76.実在の撮影所を舞台に多くの映画人を本人役で出演させたうえ、かつての大女優と大監督を完全に「遺物」として登場させるとは…。これはもはやフィクションではなくセミ・ドキュメンタリーといっても過言ではないかもしれません。余談ですが、本作と『雨に唄えば』をセットで観ると、過去の栄光にこだわるノーマ・デズモンドの気持ちが少しは理解できるかも。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-22 13:22:14) |
75.全盛期を過ぎた大女優の執念というものが感じられた。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-15 19:45:18) |
《改行表示》 74.昔の映画だけに軽快な感じはなく、ひたすらに重々しい。冒頭に結末を持ってくる手法はなかなか良かった。何と言ってもノーマの眼の恐ろしいこと!あのメデューサのような眼だけで10人は殺せそうだ。でも、一方で人殺しまでやっちゃうにしては、いかれ方が足りない気がする。1950年ではしようが無いが、ヒッチコックくらいの時代になると、もっと赤裸々な感じになってきて僕好みなのになあと思った。 やっぱり、印象が強烈なのはラストシーン。マックスのことをデミルと呼ぶラストは恐ろしいと同時に悲しい。一つの時代の終焉。先日鑑賞した「大いなる幻影」と共通する部分が多く、興味深い。シュトロハイムは両方で輝いている。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-02 00:23:50) |
73.こういう勘違い野郎ってのはどこの世界にもいるよなー。グロリア・スワンソンが好演です。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-28 11:10:03) |
72.内容はよくあるのドロドロの恋愛もののだけれど、主演者の演技力と舞台のセットがいい。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-06 13:48:43) |
71.過去にしがみつく往年の大女優を往年の大女優に演じさせ、その女優の執事をする往年の大監督を往年の大監督に演じさせるというキャスティングの惨さ!!たしかにこの二人だからこその真に迫った演技ということになるのだろうが。スワンソンの圧倒的な存在感が目を見張るが(正直、圧倒的にすぎて疲れる)、この作品をより深く濃密なものにしているのはシュトロハイムの存在だ。かつての偉大な巨匠は一人の女を大女優に仕立て上げ何もかもが自由に手に入るセレブへと変貌させる。サイレントからトーキーへと変わったとき女優に求められる演技もまた変わる。よってたかって持ち上げておいてサッとひく。しかし過去のあまりの優遇ぶりに威厳を捨て去れない女優と威厳を持つ女優の崇高さを愛してしまった男の心理が合致してしまう。男は愛情とともに責任を感じていたのかもしれない。そんな男と女の悲しいドラマが、一見本筋のように描かれる三流脚本家との色恋話を凌駕する。シュトロハイムの存在はハリウッドを皮肉った作品に変質的なメロドラマとさらなる皮肉をもたらしている。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-18 15:07:45) (良:2票) |
70.とても良くできた映画です。見ていると質の高さがハッキリとわかります。けれど、好みではないのです。恋の話などなくして、過去の栄光を忘れられない元大女優をクローズアップしてくれたら、もっと楽しめたのかも。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-24 18:15:39) |
69.欲望という名の電車を見た直後こちらを見ました。なるほど、世界観はよく似ています。決して感動する類の話ではない。でも仕事に対する熱意の行き過ぎた人間のなれの果ての姿には、現実味がありぞっとする。ラストのノーマの狂気に満ちた表情が忘れられない。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-26 23:07:20) |
68.今更言うのもなんだけど悲しい位に恐ろしいグロリア・スワンソンの演技がやっぱすごい。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-11 15:24:28) |
67.「出会ってから殺されるまで」・・・とにかく単純に目が離せなかった。 【k】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-29 22:22:15) |
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66.面白い!ノーマ・デズモンドの必死さと異常性、人間関係のいびつさがよく表現されていました。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 15:45:01) |
