5.期待していませんでしたが結構面白い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-24 15:43:35) |
4.漫画を映画化したものは数あれど、ここまで原作に忠実に映画化されたのは史上例をみないのではないだろか。ほぼ99.9%原作と一緒。セリフも大体そのままだし、じゃがいもが妖怪みたいになってるというくだりや、カエルマスコットに手紙を入れようとする老人、花村ひとみwithインソムニアといった細かいネタもちゃんと盛り込みつつ「ウォンビンウォンビンウォンビンビン俺のち○ぽこまじウォンビン!」というどうでもいいくだらない歌までちゃんと再現しているとは恐れ入った。まるで脚本が存在してなくてコミックを台本代わりに撮っていたんじゃないのかとさえ思った。唯一不満点を挙げるとするなら、種田が美男子すぎることくらいだろうか。
これだけ完璧に映画化したのであれば思わず満点をあげたくなるものだが、何故だろうそんなに面白いとは思えなかった。ラストのライブシーンの宮崎あおいの唄が酷かったからだろうか、いやそれだけではない。原作の持つ独特の空気感というか心に訴えかけてくるようなメッセージ性が伝わってこなかったのだ。例えば、芽衣子が種田の代わりに自分がギターとボーカルをやってやろうと決意する場面。映画ではそこまで熱意が伝わって来なくてなんか唐突な印象だった。それから芽衣子はもっとコミカルな面もあるんだけど、映画ではひたすら可愛いくて美化されすぎな気が…。原作ファンとしてそこまで望むのは欲張りすぎでしょうか。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-11-11 23:24:12) |
3.これが「絶望の国の幸福な若者たち」というやつか?昔の自分と今の自分をオーバーラップさせながら見た。「本当にそれでいいの?」という問いはいくつになってもあるものだし、中年以降の方が切実だったりもする。が、「絶望の国の不幸な中年たち」ではシャレにならんけど。 |
2.ストーリーにはなんの捻りもないし、取り立てて褒めるようなものすごい演出があるわけじゃない。 ないんだけど、もう少し幼かった頃は「世界を変えられる」とさえ信じてた夢が、現実には雲を掴むような話であることを知り、自分の着地点をそろそろ決めなくてはならない年頃の彼らの姿が、優しい視点で丁寧に描かれている。 ものすごく大人な私だけれど、それでもこれを観て胸苦しくなる気持が自分の心の奥の底の底の方にまだ残っていたということが何よりの収穫。 【poppo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-09 11:13:27) (良:1票) |
1.作品全体の着地点の見えないぬるい雰囲気が、まるで登場人物たちを投影してるかのようでリアルだった。 おっぱいが大きいだけでボーカルデビューしようというグラドルに対する宮崎あおいの反骨心のようなものが感じられて良かった。 そりゃブラウン管を割りたくもなるさ。 女優ならボーカルやる為にはギターの練習だってするし、頭でちんこも隠すんだ。 そういった悲痛な叫びが歌声に込められてたのかどうかは知らないけど、終盤はちょっと泣きそうになりました。 脇からちょっかい出されてもドロ沼の恋愛劇に陥らず、爽やかに収束する生温さも好きです。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-18 13:38:06) |