14.長年映画を見続けていると、面白い映画と面白くない映画の判別は大概的確に出来るつもりになっている。 トム・クルーズとキャメロン・ディアスという、“今更感”たっぷりの「二大スターの共演」というアピールポイントに対して、まるで新鮮味が感じられず、劇場公開時には完全に「面白くないだろう」とスルーしてしまった。
そんなわけで、レンタルショップの新作コーナーにパッケージが並び始めてから数週間経ってからようやく鑑賞。
いや、参ったね。大雑把で馬鹿馬鹿しい映画だが、きっぱりと面白かった。 自分の判別能力の未熟さを痛感するとともに、これだから映画は面白いと再確認させてもらった。
ストーリー展開に特筆するほどの驚きはない。概ね、予想されたストーリー、そして予想されたエンディングが映し出される。にも関わらず、「面白い」と断言出来ることこそが、良い映画である証明だと思う。
ピークは過ぎたと言わざるを得ないスター俳優を強引に共演させて、見慣れた派手なアクションと都合の良いストーリー展開でハッピーエンドを迎える程度の映画だとばかり思っていた。
しかし、実際に映し出されたのは、予想を遥かに超える痛快さと愉快さと愛すべき馬鹿馬鹿しさを携えた、長年ハリウッドの娯楽映画に親しんできた映画ファンにとって“ハッピー”なアクション映画だった。
中盤までは、もっと若くて生きの良いスターを起用した方がもっとアグレッシブな映画になるんじゃないかなどとも思った。 でも、ラストシーンの頃には、それぞれの哀愁も含めて、主人公の二人のことが大好きになっている。 終始追いつめられた状態で突き進む彼らの姿が、次第にトム・クルーズ、キャメロン・ディアスの俳優としての存在性に重なってきて、「もう後戻りは出来ない」という思いがやけに生々しく伝わってきた。 それは、“スター俳優”の力量であり、彼らの意地だったように思う。
ラストの顛末は、ベタなハッピーエンドのようにも見える。 けれど、強大な追っ手から逃れるように何も持たない二人が、ひたすらに南米の最南端に向かっていく姿には、刹那的な幸福を求める儚さも感じられた。
“粗”なんて数え上げれば切りがないけど、面白いんだからそんなものどうでもいいじゃないか。 と、ある意味、心から「安心」してみられる「安全」な映画だ。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-06-25 02:43:03) (良:3票) |
13.たまにはこんな映画もいいよね。 【アスモデウス】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-11-08 20:11:16) (良:2票) |
12.トムが敵を陽気に殺って殺って殺りまくって、たくましいキャメロンがキャンキャン騒ぐだけのアクションコメディなんだが、なかなか先が読めないし、豪快で楽しい。 後半はひっぱりすぎな気もするけど、最後まで退屈することはナシ。 トムが強すぎるし、ふたりとも陽気すぎるのでハラハラドキドキ感はまるでナシ。 アクションに次ぐアクションではあるが、発想が豊かで飽きさせないように出来ている。 血が噴き出たり、ベッドシーンがあったりしないので、家族皆さんで安心して笑って楽しめるような一本。こんなに健全なのにこんなに楽しい映画は最近貴重かも。
すぐに忘れそうだけど。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-11 15:38:21) (良:2票) |
11.主人公男女の陽気なキャラ設定が作品の面白さを支えている。脚本も台詞回しが面白く、無駄な部分もバンバン省略しててテンポが良い。トム・クルーズ主演のアクション作品としてはかなりレベルが高いと思う。 【へろへろ】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-11-11 15:01:36) (良:1票) |
10.かねてより、私はトム・クルーズの爽やかスマイルの裏側に何か不気味なものを感じていたのですが、どうやらトム自身にもその自覚はあったようで、本作はそんなダーク・トム・クルーズの魅力を目一杯活用した作品に仕上がっています。どんな窮地に陥っても輝くような笑顔を振りまくトム・クルーズは、もはや狂人一歩手前。トムの異常なテンションと呼応するかのような気の狂った見せ場の数々も見応え十分であり、本作の前半部分はアクションコメディとして最上級の完成度だったと思います。同時に、キャメロン・ディアスは年齢を感じさせない愛嬌を振りまいており、『オーシャンズ13』以来久々のスター映画としても十分に楽しめました。。。 ただし、後半に入ると映画は急速に失速します。お祭り映画に終始すればよかったものを、マジメなスパイ映画としてまとめようとしたために全体のバランスが崩れてしまったのです。もっともマズイと感じたのは、敵方の殺し屋がむごい死に方をする様をはっきりと映し出してしまったことで、このことによってアクションから痛快さが失われてしまいました。この手の映画では敵の死などは記号に過ぎないのだから、もっと割り切った演出でよかったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-10-09 23:00:30) (良:1票) |
