8.《ネタバレ》 グロい映画でついていけません。四肢切断など趣味が悪いです。まず言いたいのはあの手の大名はいないということ。江戸後期にもなれば大名はみんな物わかりがよく大人しい。非道の振る舞いをすれば、いくら将軍の弟でも乱心扱いで押し込め隠居させられます。朱子学、儒教に基づいた倫理観(御世道)が許しません。それよりあの大名が剣豪だったら面白いのにと思いました。たいてい馬鹿大名は武道に疎い青瓢箪ですが、その裏をついて欲しかった。そうすればラストの対決は見どころがあった。あっさりを首を刎ねられて残念。面白い性格だったのに。【疑問点】①参勤交代の行列が出発してから何故三日間ものんびりしてたのか?②宿場は公共のもので買い取ることなどできない。毎日何百人も宿泊するのだ。宿場に村人がいないのも変。③大名行列には常に先遣隊がいて、宿泊する陣屋などと打ち合わせをする。先遣隊があの大仕掛けに気づかない筈がない。④当時は家の改修でも役所の承認が必要。大仕掛けを見た誰かが役所に密告する。⑤当時の大名はお金がなくて、江戸に出入りするときと出帰藩するときだけ人足を雇って格式通りの大名行列をするけど、それ以外は少人数だった。途中で手勢を集めたといってるが、どうやったのか。⑥新左衛門は「小細工はここまでだ!」と弓矢攻撃をやめるけど、まだ130人も残っているんだよね。⑦火まみれになって暴れる牛がかわいそう。動物虐待です。⑧山の男が強すぎる。山の男が不死身すぎる。山の男がどうして参加したのか不明。⑨明石藩士達は鉄砲、弓矢、槍を使わないのが不思議。鉄砲手は射られる場面があるが。⑩真っ先に屋根の上に登り、射者をうつべし。⑪街道の両側を塞いだところで、いくらでも脇に抜け道はある。⑫大名暗殺が目的なら行列の伸びきる山中で待ち伏せて鉄砲で狙えば良い。井伊直助暗殺の事例(18名、ピストルを使用)をみてもわかるが側面から襲撃すれば比較的容易い。宿場で待つのは阿呆。全員を殺すのは無駄な殺生で、大名の被害者より人数が多い。⑬新左衛門が大名にわざと刺されるのはどうして?⑭陣笠、編傘などは視界が悪くなるので真っ先にはずす。⑮大罪を犯した武士は類が家族郎党に及ぶので離縁したり、息子と縁を切っておく。⑯四肢切断女の目から流血してるのはなぜだろう。⑰どう考えても明治維新や原子爆弾とは無関係。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-17 04:55:59) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 昭和38年に公開された東映映画のリニューアルとはいえ、久々の時代劇大作でした。美しい山並み、CGとは思えない堂々たる大名行列、乱戦・混戦の斬り合い、体中にこびり付いた血糊、暗い室内等々、これぞ時代劇と感心いたしました。しかし、幾つかの気になった点を挙げます。▼冒頭の間宮図書に切腹の作法が通常とは異なっていたような?小生が知っている作法とは、腹を一文字あるいは十字に切った後、喉を突くか右首の頚動脈を 切るかして絶命させる、といったものです。「日本の最も長い日」で阿南大将は腹を一文字に切った後、右頚動脈を切っていました。▼松方弘樹のようなベテラン俳優が出ていたおかげで、殺陣が引き立ったのは認めますが、武士同士の話し合いの場で、あの江戸っ子言葉は、妙に映画軽くしてしまっていました。▼獣のような野人はまったく重厚な雰囲気を一気に壊してしまいました。名主のオOOを掘るなどというジョークにもならない、どうしょうもない場面を挿入するとは??左頚部に小刃をつき立てられていながら、生き残ってしまったとは?唖然としました。さらに、訳のわからない台詞を何度も何度もはいて、意味のない役だと感じました。▼原作には、その野人も出ず、最後の対決時もあんなにだらだらと言い合いをしておらず、そのほうが武士同士の対決らしいと感じました。 ▼挙句の果てに、最後に「23年後に明治となった」などと理解に苦しむ文章が出てきたのには、今までの緊張感が一気に崩れ落ちてしまいました。それやこれやで、緊張感を削ぐ設定等が多く減点が大きくなりました。▼最後の吹石一恵さんの素敵な笑顔でそれらが一掃されましたが・・・。 【亜酒藍】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-09-27 16:10:31) (良:2票) |
