13.時代も場所も違うのに、この作品に対する共感はどこから生まれるのだろうか。異性へのあこがれ、酒への興味、高校の束縛からの解放など。それ以上に、真剣に悩んだ人生の岐路は誰にでもあり、それが自分の場合と重なるからなのだろう。生まれ育った土地を飛び出すのか、残るのか。どんな青春時代であっても、自分の判断を後悔している者にとってはなおさら、その時の思い出が胸を熱くします。劇場で最後に拍手が起きた最初の作品です。 【パセリセージ】さん 10点(2004-05-08 07:57:49) (良:2票) |
12.私の青春の1ページとでも言いましょうか。とにかく大好きで何度も見ましたね。30年以上経っても相変わらずあの映画の中には憧れのアメリカがあります。あの映画から受けた影響は私にはとても多かったな。TシャツにCAMELのタバコ巻きつけたポール・ル・マットにシビれたっけ。そして切ないラスト。DJウルフマンも最高でした。今でもオープニングの“Rock Around The Clock”を聴くと鳥肌が立ちそうになる・・・個人的に思い入れがあるので10点捧げます。 思い出のいっぱい詰まった1本。 【fujico】さん 10点(2003-06-08 20:25:48) (良:2票) |
《改行表示》 11.ネタバレ 冒頭の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」から始まって、エンディングの「オール・サマー・ロング」に至るまで、何と全41曲がほとんど休みなく挿入されている。これだけの音楽がちりばめられている映画が他にあるだろうか。プラターズの「オンリー・ユー」や「煙が目にしみる」など、今もなお聴かれる名曲も多い。 おもしろいのはラジオで流れる深夜放送のDJ、何と終盤では顔まで見せるが、この人こそが当時(1958年~1966年)全米にロックン・ロール音楽を流し続けたウルフマン・ジャックその人である。 音楽とともに大事なのが、彼らが乗り回している車である。58年型シボレー、56年型サンダーバードなど、クラシックカーファンにとっては目が離せないかもしれない。 それぞれの車に乗り込んだ若者達は、別々に夜の街へと散っていく。そこで繰り広げられる一夜のドラマは、彼らにとって青春の想い出の一コマになったであろう。もちろん彼らと同年代(ドレイファスと同年生まれ)の私にも想い出となる映画であった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-20 07:29:07) (良:1票) |
10.普通の青春映画でした。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-14 12:03:13) (笑:1票) |
《改行表示》 9.ネタバレ 長い間この作品のレビューを書かないでいました。なぜかと自分に問い掛けるが、なんなのかよくわからずにいました。私にとってこの作品はとっても大事な宝物のようなものです。甘酸っぱい青春を(私にもあったんですよ!)ふつふつと思い起こさせてくれる素晴らしいアート作品です。みながそれぞれの思いを胸に旅立つ最後の夜スライドショーのように過ぎ去りし青春のカットが見ている我々にも呼び起こされてきませんか?大作ではもちろんありません。脚本もたけているわけではありません。新進のいち監督が自分の半生を振り返りひとつひとつかみしめるように撮りあげた作品です。彼にもこれからどのような人生が待つかわからない。劇中の人物にもしかりです。ただ、ある通過点で確かに何かの決別を迎えたのでしょう。誰にとってもこのような決別はあるのじゃないでしょうか?胸にキュンとくるオールディーズにのせてそこを、ついてくるよき作品だと思います。現実にもその後の監督、出演者のさまざまな世界の活躍は皆さんがよく知るところでしょう。今でも青春喚起剤のように度々我が家ではこのDVDをかけます。そんなふうにこれからも語り継がれていくことを願いたいと思います P.S ジョージルーカス→言わずもがな大監督! ハリソンフォード→知らない人いないよね。 ロンハワード→ビューティフルマインド・コクーン・アポロ13・バックドラフトの名監督 リチャードドレンフアス→ジョーズ・未知との遭遇のあの人 【としべい】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-05 13:03:44) (良:1票) |
