4.最初に観たのは、中学か高校の時、よみうりテレビの深夜放送「cinemaだいすき」で。エラくハマってしまい、それ以来、「もっともSFらしいSF映画」というと、本作を思い浮かべちゃう。と言っても、別に宇宙人やら巨大生物やらが出てくるわけでも無いし、画面がキラキラピカピカと特撮で飾られているわけでもない。どっちかというと、地味な田園風景が広がっている映画舞台、そこに登場する、妙な形の消防車やら、モノレールやらのカッチョ良さに、当時の私は、惹かれたようです。で、最近観直してみたら、やっぱりそういったシーンに、「そうそう、これこれ!」とうれしくなってしまう。それに、独身時代は親から、結婚後は妻から、「本買い過ぎ!」「これ以上買うの禁止!」と責められてきた私にとって、この映画で描かれている内容は、なかなか他人事と思えないものがあります。もし、ピンと来ない方は、この映画の「本」を「エロ本」と置き換えてみれば、男性諸氏ならばヒジョーに身につまされることでしょう、隠した「本」を見つけ出され、処分される、その恐ろしさ、ブルブル。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-04-25 20:35:20) |
3.印象に残るシーンばっかりだった(映像的に)。原作も読んだが、映画はかなり色々設定も変えてあるしカットもしているが、本質を変えずに上手くまとめてるあたりがかなり凄い。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-23 20:07:31) |
2.レンタル落ちで安く手に入った時は狂喜したね。文字が出ないイントロから洒落てる。中国の焚書とか北朝鮮のことを思ったよ。ロケハンで捜したんだろうけど、モノレールが走っている田舎とか、画一化された住宅街とかに、えもしれない雰囲気がただよっていて好きだな。ラストシーンは本好きには感動的。SFはIFから始まるんだから、ありえないといったら、終わりだよね。こういうSFをもっと観たいね。スターウォーズやスタトレだけがSFじゃないさ。それらも好きだけどさ。 【すぎさ】さん 9点(2003-06-20 00:16:29) |
1.トリュフォーって、ヌーヴェル・ヴァーグの作家の中でも苦手な方なんです。あの、感情の激しさと甘ったるさがどうも…。ゴダール作品の方が好きなの多いです。でも、『大人は判ってくれない』とこの映画だけは別。トリュフォーテイストのSF映画って、なんだか不思議な感触。色彩の鮮やかさが強烈に印象に残ります。 【しっと】さん 9点(2001-11-18 03:11:31) |