318.陰影に富んだオリジナリティ溢れる映像、不安を煽る先鋭的な音楽、キリスト教の七つの大罪をベースにしたミステリアスな演出などなど…前作の「エイリアン3」でもそうだったが、映像と音楽を駆使して独自の世界観に引きずり込む手腕は、さすがデビッド・フィンチャーという感じだ。二人の刑事が猟奇犯を追いつめるサスペンスとしては、なぜか序盤から新人刑事の妻トレイシーに感情移入させようとする演出。これはひょっとして、終盤何らかのかたちで彼女が絡んでくるのでは、と思っていたのだが…。《ネタバレ》ラスト、七つの大罪の残り二つ、憤怒・嫉妬は強引にこじつけた感じでイタだけない。しかも前作同様、見る者を陰鬱な気分に引きずり落とし、後味はすこぶる悪い(-2)。まぁオレ流炸裂のフィンチャー作品、とでも言えばいいのだろうか。 【光りやまねこ】さん 7点(2004-04-26 23:17:18) (良:1票) |
317.なかなか。それにしても「G線上のアリア」はホラーとかサイコ映画にバシバシハマりますね!こういう映画であの曲聞くと心が落ち着かなくなります。 |
316.随分前にも一度観たんだけど、なんか思い出せないからTV放映でもっかい観て観たが、やっぱイマイチだった。それにしても、ケビン・スペイシー出ていたんだ~。 |
315.このくらいでは動じない自分が怖い~(TT)。ちらっと映ったダンテの挿絵のほうがよっぽど恐ろしかった~~~。 【ジマイマ】さん 4点(2004-04-19 19:41:23) (良:1票) |
314.最近見たサスペンス・ホラーものでは1番中身がある映画。キリストの7つの大罪になぞらえたってところが。撮影方法もだがブラピ、モーガン・フリーマンの演技もすばらしかったなぁ。後味は確かに悪いが、こんなのもありかと思いました。 【トシ074】さん 7点(2004-04-19 19:19:29) |
313.つまらなくは無いんだけど、難点を言うと、図書館の貸し出し履歴で身元をわられてしまう犯人は頭悪い。私なら偽名で借りるか、古本屋かどこかで買うよ。あと凶器の領収書残しておくのもなあ。途中で方針変更したと言っているし、逮捕を前提だったとも思えないし。インテリぶった計画的な知能殺人を装ってる割には非常にお粗末。これで犯人に対し「怖いなあ」より「馬鹿だなあ」という感情が上回ってしまうので、作品がシリアスさに欠け、恐怖心も盛り上がらない。要は犯人が馬鹿なのでサスペンスにならない。また、犯人の目的は「罪を犯した人間が死の恐怖で罪を悔いる」事にあるので、犯人が嫉妬により殺されるが、死の恐怖で罪を悔いているとは思えない点は譲ったとしても、ブラピが憤怒で殺人犯しても、ブラピが死刑にでもならないことには(その可能性は低い)犯人は目的を達成した事にはならないのでは?(ブラピは生きながら憤怒の罪を悔いるのか?)よってこの辺もちょっと犯人は思慮が足りないというか、浅はかだなあと。(だからブラピは犯人に負けてはいない。)奥さんの首が届いたり、ブラピが私刑することに感じるところはあるものの、オチとしては弱いかなあと。蛇足ながら、この手の作品のレンタルする時は、近所で猟奇殺人が発生した場合、自分のレンタル履歴・個人情報が警察に渡るのを覚悟すべきと思います。 |
312.犯人がその姿を警察署に現すまでは雨が降り続け、姿を現した時は雨が上がり、空は晴れ上がる徴候を見せるが地面は濡れて冷たいまま。なんだかファムファタールって映画に通じるものがあるなぁと思いました。………と同時に思っちゃった事が。実際思っちゃったんだから仕方が無い。ミルズ刑事が地上最強の生物、範馬勇次郎だったら…この犯人は妬みはあるか…?憤怒と復讐を完成させる事もできずに、勇次郎にアッサリ行いそのものを「…で?」の一言で粉砕されちゃって無意味にされたうえに歯牙にもかけられなかったその時どうするんだろうと。彼を崇拝でもするんだろうか。 【マンダム】さん 8点(2004-04-19 10:34:26) |
