28.ようは色んな死に様を描きたかっただけなのかな 死に様といっても、結局はロクデナシのヤクザの死に様だから 何一つ同情すべきところはないんだけど。 【がらんどう】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-11 17:27:19) |
27.北野武監督作品の中では、『座頭市』と並ぶ完成度の高い娯楽作品。
現在の日本人監督の中で、単純に楽しめる作品を撮らせたら、最近の北野武監督に勝る者はいないのではないか、というくらい良くできている。 ストーリーの顛末よし、音楽よし、映像よし。 特に、ヤクザものを撮らせたら、間違いなく現在においてはナンバー1の監督だろう。
北野武が、ただ撮りたいものを撮っていた初期の頃と比べて、“職人監督”と呼ぶべきに相応しい、監督しての巧さを感じさせる。
ただし、それが良いか悪いか。 個人的には、少し残念だと感ずる。 初期の頃に感じた、心に深く突き刺さるものが感じられない。 何か、角がとれて丸くなった印象。
監督としての総合的技量は、年数を経るにつれ、格段にアップしていると感じるが、逆に初期作品の頃に感じられた、鋭利なナイフのような切れ味がなくなっている気がする。
だが、それは北野武の計算なのかもしれない。 何故なら、比較的最近でも、『TAKESHIS’』の様な、自分の撮りたいものを好き勝手に撮っただけの作品も、撮ってはいるから。
商業的な作品と、自分の取りたい好き勝手作品とを、器用に撮り分ける北野武。 それはそれで凄い。
でもできれば、娯楽性が低く世間一般の評判は低くとも、初期の頃の様な作品や、最近で言えば『TAKESHIS’』の様な自分勝手な作品を、もっと撮って欲しい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-26 01:00:36) (良:2票) |
26.椎名桔平の殺され方...トラウマになりそう。 面白かったです。 |
25.登場人物が全員悪人!ってフレーズにひかれて鑑賞。久々の北野監督作品の鑑賞でしたが、楽しめました。 あれだけ豪華なキャストがやりたい放題ですから! わたしはフツーのカタギですが アホな上司についたら下のモンはツライなー、なんてしみじみ身に染みた作品でもありました。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-16 00:35:37) |
24.何かが違う・・・老いたのか? 【マリモ125cc】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-10 22:53:12) |
23.う~ん..期待してたのに..残念..物語部分が浅く、無理矢理で、面白くない..オチも子供だましレベル..殺人や残虐シーンは、他では見れない捻ったものが多かったが..そこくらいかな..見所は... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-12-17 12:31:49) |
22.北野武はやくざ映画を創らせるとやはり巧い。やくざ映画と言えば抗争中心のストーリーになるのは仕方なく、あとは監督と役者によってどれだけ引き込めるか?が勝負なのだが、充分楽しめる。やくざ映画のプロだと感心。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-09 16:19:22) |
21.点数が高いので期待しすぎました。かなりつまらん映画でした。なんか全てが中途半端。邦画はろくな映画がない。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 1点(2010-12-04 22:01:45) |
20.こういった映画はなかなか観る機会がないのですが、かなり楽しめました。
とにかくいい役者が揃っていて、特に加瀬亮が個人的にかなり良かった。 また、たけしがあまり前に出なかったことで、他の役者がより際立ったのも好感持てました。 続編も決定してるということなので楽しみです! 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-04 16:26:06) |
19.たけしの映画はセンスがある。それを楽しみに観た。他に何も期待せずに観たので、充分楽しめた。でも非道いシーンを撮りまくって、満足したら、タランティーノのように「キルビル」の後に「イングロリアバスターズ」のような本当に面白い作品を撮ったりするように、バイオレンス以外にも挑戦して欲しい。「ゴッドファーザー」のラストのようなシーンだけで映画一本撮ってしまうことが許される、日本では数少ない映画監督と思うので、バイオレンスは隠し味で、戦争ものとか刑事モノでも撮ってくれるといいなぁと思う。 【トント】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-03 16:26:17) |
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18.その男、等と比較するとどうしても浅い。終わった後のズンとしたものがない。たけしは天才だと思うけど、それも限界に近付いてきているのか…。もっと深くて、もっとイカれた映画希望。日本人でそれができる人は数少ないですから。 【成迩】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-08-31 00:02:50) |
17.映画は芸術である前に娯楽であるべき。と世界のたけしのメッセージだろうか。とにかく楽しんだ。スクリーンにくぎ付けになった。知らない間に終わっていたという印象。どうしても馬鹿野郎!が聞きたくて2回見てしまった。そして2回目もまた笑った。 【りょーた】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-08-18 16:15:22) |