65.ストーリーはフィクションだが、映画が語っていることはノンフィクションとも言える。キャストがパーフェクトで、主演のグロリア・スワンソンは実際にサイレント時代に活躍した女優、マックス役のシュトロハイムもその時代の映画監督であり、作中で彼女が見ている自らの主演映画は彼が監督し彼女が主演したQueen Kellyという実在の映画。本人役で登場するセシル・B・デミルも彼女の出演作品を撮っていて人物関係が実にリアルなのだ。ブリッジを囲むメンツもバスター・キートン、H・B・ワーナーなど実際のサイレント時代のスター。パラマウント撮影所のセットも全て実際の建物を使用、また途中出てくるドラッグストアも実際にハリウッドの俳優達が溜まっていた店であり、ハリウッド人の生活の実情と歴史がこの作品には詰まっている。お熱いのがお好き、アパートの鍵貸しますといったコメディの傑作、本作のようなハリウッドの暗部を痛烈に突くような社会派サスペンス、優れた映画監督にして脚本家であったワイルダーの鬼才ぶりに感服。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-15 22:47:35) (良:2票) |
64.ビリーワイルダーとしてみたら少し違っていました。 【午後のコーヒー】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-23 17:30:18) |
63.グロリア・スワンソンのものすごい鬼気迫る演技にただただ脱帽するしかなかった.なんか怖さを感じる映画だった。最後にマスコミが押しかけたときにカメラに見せたノーマの顔が忘れられない。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-10 15:39:36) |
《改行表示》 62.DVDのパッケージの写真と題名から、もっと華やかなお話しかと思いました。 いやはや~!これほどまでにおどろおどろしいとは。 良い意味で裏切られ、ノーマとマックス(執事)の鬼気迫る演技に圧倒されました。 あちこちの映画評で読みましたが、グロリア・スワンソンさんの本当のデミル監督作品「男性と女性」を観てみたい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-11-09 20:33:21) |
61.最近、演技に迫力がある役者が少なくなってきてますが、久しぶりに、”ド迫力”の演技というものを観させていただきました。一言で言って「こわい」。周囲の嘲笑に気がつくことなく、出るつもりでいる映画(ウソ)のために女優としての磨きをかけるノーマが哀れでたまらない。スポットライトを浴びて、涙するノーマの心境って、過去の栄光への回顧をうまく描写していました。『イヴの総て』と大接戦だったと知りましたが、内容の濃さでこちらが軍配でしょう。『情婦』といい、この映画といい、女優を演じる女優に伝説の大女優を平気で起用する、ビリー・ワイルダー監督は意地が悪いだー。 ワイル…、悪いだー。 |
60.映画じたいに質の高いオーラが出ている。不気味感と孤独感が重なり合うノーマが登場することで、さらにそれは増す。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-10 04:38:51) |
59.あ~なんかもう、身につまされるといったらヘンに誤解されちゃいそうだけどね、ノーマはもうホントに女なのよね。女優は感覚が「男」だなんてよくいわれるけど。あの最悪で悲哀のあるラストがワイルダーなのかなあ。でもすごいラストだわね、キマったって感じです。誰が切ないって報われることなく影ながらノーマを支えた彼ね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-04 22:19:25) |
58.落ちぶれた老大女優、ノーマを演じたグロリア・スワンスンの才気溢れる演技、かつての名監督を演じるエリッヒ・フォン・シュトロハイム(この人、確かジャン・ノワール監督の大傑作映画「大いなる幻影」でも物凄い存在感を示していたけど)の存在感といい、本人自身を演じるセシル・B・デミル、更にバスター・キートン、ウィリアム・ホールデンの演技といい、ビリー・ワイルダー監督は本当に役者を輝かせるのが上手い!そんな役者の演技とビリー・ワイルダー監督の演出の冴えが見事に生かされた傑作!ハリウッドの裏側をここまで徹底的に暴いて見せた映画、他には観たことありません。ビリー・ワイルダー監督はどんなジャンルでも傑作にしてしまう素晴らしい! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-30 22:02:55) |
57.この映画を観て初めて、燕尾服がかっこいいと思った。着る人が着れば、だが。いちおうサイコサスペンスになるのかもしれないけど、恋愛映画にも思える。 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-06-23 20:59:04) |