12.なるほど。確かに長いし、どことなく暗い部分もあるが、それを補うだけのものがあるし、見応えある作品になっている。ユダヤ系家族というものの中にある人種差別的なものの辛さ、それでもここにいる人達は皆が歌を歌うことの楽しさを知っているし、例え、人種差別的なことをされても一生懸命に生きている。誰一人として絶望的なものを表に出すことなく生きている。娘のことを心から思う父親の人間的な温かさ、音楽が生きる力として生まれる家族の絆の素晴らしさ、娘の結婚式での場面での周りの人達も心から祝福している。映像の美しさと素晴らしい音楽もこの映画の見所である。重たいテーマというものが背景に感じさせるのに観ていて嫌な気持ちになど全くならないところが良い。例えばこの映画をスピルバーグやオリバー・ストーン辺りが監督していたらとてもじゃないけど説教臭くて陰気なものになりそうで見れないであろうが、そういう説教臭さが感じさせない所もこの映画の良い所である。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-30 11:49:25) (良:1票) |
《改行表示》 11.次女を見送る駅でのシーンがほんとによかった。 この次女がいちばんきれいだよね? 私自身が国際結婚をし海外で暮らしているが、 私の両親もやはりなにも言わず好きなようにさせてくれた。 私の目は希望にあふれていたのだろうか。 ユダヤ教徒である母親がキリスト教の神父に会いにいく場面、 ユダヤ人というのは選ばれてしまってよかったのかな。 |
10.淡々としている。山場といえば結婚式だけかもしれない。しかしずっと目が離せない。主役のおっさんがいい味出しすぎ。いや、すべての配役がぴったりはまっている。文句をつけるところがない。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-09-13 23:29:40) |
9.屋根の上のバイオリン弾きって、主人公たち民族の培ってきた伝統を守り続けることで暮らしている自分たちを比喩したものだったのか(ていう感じか!?)後半が物悲しかったけど、迫害されても彼らの場合は悲惨な運命を辿るんじゃなくて、新しい場所で再びやっていける希望があるって感じられたのが救いでした。音楽は、自分は冒頭の「トラディション」とそれに続くオープニングのバイオリンの音色がとても好きです。「一家を支えるあるじ、それがパパ~!家の中で家事をし家庭を守るのがママ!10歳で商売を学び許婚を決められる息子、母親から家事を教わり父親の勝手に決めた相手と結婚する娘!・・・」日本もちょっと昔までは同じような生活だったんだろなと思い、大変な暮らしかもしれないけど、何だか微笑ましくてうらやましくも感じた。みんながいつもせわしなく働いていて、村人の結婚の仲介をするおせっかいな世話好きのおばさんとか、成金の人や村人の相談を持ちかけられるラビ様とかいろんな人がいて、それぞれがかけがえない存在で助け合いながら生きて行くのってやっぱりいいなと思いました。 |
8.自分が何故レンタル・ショップで手にしたかが不思議なんですが、ミュージカル映画って嫌いなんですよ。どーも、セリフの途中で突然歌い出すのって苦手で・・・。これもそんなシーンが次から次と出てきて、そのシーンについてはちょっと食傷気味に見てました。・・・・しかし。その部分をガマンして見てて良かった。面白いじゃないですか!美しい風景をはさみながら語られる楽しく優しく悲しいドラマが、3時間強という長さを全く感じさせませんでした。相変わらずミュージカル系は苦手だけど、興味をもったミュージカル映画は見てみることにします。またひとつ映画を見る楽しみが増えた。 |
7.30年前に映画館で見たときには少し長いなあと思いながらも「サンライズ・サンセット」で感動しましたが、今回見直して主人公の夫婦は理想の親の姿だなあと別のところでも感動しました。親は子供が間違った道に進むかもしれなくても、それが子供の幸せなら見送る強さが必要で、それが子供にとって一番望むものかもしれない。トポルは「フォロー・ミー」と、この映画の2本のおかげで大好きな俳優です。「サンライズ・サンセット」。生きている時間の残りが短くなってきて、さらに感動が深まりました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-27 15:03:24) |
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6.いろいろと感じたり考えたりしたとこはあるけど、ものすごい勢いで長くなりそうなので、一つだけ。もの悲しくも、とても前向きに開き直れる作品でした。いつの日か本場の舞台も観たいなぁ。 【ロバちゃん】さん 8点(2003-07-08 19:48:41) |
5. 愛ですよね~。30年前なんですね~。話は面白いんだけどバイオリン弾きは実在したのかな~?主人公の想像の世界? 【さすらいパパ】さん 8点(2003-05-27 03:23:13) |
4.ミュージカルでは一番好きです。トポルはいいですね。生きる人々の温かい息遣い、そして悲しみ。なんといっても音楽が抜群。最後は切ないですけど、さらりと仕上げてあります。 |
3.ミュージカルが元なんですか・・・しらなかった。どうりで頭から聴かせる音楽満載だと思いました。オープニングタイトルが出るあたりのバイオリンが最高です。秋の夜長に彼女とも一度見たい。 【りげいん】さん 8点(2001-09-26 21:45:41) |
2.面白うて、やがて哀しき・・・を地で行く作品。お人好しだがしっかりした信念を持つテヴィエとその家族のひたむきさに心を打たれた。ユダヤ人の暮らしや旧約聖書についてもっと詳しければさらに深く感動できたかもしれない。 【山岳蘭人】さん 8点(2001-09-23 22:13:36) |
1.ちょっと長かったけど、笑えるところがいっぱいあって面白かった。こう言う映画は初めて観たのだけど、もっと観て見たいと思った。つらい事も嬉しい事も歌にして歌ってしまえば、前向きになれるって気がしました。 【テヴィエ】さん 8点(2001-09-04 14:58:21) |