311.ラスト、パトカーの後部座席に座ったミルズの表情が忘れられません。彼のその後はどうなったのだろうと色々考えてしまいました。モーガンフリーマンはこの作品で老刑事役のイメージが固定しましたね。7つの大罪についての絵画を集めた展覧会を見に行ってリアルさに気持ち悪くなった事を思い出しました。人間は生きている事自体罪なのか。考えさせられます。 【なつもも】さん 8点(2004-04-19 10:19:31) |
310.ミルズが撃った相手のことを思い出して「ああ・・・・あいつ名前なんていったっけ?」その直後にピカッ!!と車の中が光で満たされたシーン、このときもう、全ての人間は罪だらけなのだ、というこの映画の(嫌な)主張と「ミルズは後で裁かれるのです」という監督の(嫌な)目配せを感じた。私は思った。「もう、十点付けちゃおう」(鑑賞から一日たってやっぱり九点にしてしまった・・・何故か。最後ミルズに自殺して欲しかった、余計後味にダメージ?でもそっちの方が予定調和的でいいと思うんだけど)ともかく、これに代表される象徴的なシーン多すぎ。目配せありすぎ。好みはあると思うが私は大好き。綺麗だからいいや。ところでスペイシーに今作で始めてお目にかかったのですが・・・・すごい!!自分日本人なのに、見た瞬間「ワオ!」って言いそうになったよ、オーラがすごい、人目でただもんじゃないなあ、と分からせる。その凄さは、普通の言葉では言い表せない、から「ワオ!」って言うしかないですね(違)後味は言われているほどは悪くないなあ、と思った。私がミルズだったら、彼が警察署に現れた時点で撃っちゃうと思いますが(だめじゃん) 【かなかなしぐれ】さん 9点(2004-04-19 08:38:00) |
309.非常に優れている、といえる映画。それでもこの点数なのは、見てハッピーになれる映画ではないから。特にブラピ演じるミルズ刑事にとっては、悪夢が続いていくだけ…。全体的に暗いが、惹き付ける力を持った作品だと思う。サスペンス映画にありがちな、銃撃戦のシーンばかりというわけではなく、二人の対照的な刑事のやりとりが魅力的。そこに絡む、七つの大罪に関する殺人。でも、この映画の魅力は、やはりラストにあると思う。「envy」(嫉妬)と「wrath」(憤怒)という罪。そうか、そう持ってきたか…。しばし溜息。考えさせられる。ちなみに、「wrath」を英英辞典で引いてみると次のように書いてあった。「extreme anger」 【mhiro】さん 7点(2004-04-19 00:51:07) |
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308.ラストには期待してたんですが・・・。 【犬】さん 7点(2004-04-18 23:46:39) |
307.後味の悪さでは断トツだが傑作だ。肩がパンパンになるような緊迫感と恐怖でグイグイ引っ張っていくが、ブラピの魅力を見せるファンサービスも忘れないのを見てると、ああ、これってスターの映画なんだ。娯楽映画なんだ!と実感した。悪が、それも全く同情の余地のない、歪みきった正義を内に秘めた悪が勝利を収めるという救いのないラストではあるが、「この世は戦う価値がある」という言葉に圧倒される。これほど病んだ絶望を叩きつけられても希望を捨てないアメリカって・・・・こちらの理解を超えるな。これから日本でも、こういう犯罪が増えるような気がするよ。また、こういう犯人をヒーロー扱いする人も増えるだろうな・・。そうなりつつあるしね。 【ひろみつ】さん 9点(2004-04-18 22:45:38) |