9.ラストは絶対ハッピーエンドなんだし、どんなヤバイ状況だって安心して楽しんでいればいい。爽やか笑顔、どんな状況でも余裕しゃくしゃくで無敵のカッコいいトム・クルーズと、そんなトムとは対照的にコミカルにパニクりまくる、いくつになってもキュートなキャメロン、2大スターの競演がとっても楽しい、細かいコト言いっこなしのアクション・エンターテイメント! 【とらや】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-11-06 00:23:02) (良:1票) |
8.トムクルーズがスーパースパイを演じる超娯楽アクション。ハリウッドにありがちな映画で目新しさはないが、それがかえって安心して観れるし、気分のいいときに観ると結構楽しめる。トムのスーパーぶりはほとんどアニメで非現実的だけど、これを楽しめる楽しめないかは観る方次第。相変わらずキュートなキャメロンだけど、少し年を取ったかなあ。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-22 18:03:33) (良:1票) |
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7.「どうだ、映画ってこんなに面白いんだぞー」って言える、近年の唯一無比の作品。それも大人にね。イヤー、マイッタ。 【メロメロ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-08-16 00:42:10) (良:1票) |
6.主演の2人がとても楽しそうで、いいんじゃない。 話は古いしアクションもボチボチだけどそんなに退屈しなかった、2人とも結構老けたなーとは思うが、時折見せる可愛さや、かっこよさがかえって引き立つ感じでまあよし。 ストーリーはツッコミ所が多いし、時間軸に無理もあるけど、許せるぐらいのカワイイ映画には仕上がってる。ラストも嫌いじゃない。 【カーヴ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-02-18 09:24:38) (良:1票) |
5.アクションや笑いが起きそうなシーンを予告編で見せ過ぎちゃったんだなという印象。 全てを見通していて余裕綽々でいながらイっちゃっているようなトム、天性の明るさを持っていて相変わらず誰からも好かれそうなオッペケペー風演技が抜群に上手いキャメロンだったけど、老けっぷりが気になってきているのでアップの多用は避けた方がいいかも。 過去の栄光で生きて行くのも辛くなってきたトム×キャメロンの組み合わせも10年前であればもっと話題になりヒットもしただろう。 ロマンティックな雰囲気に溢れた世界を駆け巡るアクション・ラブ・コメディ。華と雰囲気はまだある二人のデートに最適なお気楽作品でした。重ねて言うけど予告編で魅せ場を見せ過ぎなので、劇場によく行く人には高揚感は無かったかもね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-11-28 20:27:06) (良:1票) |
4.完全に暇つぶし、何も考えないで見れる映画という事でチョイスしました。その予想は外れてはいなかったけど、映画としては結構きちんと出来上がっていたと思う。観終わった後、ちょっと感心しました。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-11-04 23:20:21) (良:1票) |
3.これぞ映画!!と言える作品。なんでもありのアクション、スピード感溢れる映像、とにかく死なない主人公...楽しめました。 【映画】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-11-04 21:13:20) (良:1票) |
2.どれくらい期待しながら見たかによって、この映画の感想はガラッと変わってしまうと思います。ストーリーは弱いので、アクションと笑いを楽しんで欲しいです。ジェイソン・ボーン・シリーズとは180度方向性が違い、リアリティなど関係ありません。自分としてはコメディ映画として、かなり楽しめました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-21 15:14:37) (良:1票) |
1.何よりキャメロン演ずるジューンの設定が素晴らしい。冒頭からイケメン相手に発情しまくりで視聴者に「美人なのに行き遅れてるのか~。きっとこの人は残念な人なんだな」という印象を持たせた上で実際にほぼ期待通りの展開を見せてくれる所が本当に素晴らしい。一見トムの方が無茶苦茶に見えるが実はキャメロンの方が無茶苦茶なのでブレーキをかける人が誰も居ないという中弛みとは無縁のジェットコースタームービー。こういう脳味噌空っぽにして楽しめる映画がもっと増えて欲しいものです。あー、面白かった。 【taxyun】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-10-14 19:55:53) (良:1票) |