16.outrage=非道行為 それ以上でもそれ以下でも無い映画。初期たけし映画好きの人にはたまらないでしょう。個人的にはたけしはもちろん、椎名桔平、三浦友知が良かったです。この映画を見て自分は改めてバイオレンス映画が好きなのだと思い知りました。10点だよバカヤロー! 【ありんこ】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-08-17 02:14:22) |
15.北野監督によれば今回はエンターテインメントを狙った映画ということであるが、カンヌでは無冠に終わった。タランティーノならまだしもティムバートンが審査委員長では妙に納得したりする。しかし、この全編暴力で敷き詰められた本作品はやはり北野映画であり所謂「エンターテインメント」とも「キタノブルー」とも違う肌触りを持っている。北村総一郎と金子信夫、石橋蓮司と小池朝雄がラップしてしまう程に往年の名作である「仁義なき戦い」を借景にしていると勘繰ってしまうが、これは一種のオマージュであるだろうし三池崇史にも通じる暴力描写の滑稽さも娯楽映画への志向性と言えなくもない。ある意味救いの無い結末にカタルシスの無いニヒリズムを感ずるが呆然となりながらもやはりおもしろい映画であり、傑作だと思います。 【以蔵】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-07-19 10:44:32) |
14.オナニー映画作るなら、もっととことんやって欲しい。それができる立場の監督だと思うので、この映画は手抜きにしか見えない。 【ポテサラ頂戴】さん [映画館(邦画)] 3点(2010-07-10 01:59:45) |
13.「任侠」とはまったく無縁のドライなヤクザ映画ですね。現実世界ではご勘弁願いたいですが、映画の中のヤクザって、つくづく魅力的で面白いと思いました。役者陣がとにかくよかったです。 難点といえば、何だか話しがとてもちっちゃい点です。それにしては山盛り人が死んでいきます。とんでもない話ではありますが、荒唐無稽と簡単に片付けられない「リアリティ」が感じられ、うまい演出だなと思いました。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-07-05 02:02:28) |
12.暴力描写が激しそうだと言うことで、覚悟して見たけれど、思っていた程ではなく許容範囲内で問題なく見ることができた。でも、次々と殺し殺されでそれなりにバイオレンスだけれど。そんな暴力描写の中にもどこか笑えてくるシーンがあったりとでそんなところに北野作品らしさを感じた。話は、暴力団の内部抗争と言うことで目新しさはないものの、飽きさせないテンポと豪華俳優陣の演技で十分に楽しめる内容になっていて良かったと思う。 【スワローマン】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-28 19:34:06) |
11.横長を活かし居並ぶ組員の顔を次々映し出す水平移動のファーストショットは、真正面からの唐突なバストショットで開始された従来作品のような不可解性がなく、状況説明としても格段に解り易い。並んだ彼らのお辞儀のロングショットのみで組織内の序列も簡潔明瞭に示される。
主眼のヴァイオレンス描写の一方で、何気ない所作やありふれた小道具一つを以って人物の性質を語ってしまう演出力は依然として冴える。旧作において、組長を前に畏まる幹部の中で北野一人が平然と煙草をふかしていることでアウトローぶりを際立たせた人物描写(『ソナチネ』)や、喫茶店のウエイトレスがいつしか煙草を吸うようになっていることで示された経年描写(『キッズ・リターン』)等、さりげない煙草の演出は本作品でも巧妙に変奏される。警察署前での吸殻をめぐるエピソードの反復によって、椎名桔平の人物像とパワーバランスを明瞭に浮かび上がらせてしまうのがそれだ。あるいは、國村準の台詞「コレ(高級洋酒)、飲んじゃおう。」なども彼の人間性を雄弁に語らせており、小道具活用は自家薬籠中のものといった感がある。
黒の車体、革靴の表面を彩る黒光りの艶かしい様や、鈍いブルーの印象的な配置も堂に入っている。
新味としては、殺戮後のサウナ内や路上の惨殺死体の横を車が通過する緩い水平移動の不気味な感覚など、死体と車両のショットにおいて最もシネスコが意識されているように感じられる。あえて静の間を延ばすような、中盤でのフェードアウトの繰り返しも新しい趣向だがあまり効果を感じない。
【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-27 20:20:42) |
10. 北野監督は、見せなくてもいいシーンは排除する、というリズムで今まではやってきたような気がします。が、今回はやや饒舌な感じがしました。もっと整理できたはずです。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-26 18:58:56) |
9.北野監督が発表前から公言していた通りの「バイオレンス」、「エンターテイメント」。それ以外の何物でもない本作。
だから、本作に過去の作品(ソナチネ、HANA-BIなど)の芸術性を求め、それと比較するような見方は全くの筋違いに思える。
今までのたけし映画の「静」の部分を一切排除し、「動」をとことんまで突き詰めたスタイルは全く迷いが感じられない。潔し。
個人的に北村総一郎、椎名桔平の演技が本当に素晴らしかったと思う。
特に北村総一郎の仕草(手招き、歩き方など)がイチイチ怖かった。優しげに喋ってても目の奥が笑ってないのが・・。役者としての物凄い力量を見せつけられました。
映画はとにかくスピーディにぐいぐい進んで行き、観る側に休む間を与えない。 凄くしっかりしたストーリーと俳優陣の素晴らしい演技があるから、混乱もせず、単純に「誰が生き残るのか」に集中出来たし、自分が予想していた結末を大きく裏切ってくれて、とても楽しめた。
ただ、バイオレンス描写があまりに凄すぎるので(一緒に観に行った女の子が途中退席しそうになった)、その辺覚悟が出来ている人のみ観に行くべし。
前作「アキレスと亀」も賛否あっただろうが、個人的に大好きな作品。 北野監督、次はどんな映画で驚かせてくれるのか。 とりあえず「アウトレイジ」は何だかもう一回観たいかも。
【おーる】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-23 19:18:16) |