《改行表示》 8.生まれた時代も違えば国も違う、作中流れたオールディーズなんてせいぜい1,2曲しか知らない自分ですが、ものすごく懐かしく切ない気持ちになりました。 はっきり言ってこの映画、ストーリーはさほど重要ではありません。 女の子と遊ぼうが、自動車レースをしようが、警察にちょっかいを出そうが何でもいいのです。でもそれらの中には確かに、多くの人が若い頃に抱くであろう普遍的な感情があったように思います。だからこそ、カート達とは全然違う青春を送った私でも共感できるのだと思います。 これといって印象的なシーンがあったわけではないけれど、この映画そのものが、全部ひっくるめて、思い出の1ページのようでした。 まさに青春映画の傑作だと思います。素晴らしいです。 【Trunk】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-03 22:07:41) (良:1票) |
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7.たった一夜という小さな箱に、しっかりと個性だった四者四様の青春を詰め込んだ、まるで宝石箱のような映画。それぞれのキャラが活きているから、誰に気持ちを投じても楽しめる作品。多くの人に受け入れられる素晴らしい映画だと思います。個人的にはメガネ君に肩入れしちゃったかな。いい格好しようとして嘘ばっかりならべる彼(笑)すっげーわかるーよとニンマリ。そして、それを受け入れてくれる(聞き流しているだけ?)女の子がめちゅくちゃ魅力的でした。ただ、女性との接点が皆無であった高校時代を生きた私にとっては、とても複雑な観後感。青春なんてそんな素敵に描けるもんじゃねえやい。この宝石箱が輝きを増せば増すほど、私の青春時代が切なくなります。(苦笑) 【kozi】さん 7点(2004-05-06 20:29:04) (良:1票) |
6.飛行機の中で見ました。見る前は「どうせ下らなくて、ダサいアメリカ青春映画だろう」と思って、途中で寝るつもりで見ました。ところが、見ているうちに何だか胸が熱くなってしまって、最後まで観てしまいました。いつの時代でもどこの場所でも共通するのもがあるんですね。確かに、高校卒業する頃なんて考えることといえば、女の子のことと田舎から抜け出すことくらいのもので、まさにこの映画の登場人物たちと完全に同じなわけです。一晩の夜遊びを一本の映画にまとめるセンスが光るし、その夜遊びがホントにダサい田舎の夜遊びなのが、この映画のポイントですね。都会育ちの人には判りにくいかもしれないけど。 |
5.ネタバレ マイ・ナンバーワン映画。内容は至ってシンプルで、若者達が車をかっ飛ばしたり、恋愛したりで青春する。たったこれだけの話なのだが、この1962年という時代背景が興味深い。この翌年、ケネディ大統領暗殺を幕開けにアメリカンドリームは崩壊し、ベトナム戦争が深刻化、アメリカは現在にまで影を落とす混沌の時代を迎える。もちろん、これらはアメリカ国民に多大な影響をもたらす。若者たちは徴兵され、戦争に巻き込まれていった。ラストでは主人公たちの将来が残酷までに書き出される。メガネのテリーはベトナム戦争で行方不明になり、走り屋のポール・ル・マットは自動車の巻き添え事故で死亡する。彼はアメリカを体現したような人物で、彼の死が古き良き時代のアメリカの終焉を示唆してるように思える。当時の時代背景をうまく描きだした傑作です。 |
4.ルーカスはウルフマン・ジャックに、自分の言いたいことを代弁させていると思う。「外の世界は素晴らしい」・・・ |
3.こんなに遊び疲れた朝の匂いがするラストは他に知らない。ビートルズを排除した63年のイメージのオールディーズ、アメリカが無邪気だった最後の年。途中にさりげなくボストン「モア・ザン・ア・フィーリング」のイントロが流れるお遊び。キャンディー・クラークもいい味出してます。プレムのせつなさはアメリカの明るい一面ですね。暗い一面は「キャリー」ですね。 【omut】さん 8点(2003-06-17 02:14:52) (良:1票) |
2. 個人的に50年代オールディーズ・ナンバー聞くだけでもゴキゲンになれる青春映画の佳作。ジョージ・ルーカス監督作品てのはコレと「スター・ウォーズ」くらいしかなかったから、判断材料としては少な過ぎて今イチ力量が分からなかった記憶が…。コレだけ観た限りじゃ十代青春物にありがちな下品さが無く、ほのぼのしたヒューマン・タッチが心地良い演出ぶりで好感度大。コレがルーカスの本領だとしたら、矢張り「スター・ウォーズ」シリーズは脇道に逸れたってコトなのか?ウルフマン・ジャックが説教たれるのはチト頂けないが、リチャード・ドレイファスや今や売れっ子監督のロン・ハワードの若き日が拝めるのは楽しい。Graffitiが”落書き”って意味だと知ったのも、この映画を観てからだったよナァ…(遠い目)。 【へちょちょ】さん 8点(2003-02-01 04:41:57) (良:1票) |
1.ポール・ル・マットめちゃくちゃカッコ良かった!キャロルを家の前に送り届けるシーンなんかすごーく憧れます、頭から離れません!そして素敵な音楽!、車も、ファッションも、とにかく不変のお気に入り作品!! 【キャンディ】さん 10点(2002-10-26 00:01:26) (良:1票) |