9.《ネタバレ》 完全なネタバレあるのでご注意下さい。 本当に酷い、脚本家のプロ意識を問いたい作品。もちろん、ただ単につまらないと言うだけだったら、無能さを責めるだけのことなのでそんな無意味なことはしたくない。ところが、この作品は脚本家の無能さのみならず、やる気の無さ、不実さがはっきりと表れた作品。何と言っても、シリーズ物の第2作と第3作でストーリーの流れがほぼ同じというのは、前代未聞。呆れ返ってひっくり返った。 だって同じでしょう①大勢の人間が乗っている(①フェリー②プラント)が事故で危機に陥る→②仙崎を含む海上保安官たちが救助に向かう→③大部分は救出されるが、仙崎と一般人数名がアクシデントで取り残される→④何らかの事情で外部からは救えない→⑤仙崎が超人的な努力で数々の危機を乗り越えるも→⑤最終的には水没し、仙崎の安否が心配されるっつうか、ほとんど死んだと思われる→⑥つながってる(笑)仲間が探しにいくと奇跡的に生きている→⑦海岸で加藤あいが迎える(大爆笑) 全く同じでしょう。さすがテレビドラマ上がりの脚本家、ドラマだけでは飽き足らず映画までワンパターンを持ち込むとは。 なんだったら、またドラマ化して、毎回、毎回仙崎が死に損ない、加藤あいが海岸まで迎えに来る話でも書けばいいのにw あと、頭が悪くて知識が無いなら、調べるか、あるいは自分の知ってる範囲で書けばいいのに、かなり重要な国家的な決断をせまられる問題が、海上保安庁の「課長」wと内閣参事官(爆笑)の二人の話し合いでどんどん決められていくいい加減さ、適当さも笑えました。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-27 11:33:10) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 サイテーな3D。立体の効果がちっともなくて、ただ見辛いだけ。振り回しまくりなカメラ、低コントラスト、暗い画面って3Dに不向きなんですが、ほぼ全編ソレですからねぇ。六本木ヒルズのスクリーン7にフルサイズで上映できないというマヌケな状態。最初から3Dで撮るつもりだったのならば仕事があまりに雑だし、後で3D化を目論んだのならば金儲けに走ったとしか言い様がなく。3D映画は入場料二割増しになりますからね。さて、これまで『海猿』なるものを全く見た事がないのですが、そんな人間はある程度無視して突き進みます。人間関係の説明なんかは無し。意味不明ハイテンション肉体誇示プロローグの後、唐突に物語は事故現場へ向かう状態から始まるので『海猿』って世界に入り込む糸口もなく、海洋パニック映画としての世界のみを楽しみましょう、って状態。で、パニックものとしてはワリと早い時点で「その程度か」って事になってしまうのがツラいんですよね。プラントに取り残された5人の人間の脱出の物語です、って相当限定されたモンだなぁ、と。パニック映像は頑張っておりますが、日本映画独特のクドいスローモーションと大変な状況でモタモタとクサいドラマ語り出すあたりに辟易。それでも回想映像入れて感動の押し付けしないだけマシか、と思ってたらクライマックスでこってり回想。最大の障害だったハズの台風はいつの間にか消えちゃうし。登場する人々のハイテンションっぷりも、この世界に慣れてないからか、奇異に映るばかり。更にはクドく何度も大写しになる「海上保安庁」の文字。なんだか、いろんなものを誇示したい広告みたいな映画でした。なんていうか、もう、さすがフジテレビ、としか・・・ 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-10-05 21:28:41) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 確かに、同じことを繰り返しているだけだし、ものすごくベタな展開なんだけど、こういう直球な映画もたまにはいいんじゃないかしら。このシリーズは結局のところ、そういう直球っぷりを楽しむものなんだと思う。巨大天然ガスプラントのCGは邦画にしちゃあとてもよく出来ているし、セットもお金かかってる。個人的な趣向としては、このシチュエーションだったらポセイドンアドベンチャーみたいに娯楽に徹してくれたらうれしいんだけどな~なんて思うんだけど、そこはやっぱり邦画だから、人情ドラマ主体になるのでしょう。女性客が多いのもなんとなく頷ける。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-08-08 16:13:23) (良:1票) |
