6.観始めてすぐに驚愕。まるでファンタジーではないか。ロケーションの見事さ、役者たちの汚さ、建築物や調度品や機関車などの不思議な異世界感。私の中では本作は「ロードオブザリング」や「スターウォーズ」と同じカテゴリーに入る。特筆すべきは音楽の素晴らしさ。こんなしつこくクドイ音楽の付け方は、現代の映画ではもうできないのではないかな。他のレビューさんのコメントを読むと、冗長と感じられている方が多いようだが、私は本作の世界観に魅了されてしまったので、3時間近い長尺でもあっという間に感じた。一つだけ惜しかったのは、私の目にはヘンリーフォンダが極悪人には見えなかった。上品さが透けて見えてしまうというか。可能なら劇場でもういっぺん観たいな。 【すらりん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-11-06 22:23:05) (良:1票) |
《改行表示》 5.男の中の男チャールズ・ブロンソンを心ゆくまで堪能できる映画。 もう全体的に男の顔のアップが汗だくでこっちまで汗だくになりそう。 【おさむ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-08-21 21:58:37) (笑:1票) |
《改行表示》 4.復讐劇も"Once Upon a Time In The West(昔、西部で)”の1シーンであり、 最後ジルが鉄道作業員達に酒を振舞っているシーンが まだまだ西部での物語は続くことを感じさせてくれる。 この映画の素晴らしいところは、 西部劇を愛する者たちが、ゆったりと、良質な時間を過せる幸せに浸れるところだろう。 【プエルトガレラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-10-06 12:25:49) (良:1票) |
3.映画の最初の方、コイツらが作中の主要登場人物かと思って観ていると、全員死亡。次に出てきたこの人たちこそが主要登場人物だろうと思って観ていると、またまた全員死亡。というトンデモないオープニング。やがてホントの主要登場人物たちが揃い、彼らの権謀術数の物語かと思って観ていると、どうもこのヒトたち、権謀術数どころか、何も考えてなさそう(笑)。そしてその物語の行きついた先に待っているクライマックス、そこで明らかになるのは、物語の背景を貫いていた真の力学。それは復讐であるとか友情であるとか、ベタっちゃあベタなんだけど、それをこれほど強烈鮮烈圧倒的に提示した例がありますかねえ。スゴイです。圧倒されます。ブロンソンのタレ目のドアップに、まさかこんなに感動するとは。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-10-17 20:49:29) (良:1票) |
2.レオーネの映画はどれも素晴らしいのだけど、これはもう別格。はじめてこの誇大妄想的天才が、自分の作りたいように作ったという昂揚と創造力が、もう暑苦しいほど(笑)伝わってきます。ヘンリー・フォンダの悪役は、確かに彼のキャリアの中でも最高の名演だと、ぼくも思いました。実は、初めて見たのがもう20年近く前(歳がバレますが)。その時、『シェーン』と2本立てだったのですが、この映画のおかげで、あの名作の印象がひとかけらもありません…。ああ、もう一度シネスコの大画面で再会したいなあ。 【やましんの巻】さん 10点(2003-05-20 15:12:10) (良:1票) |
1.この製作陣と出演者で『マディソン郡の橋』を見てみたいです。勿論、ブロンソンがカメラマン、カルディナーレが人妻、フォンダが寝取られ亭主。モリコーネの哀切きわまるメロディーに乗って、油っこく、果てしなく濃く描かれるレオーネ歌舞伎『マディソン郡の橋』。考えただけでお腹一杯です。 【新加坡指令】さん 10点(2002-12-14 22:31:22) (笑:1票) |