14.《ネタバレ》 ガチなゾンビ映画ファンには物足りない出来かもしれないですが、怖いのが苦手なゾンビ初心者にはオススメできる映画と言えるでしょう。 冒頭こそゾンビが大量に出てきて飛ばしているが、ゾンビロードムービーと化す中盤以降はややダレ気味だ。でも、キャラクターの魅力も相まってなかなか飽きさせない。いい緊張感を保っていたと思う。アイゼンバーグはいかにも神経質そうな童貞野郎で、用心深さ故に生き残ったという説得力を醸し出していた。ウッディ・ハレルソンはとにかく頼りになる脳筋カウボーイ野郎でカッチョイイですね。トゥインキーの事になるとそれしか頭になくなるが。っていうかトゥインキーって何。あと、忘れちゃならないのがビル・マーレイだろう。あれはおいしい役所でした。 この手の映画でお約束とも言える仲間の死が無いというのもぬるくて良い。遊園地行ってからゾンビに囲まれてこれは絶対死ぬだろうと思ってもしぶとく生き残ります。これは意外や意外。 1人くらい殺した方が感動的になるだろうに、あくまでユルイ路線を貫く所にこの映画の意気込みを感じた。 【ヴレア】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-11-07 05:24:24) (良:3票) |
13.《ネタバレ》 ポップで明るいゾンビムービー。主要キャラが誰も死なない稀有なストーリー。それでいてゾンビ映画としての終末感やドキドキ感もちゃんと味わえます。コメディ色が強すぎないのが良いバランス。 主要4人のキャラクターが非常に良い。姉妹の存在が、ゾンビムービーにまさかの青春的な味わいを添えます。 ゾンビ映画特有の『サバイバル感』も、割としっかり感じられます。車を調達したり、武器を調達したり。こーゆーささいだけど大事なところをきちんと押さえている丁寧さに好感がもてます。 コメディタッチでライトに仕上げつつも、ゾンビ映画特有の不安定な日常を感じられるのが良い。だからビル・マーレイの豪邸でのひとときで、心やすらぎます。ゾンビ映画のこーゆーインターバルのシークエンスが何気にお気に入りです。 ビル・マーレイを撃っちゃうシーンは評判良いようですが、個人的には悪ノリが過ぎた感じがします。撃たれたあとしばらくしゃべっちゃってるし。ぎりぎりのバランスだったのがここだけ壊れちゃってて、ちょっと気分が冷めます。 『遊園地を稼動させて、ゾンビを呼び寄せてしまう。』『あえて逃げ場の無いアトラクションに乗り込んで、自ら危機的状況を作っちゃう』など、終盤の姉妹の行動にイライラ。この4人は、したたかにこの世界を生き延びているわけだから、こんなミスするはずありません。無理矢理危機的状況を作っちゃうような安易なプロットにがっかり。 主人公が決めたルールもごく一部しか紹介されなかったのが物足りないです。主人公のルールにゾンビ映画あるあるをもっとぶち込んで、それが劇中機能するような痛快な演出を期待しちゃいましたね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-31 02:24:54) (良:2票) |
12.《ネタバレ》 基本私はゾンビ好き(≧∇≦)こんなに愛らしいモンスターは他には考えられないくらいゾンビ好き!昔のノロノロ歩くゾンビの方が好きですがσ(^_^;)リメイクドーンオブザデッドで全速力ダッシュするゾンビを初めてみたときは衝撃的でした^ ^
本作のゾンビも走りますが、コメディ風味が強いのでそこまで怖くないです。
実家に戻ろうとする青年。大好きなお菓子を探すアウトロー。二人で知恵を絞り助け合いながら人を騙す姉妹。この4人が織りなすゾンビワールド。
単純に楽しくて好きです。騙され続ける男二人のそれでも女の子を助けに行く太っ腹具合に惚れます(≧∇≦) 【JF】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-08-28 21:55:03) (良:2票) |
11.「ナポレオン・ダイナマイト(無惨な邦題では呼びません)」が大ヒットした辺りから「どうやらオタクを出せば映画はヒットするらしい」ということに映画会社の重役たちは気付いたようで、近年のハリウッド映画はオタクの成長物語ばかり。「イケメン出しても金にはならん。稼ぐならオタクだ」とでも言わんばかりに連発される作品群には若干食傷気味だったのですが、そんな中にあって本作はかなりイケました。勝因はナチュラル・ボーン・キラーことウッディ・ハレルソンをオタクと組ませたことで、この二人が見事な化学反応を起こしています。出会った当初は完全にイっちゃってる人だったハレルソンが徐々に人間らしくなっていく様は微笑ましいもので、本作が優れたドラマ作品であることを証明しています。オタク青年が男らしく成長していく様も定石通りに手堅く作られており、脚本も演技も抜群に安定しています。さらにはビル・マーレイという飛び道具までを投入。