4.《ネタバレ》 原作未読。後からわかったが、何と言っても声優に起用されている俳優陣の顔ぶれが豪華。フジテレビが話題づくりのために力をいれて製作したのだろうか。高橋克実だけは見てる途中でわかったが…。他の方も言っているとおり、背景画のち密さとは対照的なチープなアニメーション(動き)は、あえて意図したつくりなのかどうか……。とはいえ、お母さんの微妙な感情は表情によく表現できていたと思う。本作のテーマはフランク・キャプラの名作「素晴らしき哉、人生!」にも底流で通じていると思うが、自分を客観視する、視点を変えるとことにより、誰もが生き方を変えることができる可能性を描いている。そして、たった1人の友がどれほど生きる支えになるかということも……。誰もにとって、この人生もまた「修行」の場なのかもしれない。恐らく原作が秀逸なこともあると思うが、いい映画でした。 【田吾作】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-15 11:49:54) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 人生が一生暗い色のままでいるか、人生をカラフルに彩ることができるかは結局は自分の行動しだい。人生がつまらないと言って悲観的になる前に先ずは行動から変えてみよう、ということです。そして、姿やキャラや生き方なんて十人十色。他人の視線や評価なんかあまり気にしないで、自分らしく堂々と生きよう、といった人生を前向きに生きるためのメッセージをたくさん感じました。しかし実際には言うは易く行うは難しで、それが簡単でないから"人生"は厳しくもあり、生きていくやりがいを感じるのだと思います。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-03-11 21:39:26) (良:1票) |
2.勇気や、やる気が湧いてくる。考え方ひとつで見える世界は変わる。今を生きる。生きづらい世の中ですが、この映画のメッセージを現実に活かしていけば、確実に前向きになれる。悩んでいる人に勧めたい作品ですね。 |
1.《ネタバレ》 予備知識はほぼゼロ(強いて言えば予告編程度)で観賞。 一言で表わせば究極の人生(家族)再生計画。『半ば強引に試練を受けさせられる』『母親は不倫していた』『初恋の娘は援助交際中』『友達もいない』等のおかげでかなりヘコんだ所からスタートし、やがて友達ができたり、軽蔑していた人間の汚くない部分に気付けた事で少しずつ今の人生を楽しいと思えるようになっていく。とまぁ文章だけみると詰らなさそうだが、構成や話の流れが良く練られているので2時間と言う時間が流れるように過ぎて行きました。 少年に入った魂の正体に関しても、勘の鋭い方は結構気付く(思い直してみると伏線も結構あった、『他人』と言っている母親の不倫に異常な嫌悪感を示すなど)と思いますが個人的には上手いなぁと思った。 難点もいくつか挙げます。友人が出来ることで主人公の性格が急激に良い方向に向かうのだが、『人間ちょっとしたことで劇的に変われる』と言う意味だと捉えられるが、ちょっとだけ友人の出来かたに強引さを感じてしまい、ここはもうチョイ時間をかけて他人から友人に変わる様子を描いて欲しかった。 あと女の子は援助交際を止めたのか?とか、細かい所では途中出てきた強盗少年達がそのままフェードアウトなど消化不良になっている点があり、全部すっきり解決しないのも現実味があると言えばそうだが、ちょっと後味悪いかな? 設定的にしょうがないが、基本話に緩急や笑いは無くひたすらゆっくり同じペースで進んでいくので、物語の合間にこうスパイス的なシーンが欲しい方には合わないかと。 最後に、思っていたほど悪くは無かったがやはり『声』。必死に声だけで演技しようと頑張っている様は伝わるが、やはり感情が高ぶったりしたシーンでは荒が出ていた。何気にモブでクレしんのキャストが結構出ていたが、そんなチョビチョビ出すくらいならいっそうの事クレしんキャストでやった方が色々話題にもなった気が。 河童がかなり私の中で不評だったので心配したが良い方向で外れました。ただやはり『代表作』と比べてしまうとちょっと弱いかな? 悪い点を結構挙げたが、そこまで気分を害する程ではなく気になった程度なので深読みなさらずに。 声優の演技込みで面白かった順にすると戦国>オトナ>>>本作>>>>河童こんな感じでしょうか。 【ムラン】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-22 03:32:33) (良:1票) |