《改行表示》 4.このシリーズの今までの作品とは違って、サスペンス調。 あまり面白くない。僕が思うに、ファンタジーとサスペンスというのは非常に相性が悪いのではないかと。何がどうなったら安全でどうなったら危ないかという、観客に緊張感を与える元になる設定が、完全に架空のものだからである。 だから我々は、箱が壊せなくて非常に困った、幻の剣が見つかってよかった、妖精が意外と強くて助かった、などの一つ一つのイベントを見終わってから、「そういうもんなのね」と思うしかない。途中経過でハラハラすることがない。 だがかといって、リアリティーを強めるとこんどは「ハリー・ポッター」ではなくなってしまう。ハリポタという名の下で観客に緊張感を与えるのは難しいのではないか、と僕は思う。 【佐吉】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-01-11 16:39:02) (良:3票) |
3.悲しい時は踊れば笑顔に出来るなんて。ハリー、勉強になるなぁ。 【うー】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-02-27 22:30:37) (笑:1票) |
2.長いのに小粒というアンビバレンツな作品。「ヴォルデモートとの最終決戦」という一本のドラマの前半を2時間強の尺を使ってぶっとく描かれるのかと思いきや、じっさいは小さなトラブルが発生してそれを解決して…という流れの繰り返し。一応全体には「ヴォルデモート討伐」という明確な目的が根底を貫いているはずなのだけど、終始寄り道ばかりしているような調子。この締りのなさが、大作っぽい雰囲気と凡作っぽい雰囲気を兼ね備えてしまっている原因でしょう。なじみのキャラが死んでしまったりもするけど、殺されるシーンが描かれることはなく、なんと「○○は死んだ」とセリフのみでの処理。こういうところもなんとも締りがないですね。ただアイテムを探して冒険するRPG的なシナリオは言うほど退屈しませんでした。ヴォルデモートを討伐するのに必要な条件やアイテムが判明したときの爽快感は、ストーリーの流れを変える役割も果たしており、技法的にもかなり適った展開であったと考えます。 【Jar_harmony】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-01-31 14:12:58) (良:1票) |
《改行表示》 1.世界的大人気のファンタジー大作シリーズも遂に最終章のPART1。 ここにきての、前編・後編に分けた映画化には露骨な商業主義を感じずにはいられないが、これほどまでに世界中で“売れる”コンテンツになってくると、それも致し方ないことだろうと逆に納得ができる。 今年(2011年)に入ってから、未見だった第三作目以降を立て続けに観て、各作品の面白さとつまらなさを随所に感じつつ、ここまでくるとラストが気になってくることは否めない状態になっていた。 最終章の前編だけあって、物語の核心に迫っていく中でシリアス度は高まっている。が、一方でファンタジー映画としての娯楽性はあまりに乏しかったと言える。 大盛り上がりを用意しているであろう「後編」への布石であることは理解出来るが、それでも一つの映画として公開している以上は、それなりの興奮を与えてほしいところだ。 シリアスな展開の中で、娯楽性を補うドラマ性が高まれば良かったのだが、主人公をはじめとするキャラクターたちの“苦悩”は、これまでのシリーズの中で繰り返されてきた要素が強く、感情移入出来る深みが無かった。「今更そんなことで悩むな」と、少々あきれてしまった。 ストーリー的にも、画的にも、今ひとつ“新しさ”がなかったことが、インパクトが薄れた最たる要因だろう。 さて、今夏公開の最終作で一体どんな大団円を見せてくれるのか。ファンではない分、客観的な興味が高まる。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-04 01:07:00) (良:1票) |