ゾンビと見せかけて実は生きていたマーレイに向かって「あら、生きてたのね(二重の意味で)」ですからね。ガーフィールドネタまでが飛び出すなど、身を呈して笑いをとるマーレイの雄姿にはコメディアン魂を見ました。そんなこんなで楽しんで見ていたものの、同時に「そういえばゾンビが全然出てこないな」と気になった中盤でしたが、クライマックスでは素晴らしいスペクタクルが待っていました。迫りくるゾンビを撃って撃って撃ちまくる、ゾンビ映画に求められる爽快感を存分に味わうことができます。ラストは綺麗にまとめすぎの感もありましたが、気軽に見る娯楽作としては十分な完成度だったと思います。不満をひとつ述べるならば、文明が壊滅しているアメリカ合衆国において、なぜか電気が通っていることへの言及がなかったこと。コメディ映画なのだから笑いで逃げてしまえばよかったのですが、これに一言も言及しなかったために思わぬ設定の穴となってしまいました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-02 01:29:24) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 なかなか面白い。
映像的にゾンビ映画として、真っ当かつ高品質であることは間違いなく、一瞬B級じゃないんじゃないのか?とか思わせるんだけどやっぱりどうしようもなくB級であり、そこが良い。
全く説明されないゾンビ過は、社会と背景の損傷度から容赦のなさを知ることができるが登場人物たちはその辺を気にする様子もない。ふざけた空気が流れるなか、何となく生きていこうとして、なおかつ何となく生きてしまえている彼らにどういうわけか共感が湧く。
目的地までの彼らのやりとりに何となく安堵感を覚えるのはなぜだろうか。あの四人のどこかにどうしようもない自由さと繋がりを見つけてしまうと、エンディングがどこか寂しくて、それが心地よいのだった。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-05-31 21:39:28) (良:2票) |
9.「ゴ-ストバスターズ」は観たことないし、ビル・マーレイに思い入れが無いし、ゾンビ映画のウンチクもないもので、元ネタに対する理解度がゼロな割には楽しめた。ホラー映画が大の苦手なので、序盤は怖がらせシーンが多くて(406号のゾンビ化とか分かってても怖い)びびっていたが、中盤からはあまりのアホさ加減に笑いながら観てしまった。つくりの大雑把さや安っぽさはあるが、人生に対するポジティブなメッセージを含んでおり、個人的に好きなタイプのコメディ映画だ。こういう未来では、ウディ・ハレルソンと是非出会いたいものだ。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-12-21 21:25:49) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 面白かった。ロメロのゾンビ映画とかだと独特の閉塞感とか緊張感とかあってドッシリしてるけど、本作はゾンビ映画では珍しく移動が多く閉塞感よりむしろ開放感というか爽快さすらある。だから、ゾンビを撃ち殺して進むガンシューティングの実況プレイ動画を見るような気軽さで鑑賞できる。もちろん、グロも悲しさも多少あるけど、どちらかと言えば楽しい映画。いや、むしろ楽しい映画だと思う。噂に聞いてた某大スターの出演シーンは確かに妙に印象に残る。でも、あの退場の仕方は悲しいな。 【マー】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-05-06 01:21:16) (良:1票) |
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7.うちの社内には映画部があって、こいつが記念すべき40本目。金曜の夜に会社の広いセミナールームに軽食を用意して、でかいプロジェクターーで上映会。普段はホラー映画を見ない女性が多くて、ちょいとゾンビが顔出すぐらいでキャーキャー悲鳴があがるあがる。こっちは慣れてるもんだから、スクリーンのゾンビのお食事にあわせて唐揚げとかも容赦なく食べる食べる。映画も後半になると皆も免疫ができたみたいで、ちょっとゾンビがキモいぐらいでは悲鳴はあがらなくった。有意義なゾンビ啓蒙活動だった。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-13 02:51:59) (笑:1票) |
