6.ちょっと評価が高すぎる。ファンへのプレゼントとしてみれば満点なのでしょうが、映画として観たらひどい出来です。
まず、この映画ってプロット的に「うる星やつら2」の平成版ていうかゼロ年代版なんですけど、なんか元祖よりすごいぬるい内容になっています。
そもそも長門が世界を改変した理由って主人公と2人きりの世界を望んだからですよね? だから邪魔なSOS団の部員を世界から排除した。 つまり、長門はうる星2でいうラムちゃんですよね? そんで主人公が現実世界に帰りたいと思うのって、前のほうが楽しかったとかじゃなくてハルヒが好きだからでしょ? 漂流教室みたいな殺伐とした世界なら帰りたいと思うのが普通ですが、一部の奴らがいないだけで帰りたいと思いませんよね。長門とラブコメできるし(笑)
なぜもっとそこを強調しない!! このお話しは主人公がハルヒに惚れているっていうのに気づく話じゃないんですかね? だから長門をふってまで現実世界に帰るんですよね。 もっと長門もラムちゃんみたいに主人公が帰ろうとするのを邪魔しようよ!!
こんなぬるいアニメがヒットするようじゃ日本のアニメも終わりですね。 「うる星やつら2」から20数年、当時のアニメ界の「映画に負けないものを作ろう」という志を忘れたのでしょうね、ファンも・・・ 【のび太】さん [ブルーレイ(邦画)] 2点(2011-01-03 18:11:29) (良:2票)(笑:1票) |
5.《ネタバレ》 妻投稿■ハルヒはまったくノータッチで、この映画が初見。殺人少女は唐突だったけどそれ以外の登場人物設定はすんなり頭に入ってきたし、その世界が変わってしまったことによるキョンの恐怖と絶望を主人公と一緒に感じ、元に戻るキーワードを見つけた事で主人公と一緒に泣きそうになり、灰色の重たい坂道の住宅地で主人公と一緒に走り回った、手に汗握った。■所謂「非実在青少年」とここまで一緒にもがき苦しみ、一喜一憂出来たアニメ映画はあっただろうか。ターミネーター2? バック・トゥー・ザ・ヒューチャー? いや、彼らには常に助けてくれる最強の味方がいた。しかしキョンはたった1人で答えを見つけるために走り回らないといけない。たった1人で自分はどうするべきだったのか選択しないといけないのだ。その選択が「自分も当事者として世界に関わる」というものであるとキョンが意思表示をしたとき、涙がぶわっと出てきて来た。■いわゆる宇宙人や未来人や超能力者と友達になる一般人の求められる「勇気」って、多くの作品ではヒーローの手取り足取りになる勇気でしかない。しかしキョンは自分の意志で、仲間のヒーローの意志に反し、その責任を取る事も含めて選択したのだ。これが出来る男に感動しないわけにはいかないじゃないか! 【はち-ご=】さん [インターネット(字幕)] 10点(2012-07-03 03:54:22) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 期待はずれでした。ネットで見ましたが、レンタルしていたら返却に行く気力が出なくて困るところです。ある朝キョンが目覚めるとそこは今までの世界と違う世界。ハルヒもいない。長門も朝比奈みくるも普通の人間になっでます。そこでキョンは元の世界に戻る方法を模索します。そして「鍵を見つけよ」という本当の世界の長門のメッセージを見つけます。鍵とは何のことかもわからないまま、SOS団のメンバを部室に集めます。するとそれが鍵だったということで、「修正プログラムを起動しますか?」という長門のメッセージが表示されます。「元の世界」と「新世界」どちらを選択するか自問したキョンは元の世界を選択。修正プログラムを起動します。そこで事実を聞きます。ハルヒのわがままに振り回された長門はある朝世界を「超能力者のいない普通の世界(新世界)」に改変してしまったのでした。「元の世界」を望むキョンは世界改変した直後の長門に修正プログラムを打ち込み「元の世界」に戻ります。。。。それだけの話です。。。尺の割りに心に残りません。オタク向けの軽いスナック菓子みたいな品質でした。 【承太郎】さん [インターネット(字幕)] 4点(2010-12-25 21:55:24) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 この作品は、原作が「ハルヒ」シリーズ中飛びぬけた人気を誇り、ファンが長らく映像化を待ち望んでいたものです。それだけに、ファンも制作スタッフも期待と不安がずっしりと蓄積されていました。完全秘密裏に制作が開始され、1年以上の工程を経てこの2月、ついに日の目を見たわけです。完成した『消失』は、驚くべき作品でした。小説の映像化をここまで律儀に忠実に作った映画が今まであったでしょうか。個性の強い監督なら原作は自分色に染めるための焚き木くらいにしか考えていません。160分という上映時間も破格。興行的にいうなら長尺の作品はマイナスです。それを結果的に無視しここまで主人公たるキョンの語り口に惚れこんだスタッフの姿勢に感服します。 キョンと一緒に泣いて笑って苦しんで、傍観者であることをやめる彼を応援したくなる素敵な映画になりました。シリーズを知るものとして9点をつけさせてもらいます。 【みみ】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-02-13 18:35:24) (良:2票) |
2.もう10年も前の映画になるんですね。初めて観たのは、劇場公開から数年遅れてDVDでの鑑賞。 今回、多くの方が亡くなられた京アニの放火事件を機にレンタルで再鑑賞。 全く酷い事件です。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
で、『涼宮ハルヒシリーズ』ですが、正直なところ原作は未読だし、TVのアニメシリーズもそれほど面白いとは思えなかったんだけれど、 まあ母校が舞台と言うことで全て見るには見ました。
ぶっちゃけて言うと、涼宮ハルヒというキャラにあまり魅力を感じない私には、むしろ映画の方が面白く観られました。 ハルヒが脇に回り、キョンをメインとした、けっこう骨太な時空SF。 しかもTVシリーズで張り巡らせた伏線を上手く回収していく、なかなかに練られた脚本。 まあ、『涼宮ハルヒ』シリーズ自体が、キョン目線、キョンの立場で語られる話ですから、キョンが主人公と言ってもイイんでしょう。 ハルヒは、メインヒロインでありながら、その並外れた発想力と行動力で事件を巻き起こしていく、いわば狂言回し的な役割。 そういう意味では、至極真っ当な作りでもあります。
シリーズを通じて、背景に描かれる風景も良く出来ていて、「ああ、あそこら辺だな~」と今は遠く離れてしまった故郷を懐かしく観られました。この辺でも京アニ作品の作りの良さに感心。 まあ、校舎は阪神淡路大震災以降、避難用(?)の外階段が付けられるなど大きく手が入ってしまったので、 自分が通っていた頃とは結構変わっちゃってるんですが……。 まあ、そんなことはともかく。
この映画一本を、独立した一つの作品として見た場合は、けっこう難アリですが、 まあアニメシリーズの完結編と考えれば、そこそこに良く出来たお話ではないでしょうか。 【TERRA】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-07-19 17:55:50) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 この映画は好きです。「面白い」というよりも「好き」が強いんです。もし、なんらかの理由で自分を残したまま世界が変換してしまった場合、私は『元の世界が好きだった』『元の世界に戻りたい』とキョンほど強く思えないと思います。そこまで執着しないんじゃないかな。自分のこの半生が充実していないとは思いたくないけれど、そんな気がします。この映画は私としては長門映画でなくキョン映画として見ていました。キョン頑張れ!キョンあきらめるな!そう思いながら見ていました。 【キュウリと蜂蜜】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-14 01:28:35) (良:1票) |