6.《ネタバレ》 ラスト、見事に真実の赤林檎が揃いました。それも1人を救うため全員がマイナス覚悟で赤林檎を投じている。感動も一入です。でも自分はここで逆に醒めてしまいました。いくらなんでもそれは無い。ファンタジーが過ぎます。そんなお人好しが集まっているのなら、ハナからこんなゲームは成立しない。もちろん、これまでの投票結果を通じて、プレイヤーは騙し合うことの不毛さを学んだのかもしれない。でも、1億円はオッサン一人を救うために諦められる額じゃない。1億円。それは庶民の生死を左右する額。倫理観の針が捻じ曲がる値。わが身を犠牲にしてまで他者を救いたいと願う神崎の心根は尊いけれど、それを他のプレイヤーにも求めるのは間違っています。彼女の主張からは、“みんな仲良く貧乏暮らしの共産主義”あるいは“手をつないで一緒にゴールする幼稚園の徒競走”のような、似非平等主義の臭いがする。赤林檎の教訓ってそうじゃないはず。“幸せは誰かの不幸のもとに成り立つものではない”そこに気づけたのなら、安易に自らの利益を損なう選択をしてはいけない。その場はよくても、無理は後から必ずたたる。赤林檎は、みんなが幸せになるために揃えられてこそ価値があると思うのです。神崎がどうしても仙道を救いたいのなら、ゲーム終了後に自らの才覚で彼を助ければいいのです。カネの事をマネーと言い換えていることからも判るように、『ライアーゲーム』は騙しあいの駆け引きを、ゲームと割り切って楽しむ趣向。そもそも倫理観を問うものではありません。ですから“流して”観る分には面白いのですが、事の是非を考えてしまうと駄目なんですね。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-16 21:27:19) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 まず たぶんそんなにお金かかってなさそうな映画 熱演じゃなくおおげさであざとい演出 だからどうしたの?的なリンゴ投票ゲーム 裏ルールみたいなのがいっぱいあって訳わかんない やたら「億」単位の数字が飛び交うけど そんなに気安く言って欲しくない(ありがたみがなくなる) 最後はみんないい人になってるのも、どうなんだかなぁ~ 原作やテレビドラマを知ってたら楽しめたんでしょうが 正直途中で飽きてきましたね やはりテレビドラマはテレビでした方がいいのでは? 無駄に長いのもマイナスデス 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-04-26 08:15:39) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 リンゴの投票にまつわるゲームですが、ローカルルールだらけで把握するのに大変です。しかもリンゴを”隠し持つ”とか、13回戦もあるとか、複雑で長く、一回一回の緊迫感はあっても、ちょっとツッコミどころが多すぎちゃいましたね。『バカ正直』が主人公で、映画だとこんなエンディングが妥当なんでしょうけど、ちょいとションベンくさい印象ですね。それならそもそもこんな映画をつくる必要すらないのでは? 【ろにまさ】さん [地上波(邦画)] 3点(2012-03-17 11:04:47) (良:1票) |
3.すごくアートディレクションされていて、よかった。リンゴ投票のシーンを再現した、CGでいろんな人の顔がめまぐるしく変わるのとか、雰囲気作りが素敵でした。まぁドラマの延長でしかないので、ストーリーのカタルシスはないです。一億に対する価値観がリアリティに欠けるのがその原因かと。 【コダマ】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-03-05 01:02:51) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 子どもが「一緒に見てくれ」と言うので、あまり気が進まなかったが、見た。 子どもはテレビシリーズのファン。 自分もチラ見はしていたから、最初のルール説明を真剣に聞いていないと後で楽しめないということはわかっていた。 ところがだ。 今回のゲーム、ルールをちゃんと聞いていると、プレイヤー同士ではなく、胴元とプレイヤーの争い。 しかも、普通にやると胴元が大損するという摩訶不思議なルール。 この時点で物凄く大きな疑問符がついてしまい、さっぱり物語に入り込めない。 しかも、プレイヤーは「利益を得る」という目的からおよそ外れた行動を取ること多し。 勝ち負けは億単位の金だというのに、全然真剣に考えていると思えない。 そして極めつけはこのセリフ。 「俺に従わなければ、俺はこのゲームをこの時点で終了させる」 いくらなんでも、こんな奴がゲームやギャンブルに参加する資格はない。 この後のルールの裏の裏みたいな話は、どうでもよくなった。 あんまり頭に来たので、見終わった後、この映画を薦めた子どもに説教した。 「あのなあ、今の日本だって、真剣にやれば勝つっていう億単位のギャンブルは普通にあるんだよ。就職と結婚と持ち家だ。みんな「自分が幸せになる」のが目的だ。こいつらみたいに他人の足を引っ張ったり、協力したりが目的になるわけないだろ。アホクサすぎるんだよ。」 子どもにはちょっと八つ当たり気味で悪いことしたが、真剣に見るとバカにされた気分になる映画。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-11-24 01:08:05) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 原作漫画はファン、TVドラマもほぼ鑑賞済み。ここまで開き直ってテレビドラマを映画でやられるともう苦笑しか出ませんな。もう、はっきりそういうビジネスモデルなんだろうなあ。2時間スペシャルで放映するより映画にした方が儲かるのかな。ドラマファン層向けにちょっとセット凝って笑い要素散りばめてゲスト呼びましたスペシャル。って某検事ドラマと全く同じやり方じゃん(笑)。あ、同じ人が作ってんのか。これってほぼ密室ゲームだからロケとか実質不要なわけで、映画って言っても制作費大して変わんないと思うんだよね。ゲームのルールは明らかにシナリオありきで取って付けたようで味もコクもなし。キャストに見慣れない人がいるなあ、この人が終盤活躍するんだろうなと思ったら予想通り。途中で2回くらいCM入りそうなタイミングの引きがあって、映画館なのに思わず冷蔵庫の麦茶取りに行きかけましたわ。 うーむこれをファイナルにするくらいだったら原作でやってる椅子取りゲームの方が映画向きだったんじゃないかなあ。 【ジェフゆないてっど】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-03-09 20:11:35) (良:1票) |