6.《ネタバレ》 終末を生き残る主人公の掟が「二度撃ち」という具体的なものから「ささやかなことを楽しめ」なんていう人生訓的なものまで様々で、ゾンビの襲来に備えてけっこう勉強になる(笑) 冒頭で知人がゾンビに…という通常のゾンビ映画のパターンだが、その後はどこの誰ともわからない「モンスター」であるゾンビを倒しまくる。 基本的にゾンビ映画というのは「死者への冒涜」という決定的なタブーを冒して、相手が女性や子供、ましてや友人や家族であったことに動揺したり、懊悩するものであるが、そういう哀しく恐ろしいシーンは、この映画にはまったくない。 なので、後味爽やかに見られる反面、戦う相手がゾンビである必要もないという気もする。 しかし、日頃の鬱憤をはらしてスッキリするためのおバカムービーとしては、実によくできている。 きらびやかな遊園地とゾンビという画的な対比も楽しいし、ゾンビのおかげで、失った日常の代わりに友人と信頼を手に入れてハッピーになっちゃうなんてお定まりを逆手に取る展開も楽しい。 ああ、あと、これだけは言っておかなければ。 エンドロールは最後まで必ずみること! 【poppo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-15 09:48:24) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 脚本が洗練されていてなかなか面白い。しかしこれはゾンビ映画ではない。ゾンビは出てくるが、出てこなくても成り立つ作品です。ゾンビ愛が無い。それが残念。私がゾンビ好きでなければもう1点2点上積みしたでしょう。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-13 17:39:13) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 こんなバカ映画のキスシーンで胸がキュンとなった。多分疲れているのだろう。でもこれはゾンビ映画ではなくて、そういう映画なんだわ、きっと。 |
3.《ネタバレ》 ゾンビが居る世界自体に恐怖は感じられず、特にゾンビ映画である必要性がないかも。住んでいた土地の名をあだ名としたキャラたちのやり取りがメインとなり、彼らの掛け合いは面白い。それぞれ欠点を抱えているが、そのウイークポイントが彼らの魅力だったりもする。結局最後まで主要キャラは誰も死なず、ほんわりやんわりとエンディングを迎える。なかなかの秀作。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-04-20 22:48:54) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 なかなか面白かったと思います。ゾンビ映画、というよりも、ゾンビ映画のパロディ映画、というスタイル。人間嫌いでヒキコモリのコロンバスに、筋肉バカのタラハシー。そして人を騙して生き延びる姉妹。どいつもある意味ではいけ好かない面を持っていますが、一緒に旅を続けるうちに、そんな4人になぜか愛着が沸いてきます。そして見終わった後には、不思議と暖かい前向きな気持ちになります。とってもわかりやすくて能天気な映画なので、なにも考えずに楽しく見る事が出来ますが、一つ難点を言えば、「トゥインキー」といったローカルネタは日本人にはわかりにくいことと、コメディやアクションが全体的に中途半端かなと思いました。「ゴーストバスターズ」世代の僕にはビル・マーレイのシーンに笑かしてもらったけど、たぶん知らない人にとってはピンと来ないだろうし、ジェットコースターでのゾンビ虐殺シーンはそれなりに格好いいけど尺が短い。個人的には、ゾンビものコメディの頂点は「ブレインデッド」だと思っているので、あれを基準にして考えるとこれは佳作かなという風に思う。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-24 23:09:14) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 それなりにグロテスクなゾンビさん達ですが、基本弱い。 簡単に倒せそうな感じ。走ったりするけど、殴ればグチャってなってくれるから安心。 そんなんだから、人間側も割と余裕しゃくしゃくで、安心してボケてる。 生き延びるためのルールがゾンビあるある的で楽しい。
それにしてもアメリカのひきもりは社交性が高い。 ひきこもりの人間嫌いの童貞青年がおっかないオッサンの車に図々しく乗せてもらい、 きれいな姉ちゃんとフツーに会話して、フツーにイチャイチャ。 ひきこもりの設定、いらなくない? どうみても人間嫌いには見えないし。
しかし、もっとやられキャラがいないとシマらない(たぶん、シメる気がない)。 登場人物が少ない上に上映時間も90分切ってるし、なまじっか面白いもんだから、物足りない。だから、あっという間に終わってしまい、もっと見せろー!! という気持ちでエンドロールを迎えた。
あと、ゴーストバスターズは予習しておいた方が良い。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-01 21:45:01) (良:1票) |