12.なんという映画でしょうか!メッセージ性とエンターティメント性の両立を見事に兼ね合わせていて50年前の映画とはとても思えなかったです。そりゃ映像は古いかもしれませんが俺には何故か真に迫るものがありました。作りも丁寧で何というか職人気質のミニチュアと面白いものを作ってやるという並々ならぬ熱意が、画面からしっかりと伝わってきました。芹沢博士の最期のセリフは何度も何度も自分の心の中でずーっとかみ締めていたい珠玉の名台詞。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-12-18 23:41:15) (良:1票) |
11.今時の映画に有りがちな続編を匂わせるような終わり方ではなくって完結した“哀しい”終わり方であった事こそが素晴らしかったと思います。ってでもその後もあの手この手と使ってたんび復活して来て懲りずに現在にまで至ってますけどね… っで、それとは全く別で関係ない話ではありますが“私は変えない”昔っから今でもずっと着メロゆうたらこのゴジラのテーマのまんまです。だってさ、これってやっぱ素晴らしいですもん。何遍聞いても絶対に飽きないですもん。例えばジョン・ウィリアムスの楽曲なんかにも絶対に負けてないですもん。 ってそのぐらいに好きなのですもん このテーマ。(←だから何?) 【3737】さん 9点(2004-11-21 23:48:39) (良:1票) |
10.記憶に新しい戦争の記憶、癒されぬヒロシマ・ナガサキの傷あと、ビキニ環礁水爆実験の現実、核兵器が世界に広がっていく言い知れぬ恐怖。当時、日本人だけが持ちえたであろうこれらの不安と怒りのメッセージを、ひとつの映画に込めようとしたスタッフの情熱と、天才特撮監督円谷によって生み出された傑作。ゴジラが永遠にゴジラであり続けるのは、この作品によって誕生したからである。末裔がプロレス界入りしようが、アメリカに渡ってジュラシックパークでアルバイトしようが、腐ってもゴジラなのだ。 【パセリセージ】さん 10点(2004-09-28 19:51:51) (良:1票) |
9.最近のゴジラといったらどうも他の怪獣と対決しているイメージが強く、"いい奴"としてのゴジラをまず想像してしまう。映画館に押し寄せるゴジラファンは何を期待しているかといえば、間違いなくゴジラが大都市を破壊し尽くすシーンだろう。この元祖ゴジラはその後の怪獣バトルを考えると、数少ない「人間たちを照準とした」作品で、都市の破壊こそが信条だった。「ゴジラが来る夜に」という非常に面白いゴジラ論では、この作品において「怪物が現れた、怪物を殺せ」ではなくて「怪物が現れた、人間が変われ」という可能性を提示したと書いている。そうなるとゴジラとは一体何なのか。シリーズを通してそのあり方を何度か変化させたゴジラはそれぞれ別のものなのか。怪物とは人間の内に潜む恐怖(とは言い切れない部分もある)が具現化したものであり、それが人間に悪い影響を与える。これを「殺す」というのは何だか気味が悪い。それは自分を殺すという意味でもあるから。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-09-24 16:57:52) (良:1票) |
8.オジは1954年生まれ、ゴジラとおない年です。ガキの頃、怪獣映画大好き少年で、あの頃の怪獣映画は全て観てたね。円谷監督は憧れの人で、オレは将来、怪獣映画を創るんだ、と本気で思っておった。そんな人間が、元祖「ゴジラ」を観た時の衝撃! 今まで観てた「ゴジラ」は何なの? という感じだったったね。今風にいうと、チョ~リアル~て感じ~。ドキュメントニュース映画を観てる様な感じだったね。テーマも良いし、戦後の金も物資もない状況でよく創ったと思うよ。それだけでも高評価! それはそうと昔は映画館でニュースをやってたんだぜ。それと地元商店のスライド広告。古いなワシも。 【すぎさ】さん 9点(2003-07-29 11:40:56) (良:1票) |