6.決して褒められた映画でないことは分かっている。分かっているが、結局「面白い」と思ってしまうのだから、もうこれは個人的な趣向であり仕方がない。 ありきたりな展開に、取って付けたような台詞回しが網羅され、全編通して失笑が無くなることはないのに、用意された娯楽性を充分に堪能してしまう。 それは、この映画シリーズに共通することで、詰まるところ、突っ込みどころは満載だけれど僕はこのシリーズの世界観そのものが嫌いじゃないんだろうと思う。
福岡県沖に建設された巨大天然ガスプラント施設にて不慮の事故で火災が発生し、当然の如く主人公たちのチームが現場へ向かう。 前作でも不満に思ったが、このシリーズは事故発生のプロセスが性急過ぎる。加えて主要登場人物たちのバックボーンを垣間見せる程度のプロローグも殆どないので、そもそもにおいて感情移入をする暇がない。 そのことが映画全体に蔓延する「取って付けた感」の最たる要因だろう。
今作で舞台となる天然ガスプラントは、政治的背景も絡ませやすく題材としては面白く思えたが、結局描き出される展開は前作の完全なる二番煎じである“ポセイドン・アドベンチャー”的ストーリーであり、あまりに新しさに欠けていたことは否めない。
と、自分の中の冷静な部分は映画における粗を的確に捉えているのに、それに反するかのようにクライマックスに合わせてまんまと高揚感は高ぶってしまっている。 「何なんだこれは?」と自分の中で不思議に感じつつも、これまた繰り返されるお決まりのクライマックスシーンにジワリとくる始末。
何の工夫もない馬鹿正直な“熱さ”に辟易しながらも、最終的にはいつもその“暑苦しさ”に呑み込まれてしまう。この映画シリーズには、そういう理屈ではない強引さだけは備わっていると思う。
そう自分自身に“いいわけ”して、公開中の最新作もちょっぴり気になってしまうのだった。 【鉄腕麗人】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-07-17 17:05:31) (良:1票) |
5.あまりにも前作と似すぎてはいませんか?こうもワンパターンをされてしまうと、危機的状況に感情移入できず、茶番にしか見えないのですが。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-01-13 12:28:06) (良:1票) |
4.映画としてのスケール感と災害映像の迫力はシリーズ中最高の仕上がりで、しっかり作ればおもろくなる要素は多分に存在しとったっちゅうのに、そういう期待をいだかせたんは中盤ぐらいまでで、とにかく圧倒的にドラマ部分が貧弱すぎた。だいたいこの災害における危機や困難のなかでドラマを形成しなければならんはずやのに、出てくんのはいま起きている事態とは関係ない過去話ばかり。根本的なドラマの作り方が間違ってるねん! 【幻の『モンスター』】さん [地上波(邦画)] 3点(2011-12-22 10:15:51) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 なんだこりゃ・・。前作「Limit Of Love」は名作だったのに! 「海猿」の歴史に泥を塗る最低の脚本。本当に福田靖が書いたんでしょうか??? ストーリーの大筋は前作とまったく一緒ですが、こっちは出来が悪すぎ。ハラハラもなし。感動もなし。ありえないほどくだらない台詞の数々・・・。こんなひどい脚本につきあわされながらも、手を抜かずに芝居をしている役者陣の演技に2点。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-11-08 23:12:00) (良:1票) |
2.脱出サスペンスとしての出来は中の下くらいかな。 それにどうでも良い人間ドラマが絡みって感じの展開デス。クサイ台詞はあれど、感動というかドン引きにしか繋がらず。眠くなるほどヒマな展開でもないのでとりあえず5点です。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-07-19 01:55:53) (良:1票) |
1.シリーズを通して、現実問題を抜きにして、エンターテイメントに徹した点はよかった。今作も、日本人が好きそうなさまざまなテーマが盛り込まれていて、満足感はある作品に仕上がっている。仙崎さんの絶対絶命は、お笑い芸人の「一応これやっとかないとな」的なポジションですね。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-21 21:49:14) (笑:1票) |