306.自分も終盤は祈りながら見ていた。しかし、それが裏切られた時のあの絶望感…。劇中のブラピでなくともパニクりかけた。綺麗にまとめるのであれば、やはりあそこでブラピには堪えて欲しかったけど、あれで仕方無いよなとも思う。結果的には「負けた」ことになるとはいえ、誰にも彼を責められないだろうと。とまあ、いろいろ考えてしまう。確かに後味が悪い。が、映画としてはそれで大成功なのだろう。役者陣の演技は、いまさら言うまでもないが素晴らしかった。 【カシス】さん 8点(2004-04-01 20:01:07) |
305.やっぱ、ラストですね。自分は案外、こういう 終わり方のほうが好きだったりもする。 【幕ノ内】さん 7点(2004-03-30 21:35:02) |
304.『最高傑作』この一言で済ませてしまうのが本当に惜しいほど、衝撃的かつ傑作としか言い様のない作品。この映画が、ここまで質が高くなった理由は主に3つある。①映像 D・フィンチャー独特の映像美が、無残で猟奇的な殺人現場のムードと、映画自体の暗さを引き出しており、普通なら緊張しないような場面でも何故か緊張してしまう。 ②キャスト モーガン・フリーマンの演技もさすが。だけど自分は、どうしてもブラッド・ピットの演技に魅了されてしまう。特にラストの演技には、もう鳥肌がたった。彼がいなければ、映画にこれだけのボリュームを出せただろうか?答えを出すならばそれは勿論「NO」である。 ③衝撃の結末 見終わった後、あまりにも衝撃的な結末と、見る側の感情を逆撫でするような編集方法には、恐怖さえ覚えた。だけど、どうだろう?確かに後味は悪いかもしれないし、好き嫌いがハッキリと分かれると思う。でも、この様なアン・ハッピーエンドの映画こそ、傑作を生むのではないだろうか?「未来世紀ブラジル」「猿の惑星(‘68)」そしてこの「セブン」・・・・。どれも映画史に少しではあるが名を刻み、未だにその名を光輝かせている。それは何故なのかと言えば、ハリウッド映画が『どんなピンチに陥っても、最終的にはめでたしめでたしで終わる』という固定概念を、観客に知らず知らずの間に植え付けていたから。しかし、これらの映画はどうだろう?『最後は無事に解決させて終わる』という観客の予測を見事に打ち砕き、しかし観客の心にそのタイトルと内容をしっかりと刻み込んだから。そう、『ハリウッド映画=ハッピーエンド』という考えを、真正面から打ち砕いたのだ。鑑賞後の後味や、ハッピーエンドをどうしても大事にしたい人に、無理には勧めない。しかし、是非ともご覧になって欲しい一作である。 |
303.随分と評判が良かったので観賞しました。ラストは後味が悪いというかなんと言うか。6番目の殺人理由の「ねたみ」(でしたよね)って何か関係ありました?その辺が見てて全くわかりませんでした。ブラピの奥さん役でグウィネス使ってるんで,もう少し登場シーンがあるかと思いましたが,随分と登場シーンが少なくて完全な脇役扱いでしたね,後のアカデミー女優が。 【北狐】さん 5点(2004-03-22 17:00:56) |
302.面白かったです。ただ、後味が悪すぎです。 |
301.結構ハラハラして見ていられました。でも皆さんが書いておられるように最後が・・・何かしら予想は出来たんですけど。ちょっと残酷ですね。 【ゆきむら】さん 6点(2004-03-17 03:55:31) |
300.トラウマになってもうた映画。怖い怖すぎ、何が怖いのか理解できひんのが、また怖い。精神逆なでする映画やねんけど、不思議とまた観たくなるねん。なんでやろ。俺がおかしいの? 【なにわ君】さん 10点(2004-03-15 20:40:32) |
299.最後の罪は反則だ。あれはダメ・・ブラッド・ピットは何をするにもあまり表情変わらないから下手糞に見える。最後はくしゃくしゃになってたけどもね・・ 【モチキチ】さん 4点(2004-03-13 11:21:56) |