7.日本特撮映画史上の最高傑作! しかも、この映画ほどイマジネーションを働かせてくれる作品はそうはなく、傑作としての説得力は十分過ぎるぐらい持っている。“ゴジラ”という希有なキャラクターが日本のみならず世界中にその名を轟かすというのは、その存在がいかに激烈であるかの一言でしょう。とにかく想像上の生き物である怪獣“ゴジラ”を生み出したことが凄いし、素晴らしい。その山の様にとてつもなく巨大な生き物が白熱光線を吐き散らし、都市を破壊し尽くす様は想像しただけでも恐ろしい光景だ。個人的にはあまり理屈っぽく考えず、ただただ“ゴジラ”という巨大な生き物に恐れおののけば良いと思う。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-07-27 00:05:08) (良:1票) |
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6.この作品はプライベート・ライアンより、ブラックホーク・ダウンより戦争というものをしっかり描いていると思う。暗闇の中を暴れ、子供連れの母親だろうが、アナウンサーだろうが何とか船の事故から助かった生存者だろうがゴジラは無差別に殺し続ける。この姿は戦争と空襲そのものだ。病院でガイガーカウンターの反応が何を意味しているか分からなかったり、母親の死に泣きじゃくる子供たち。すべて戦争の廃墟で見られた光景なのだろう。アメリカ版では、この放射能うんぬんが全てカットされている。自分たちの国を悪役にしようとしないその姿勢には気分が悪くなってしまう。アメリカ版もフランスのせいにしていた。どうしようもない。 【クラウン】さん 10点(2003-06-18 17:13:34) (良:1票) |
5.個人的に、このゴジラのテーマ曲は邦画史上最もキャッチーなテーマ曲の一つではないかかと思っております。これを見て初めて知りましたよ。今の怪獣映画と違って、この第一作目のゴジラにはちゃんとテーマ、メッセージがあるではありませんか。こんなにも悲しい話だったとは、、、、。 【あろえりーな】さん 7点(2003-05-31 21:46:58) (良:1票) |
4.「かっこいい」「強い」ゴジラはほかの作品で楽しめる。しかし、「怖い」ゴジラはこれだけだ!白黒の画面は総合的にはカラーに劣るかもしれないが、その代わり、ゴジラによる火災などの災禍を生々しく見せる。今は熱線を受けたものは爆発し、崩れるだけだが、この映画では金属が溶けていくシーンもあり、「原爆」を意識させる。しかし何よりゴジラの目線に注目してほしい!逃げ惑い、泣き叫ぶちっぽけな人間たちを見下ろしているのだ!おお、何という恐怖感か。まるで本当にゴジラに襲われているみたいだ。今のゴジラは、ただビルを破壊したがっているようにしか見えないというのに。 |
3. ハッキリ言って現在のCG等最新SFXをいくら駆使しようと絶対にコレを越えるのは無理だ。何故か?無から有へと文字通り創造(クリエイト)するための「センス・オブ・ワンダー」を持つ人材が今の特撮界には絶望的に存在しないからだ。どいつもこいつも本作品以降を幼少時に観て育った「おたく」ばかりだし。自分も含め、所謂マニア(おたく)では「第二の円谷英二」には到底なりえない。既存のモノを云々することからしか語れないのだから、至極当然ではあるのだが。偉大なる円谷英二特技監督に敬意の限りを込め…当然の如く10点満点を進呈! 【へちょちょ】さん 10点(2002-12-27 11:39:05) (良:1票) |
2.完全なフィクションの中に、リアリティがある。「こういう映像が観たかったんだ!」と言える数少ない映画作品。 【ようすけ】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2002-09-30 01:49:44) (良:1票) |
1.小学校3年の時、クラスではこの映画の話題で持ちきりで父親にねだって連れて行ってもらいました。いまでもこの映画を見た衝撃は忘れられません。当時一生懸命科学図鑑を見て怪獣の名前を覚えたものです。ゴジラ映画でこれ以上のものはないでしょう、最近ビデオで見直しましたが今の映画と全く見劣りがしないのに愕きです。私の映画人生はこれから始まりました。出来ることなら11点。この映画たしか輸出用にアメリカ人記者が絡んだ場面を挿入して編集しなおした映画があった筈なのですが??。 【sokrates】さん 10点(2002-03-29 18:09:46) (良:1票) |