・オブ・ワンダー」を持つ人材が今の特撮界には絶望的に存在しないからだ。どいつもこいつも本作品以降を幼少時に観て育った「おたく」ばかりだし。自分も含め、所謂マニア(おたく)では「第二の円谷英二」には到底なりえない。既存のモノを云々することからしか語れないのだから、至極当然ではあるのだが。偉大なる円谷英二特技監督に敬意の限りを込め…当然の如く10点満点を進呈! 【へちょちょ】さん 10点(2002-12-27 11:39:05) (良:1票) |
2.完全なフィクションの中に、リアリティがある。「こういう映像が観たかったんだ!」と言える数少ない映画作品。 【ようすけ】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2002-09-30 01:49:44) (良:1票) |
1.小学校3年の時、クラスではこの映画の話題で持ちきりで父親にねだって連れて行ってもらいました。いまでもこの映画を見た衝撃は忘れられません。当時一生懸命科学図鑑を見て怪獣の名前を覚えたものです。ゴジラ映画でこれ以上のものはないでしょう、最近ビデオで見直しましたが今の映画と全く見劣りがしないのに愕きです。私の映画人生はこれから始まりました。出来ることなら11点。この映画たしか輸出用にアメリカ人記者が絡んだ場面を挿入して編集しなおした映画があった筈なのですが??。 【sokrates】さん 10点(2002-03-29 18:09:46) (良:1票) |