6.最後の長々と続くチャンバラシーンですが、次から次からと出てくるさまはまるで無双シリーズです。劇中でざっと○○人と言ってたシーンがあったと思うのですが、それ以上の人数がいるような気がしてなりません。あと、みんな同じような格好しているので人の見分けが苦手な私には、主要な何人かを除いて誰が誰やら分からないまま最後まで観てしまいました。 【いっちぃ】さん [地上波(吹替)] 5点(2015-07-04 09:21:34) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 三池映画にしては普通でまともで、特別に面白いわけでもないが、つまらなくもない時代劇。だからこき下ろすところもなければ、褒めるところもない、特にグロくもなければ爽快でもない……という映画。悪い奴は殺す、ただそれだけ。 【ブラック武藤】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-28 00:42:01) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 殿様が超極悪人でそれを倒すために立ち上がる、っていうわかりやすい話で、途中まではものすごく面白かったんですが… 武士道ってのが私にはよくわからないせいか後半、たいした意味も無く、無駄に死んでいってるようにしか見えなくて。屋根の上からずっと矢を撃ってりゃもっと楽ができた気がするし、あんだけ事前に罠いっぱい仕掛けて準備ができるのなら罠だけで全滅も狙える。犠牲者ゼロで済んだよ。 残り130人ぐらい、と言いつつどう見てもその人数以上に次から次へと敵が沸いてくるし。 生き残ってもどうせ切腹せにゃならんからなんだろうけどボス(役所)は殿様に意味なく刺されて死ぬし。 最後の最後に野生の人(伊勢谷)は首に小太刀ささって、さらに切られても死んでないどころか、ピンピンしてるってので完全に冷めた。なんなの?和製ウルヴァリンなの? 前半8点、後半3点で、平均5.5点だけどこれを映画館で観ていたら、と思うとやっぱり5点か。DVDで観るなら悪くない…というのも言いすぎだな。DVDで観るのもイマイチです。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-11-02 18:05:08) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 松方弘樹は流石の殺陣。そのキレはいささかも見劣りしなかったです。でもやっぱり、脚本に難ありでしょう。火薬を使ったり、大掛かりな柵を作ったりした割に、ほぼしょっぱなから斬り合うという無策さ。もう、ただ単に「斬り合いを見せたかっただけ」という意図が見え見えでかなり興ざめ。ゴローちゃんに、弓の届く位置まで確保しておきながら、且つ、「まだ矢が余ってんじゃん!?」という状況で斬り合うって・・・。また、13人の中に一人若造がいますが、これがまたヘタレ・・・。13人の中でもトップレベルの伊原剛志の紹介なんだったら、少しは天才肌のところがあるとかの設定にすれば良かったのに・・・。(もしくは、ゴローちゃんにただならぬ恨みがあるとか。)更に、伊勢谷友介は、完全に不要。しかも、首を刀で貫かれて生きてるって・・・。(しかも何事も無かったかのように。)山道案内しただけジャンこいつ。存在意味が全く不明。ラストで山田孝之だけ生き残ったのも意味不明。 とどのつまり、アクションシーンと岸辺一徳以外は見所なかったということで・・・。 【Endorphine】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-11 23:22:24) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 冒頭の切腹の鬼気迫るシーンから迫力のあるタイトル文字を見てこれはすごい映画の予感がするぞと鳥肌が立ったものの、後半のチャンバラシーンからは興醒めしてなんだかどうでもよくなりましたね。あそこまでお膳立てしてやっとこさ相手を罠にハメたのになんで正々堂々と戦いはじめるねん(笑)人も初めて殺したようなしょぼいメンバー(注:稲垣メンバーのことではない)含めた13人なんだからもっと減らしてから戦いましょうよ~。あんな狭いセットでなんかごちゃごちゃと1対10ぐらいで普通に互角に渡り合ちゃってるの見てたらリアリティーもなにもあったもんじゃなくて見るのもうんざりです。(同じようなシーンばっかりでメリハリがないし)出演してる俳優は怪演を見せた稲垣吾朗を筆頭にみんないい味だしてるのにすごくもったいない作品。 【映画大好きっ子】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-06-06 18:04:19) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 面白いけど、原作を見たわけでもないのに、強い既視感のある面白さだった。
見所は沢山そろっていた。新左衛門が暴君・松平斉韶を討ち取る決意をする場面、木賀小弥太が道場で新左衛門に決意を述べる場面、落合宿で敵が懐に飛び込んでくるのをじっと待つ場面、などなど。 でも、時代活劇の面白さを感じる反面、「コレどこかで見たことあるな」という感覚に始終とらわれて仕方がなかった。 新しい創造をしろと言いたい訳じゃない。幕の内弁当は食べ飽きた、という感じ。 後、出てくる女性がどれも色気が無く、怪談の幽霊みたいで気味が悪くて閉口したなあ。
しかし、俳優の良さは十分出てた。特に、役所広司、伊勢谷友介のキャラの味わいが十分楽しめた。そこが見所かな。 【ながもん】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-10-01 20:27:46) (良:1票) |