12.ものすごく個人的なことだけれど、まだ幼かった頃、映画好きな父に連れられて名画座でほとんどのヒッチコック映画を観てしまったことは私の悲劇だと思う。 本作にしても、今、観直してみたら、小道具使いや、序盤で張った伏線が後半できっちり結実している点や、はく製屋でのドタバタとジリジリするスリリングな展開の緩急など、ただならぬ演出の巧みさに唸らされる。 こういう事を感じ取れるほど成長していなかった当時の私は、ただドリス・デイの歌声の美しかったことくらいしか印象にない。 まぁしかし、3歳からピアノを習わせ、5歳でケストナーを読ませ、小学生で名画座通いをさせた私が、まったくそれらの体験を生かすことなく、ただの普通の人になったことが、父にしてみたら一番の悲劇かもしれない…などと思いながら楽しく再見した。 【poppo】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-19 11:26:44) |
11.これを見るのは三回目ですが、いゃー実に楽しくて面白かった二時間がアッという間 でした。 【白い男】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-24 23:42:21) |
10.ヒッチコック自身の「暗殺者の家」「39夜」を新たな要素を組み込み焼きなおしたような作品。過去の作品のような強引な展開力に比べ流れがスマートで、ラストの下げもしっかりオチが付き上手いです。鐘の音、シンバル、オーケストラにケセラセラ、音や音楽をキーにより洗練されたまとめ方がされています。ケセラセラの歌声と口笛このシーンは何度見ても良いですね。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-11 18:03:15) |
9.オーケストラの音響が緊迫感を高めてくれるところやケセラセラはもちろん印象に残っているのですが、私は最初の方のシーンで「お仕事は?」「売ったり買ったり」「何を?」「儲かるものを」というやりとりが妙に心に残ってます。 |
8. 【虎尾】さん 8点(2003-12-13 01:19:15) |
7.ヒッチコックお得意な「一般市民がひょんなことから事件に巻き込まれていく」的なサスペンスで、見応え十分。事件発生から子供誘拐までスムーズで物語にも入りやすい。教会シーンやコンサートシーンは印象深い。コンサート会場で何も出来ない事にもどかしさを感じているジョーも良かった。ラストはあっけなかったような気もするけど、全体的に面白かった。「ケ・セラ・セラ」もいいね。なるようになるさ。 【智】さん 8点(2003-11-13 18:02:18) |
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6.シンバルのシーンの緊張感、さすがヒッチコック。 【STYX21】さん 8点(2003-11-13 06:24:45) |
5.いつものヒッチコック映画とはちょっと違う感じがした。スリルがなかったような気がした。でも、話が進むにつれてその魅力に取り付かれちゃったなぁ。 |
4.話も良かったですが、舞台となったモロッコの町が楽しめました。最後、息子救出のため必死の思いで歌われる「ケ・セラ・セラ」が印象的でした。 【Shina】さん 8点(2002-11-23 21:22:50) |
3.始めて見た時はとにかく真剣、今になって見て気がついたけど、この映画のキーって”音”だったんだなぁと感心してます。ヒッチコックってときたまこういう何かに絞った映画表現をする監督だったという事を忘れてましたね。 【奥州亭三景】さん 8点(2002-07-25 18:25:39) |
2.息をもつかせぬ緊迫感が,たまりません。ラストのオーケストラの演奏中にただ一発のシンバルの鳴る場面に向けて,その緊迫感は最高潮に達します。終わりが以外にさらりとしているのは「北北西・・」もそうだったけど,ヒチコック作品の常なのでしょうか。ハーナード・ハーマンの曲は,無機的な和声が特徴的で,緊迫感を一層募らせています。 【koshi】さん 8点(2001-12-08 17:43:44) |
1.やっぱり後々まで心に残るのは、あのシンバルの場面ですね!!! 歌が子供の救出方法につながるラストも良い! 【プレデター】さん 8点(2001-08-04 14:53:39) |