4.作品の中に垣間見れる残酷性が妙に記憶に残る映画。フェイ・レイと間違えて捕まえた女性を「コレじゃない」ってな具合にポイッと捨てるシーンは本当に怖い。コングにとって彼女以外の女性は全て障害物であり、ただの餌に過ぎないのだ。コングの自分勝手な恋愛感情により、多くの罪無き命が散っていくストーリー展開は、現代のどのパニック映画よりも不条理であり、同時にそれが純粋な恐怖へと直結している。本当の意味での怪獣映画と呼べるのは「ゴジラ」と本作だけなのかもしれない。 【終末婚】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-20 11:58:19) (良:3票) |
3.うちのおかんおとんの記念すべき初デート鑑賞作品である。ヤングおかんおとん両者はラストを見終えてホロリ。。ヤングおとんはこの時、泣かずにグッとがまんしているヤングおかんに惚れたらしい。がヤングおかんは、途中でコングにヒロインじゃないッ!とポーーーンと投げ飛ばされた女優の名前が気になって内容はあんまり頭に入ってなかったらしい・・そんなおとんとおかんの愛の結晶が私です。 【マミゴスチン】さん 8点(2004-10-15 23:50:27) (笑:3票) |
2.《ネタバレ》 コングがかわいそうだろ!金儲けのためにアメリカまで連れて行かれて、美女のために戦ったじゃないか…。ヨダレをダラッダラ垂らしながら「美女が野獣を倒したのだ~」ですって!嫌になっちゃうわよ!……久々に「カニと修造理論」を思い出しました。カニの親子が仲良くしているところに「食いしんぼう万歳」のロケで海にやってきた松岡修造が現れ、無残にもカニは食べられてしまう…どっちが悪やねん!どっちなんじゃあああああ!人間ってサイテーね!この映画はただの特撮映画じゃないわ!ワンダフルな特撮技術と人間の醜さを描いているから名作なのよ!何にもしてないくせにヒーローを気取りやがって……。途中からコングに感情移入してしまいましたよ。レビューを書いているうちにどんどん怒りが増してくる。いい映画だなぁおい!人間サイテー!サイテーだわよ! 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-08 17:24:08) (笑:1票) |
《改行表示》 1.ピータージャクソンに、キングコング’05という映画を撮らせたことが、この映画の讃えるべき点である。 今作のヒロインはとにかくキャーキャー叫びまくり。記号である。 なので襲ってきた恐竜から守ってくれたり、足を挟んだ倒木をどかしてくれても、少しもキングコングの気持ちを分かろうとすることが出来ず、キングコングはそれに対して特に悲しい表情をみせることもない。 最大の悲劇、それは、コングの顔がマヌケだったから美女に愛されなかったのではないかということである。 その点、ピータージャクソンキングコングはかっこよかった・・・ 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 22:57:55) (笑:1票) |