4.《ネタバレ》 ゲーム音楽ってPSG音源やFM音源で鳴らしてた時代の方が印象に残ったじゃないですか。CD-ROM以降の、どんな音でも鳴らせますって状態になってしまうと、かえって他のジャンルに埋もれて名曲が生まれなくなっちゃった。この映画にも同じ理屈が言えて。この映画のビジュアルは前作から圧倒的な進化を遂げていながら、退屈。そこら辺にゴロゴロしてるゲームを含むCG作品との差異は感じられず。前作にあったインパクトは皆無なのですよね。物語なんてものは、前作からしてあの程度ですから、最初から期待なんてしちゃいませんが。肝心なのは、いかに独自進化したデジタルワールドを見せて貰えるか、だったのですけれどねぇ。完全を求めて不完全なものを排除していった世界で、なんで最近のCG技術まんまな、リアル指向の世界が構築されていっちゃうの? あくまで創造主のリアル指向が矛盾として反映されていたとでも言うのでしょうか。やたら無駄の多いプログラムばかりな世界。シンメトリーを基調とした幾何学模様のポリゴンむき出しな、それこそ無駄のないCG世界が遠く遠くまで広がっていたとしたら、どんなにか素晴らしかった事か。太陽の美しさを語るのに、この世界の輝きはどうにもハンパじゃないですかえ? ラストの太陽はそんなにキレイに輝いてましたかね? もっとフェティッシュな、それこそ今の技術ならアッチの世界はフルCGって状態でも良かったんじゃないかなぁ。リアル方向にブラッシュアップするなんて、当たり前過ぎてつまんない。あと、余談ですが、音デカけりゃ料金他より余分に取っても構わないってモンじゃないでしょ、IMAX。明るさは一部のREAL Dに負けてるし。3D前売り券から更に600円プラスって。 【あにやん🌈】さん [映画館(吹替)] 4点(2011-01-03 21:47:28) (良:2票)(笑:1票) |
3.設定、配役、由緒正しいことこのうえなしの続編。で、あるにもかかわらず、肝心の「トロン感」とでもいうべきものが、この作品からはあまり感じられない。私感だがこの「トロン感」は主に三つの成分、直角移動アクションと電子音楽、もうひとつはポップな色彩から成り立っている。このうち音楽だけは新作もレトロモダンな響きと無調的な旋律でトロンっぽさをよく表現している。しかし新作はあとの二つの要素が決定的に欠落している。バイクはゲーム面でも曲線を描いて曲がり、普通のバイクアクションと変わらない。色彩は黒っぽく印象が暗くて縁起が悪い。ついでに語り口もいやに深刻な雰囲気で重々しい。旧作はキッチュでポップな駄菓子屋的感覚に貫かれていて、明るく脳天気な作品だった。 ついでに言えば、新作ではトロンの世界に気象現象があるが、それは進化と言えるのだろうか?CG技術的にはともかく、イメージは退化してないか?アクセスが格段に早くなったのは笑えるが、PC内に入るプロセスが無くなったのもエンターテインメントとしてどうなんだろう。 【皮マン】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-05-24 20:17:14) (良:2票) |
2.訳の分からん話とウンザリするほどのデジタルシーンが続く「だけ」の映画。眠くなりました。予告編は面白そうだったのに残念。 【Kの紅茶】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-08-07 18:04:01) (良:1票) |
1.トロンのトロンも主役じゃなかったので予想はしてたけど、今作のトロンはもっと存在感が薄れてしまってますな。 この物語はユーザーとプログラムの関係性が当時としては斬新だったと思うのだが、今作では新たにユーザーの存在しないプログラムが登場して結構重要なポイントになってるけど、その凄さというか素晴らしさがいまいち伝わって来ない。 まあ、見た目ちょっと可愛いというのはあるけど。 あと、親父が死んでるのにあんまり悲しそうじゃないというのもどうかと思う。 その代わりに見た目ちょっと可愛い娘が生まれてるので、差し引きすればかなり得してるんだけどね。 ストーリー的には特筆するような発展はなく、前作と似たような感じ。 映像は進化してるとは思うけど、それが逆に仮想現実の異次元感を失わせてしまってるような気がした。 未来都市とか、どこか別の惑星といった感じで、コンピューター世界の中に居るという印象は薄れてしまってる。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 4点(2011-07-14 18:07:11) (良:1票) |