9.点数低いですねえ。巷で言われてるほどダメ映画ではないと思いますが、見ているうちにムカついてくる人が多いのでしょうか。私としてはじゅうぶん楽しめました。「オレは借りが嫌いなんだ」とのたまう鶴太郎が、実にいい味出しているではありませんか。しかし、私の評価点数が高いのは、映画の中身だけではありません。じつはこの映画に出てくる田舎の教習所にお世話になっていたんです。しかも、よりにもよってその夏にこの映画のロケが!しかし、若かった私はロケ参加に一抹の恥じらいを感じ、けっきょく参加それびずに帰ってきてしまいました。惜しいことをしたもんだと未だに後悔しています。この映画を見るたびにその甘酸っぱい記憶が駆け巡るのですが、教習中のコースを熟知しているだけに、南条と一緒に本当に教習所で走っている気分になれる、それだけは一生の宝物だと思っています。 【mhiro】さん 7点(2003-12-14 16:58:56) (良:2票) |
8.一人の免許をチームで取ってどうする。 |
7.《ネタバレ》 「あの舘ひろしが、実は運転免許を持っていない」という、出オチのようなアイディアだけで撮られたとしか思えない映画。
こういうネタである以上、やはりクライマックスでは主人公が実際の事件か何かに遭遇し、映画的なカーチェイスを繰り広げるのでは……と期待してしまうのですが、そこを外してくる惚けっぷりが、如何にも森田脚本らしく思えましたね。 全体的にユル~い空気が漂っており、退屈さも感じる一方で、何処か心地良さもあるという、不思議な作風。 作中で飛び出す駄洒落「クリープ現象。ミルクじゃないよ」も、最初はツマンなかったはずなのに、二度言われると少しクスッとしたりするんですよね。 映画全体もこんなノリであり、観賞中は(面白くないなぁ……あっ、でもここの場面は、ちょっと良いな)という反応を繰り返す事になりました。
大前提として、主演が舘ひろしでなければ成立しない話なのですが、序盤に変装して教習所に通う姿が、本当に「冴えない中年のおじさん」にしか見えない事には、驚きましたね。 それが正体を現すと、ちゃんと恰好良くなって、映画スターのオーラをビンビンに感じさせる立ち居振る舞いになるのだから、やっぱり凄い人なんだなぁ……と、感嘆。 ちょっぴり気障で、嫌味っぽいところもあるんだけど、フッと渋い笑みを浮かべるだけで色気と愛嬌が漂うもんだから、憎めないんですよね。 作中で観衆にキャーキャー言われているのも当然だなと、自然に納得出来ちゃいます。 踏切の前では窓を開けて音を確認するようにと教官に注意され「一般車で、そんな事やってるの見た事ねぇ」と反発するも「教習所では、そうすんだよ」と諭される件も皮肉が効いていて面白かったし、ミスを犯した後、教官に減点されちゃう嫌ぁ~な雰囲気なんかも、上手く表現されていたように思えますね。 特に、仲の悪かった教官が妻と復縁出来るようにと、主人公が手伝ってあげる場面なんかは、本作でも一番のお気に入り。
……でも、その後の展開にて「純粋に合格した訳ではなく、借りを返す為に教官がハンコを押してあげた」と思える形になっているのは、それこそ大幅減点です。 そりゃあ教官だって感謝はするだろうけど、仕事に私情を挟んだような描き方をしているのは、ちょっと違うんじゃないかと。
あれだけ真面目に努力する主人公を描いておいたくせに、最終的には「映画スタッフが色々と助力して、反則まがいの方法で免許を取らせた」というのも、何とも納得し難い結末。 そこはやはり、実力で合格出来たんだと、スッキリ納得させて欲しかったところです。
中盤にて、やたらとお色気シーンが多くてウンザリさせられた事も含め、どうにも「好きな映画」とは言えそうにない本作。 とはいえ、憎み切れない愛嬌も備えているし「ここの場面は、結構好き」と言えるような部分も幾つかはあった為、何だかんだで観ておいて良かったと思えるような……そんな一品でありました。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-08-23 07:05:20) (良:1票) |
6.当時、前予告を見てすっごく楽しみだったのに、日本映画のつまらさだね、シラけてしまいました。でもさ、やっぱ「ハンコ押してくれよ~~!」は日本語で聞いてこそやもんな~~ 館ひろしやったけんこそおかしかっただもんな~~ 【3737】さん 2点(2003-12-24 12:26:10) (笑:1票) |
5.これを映画にしてどうしようというのか?全く持って不思議。マジで一人の免許をチームで取ってどうする?日本映画の質を疑う。 【たかちゃん】さん 3点(2003-12-14 21:24:21) (良:1票) |
4.この監督には「才能が無い!」 【おはようジングル】さん 1点(2003-11-21 09:57:49) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 これを見たのが、自身免許を取って間もない時期だったので、教習所での描写にはそれなりに「あるある」と感じる場面もあったんですが、本筋に関しては不快以外の何者でもない。主人公は芸能人風吹かせてわがまま!権力を使わず自力で免許を取ると宣言しつつ、実際は練習場を独占・スタッフにお手伝いさせる(このシーンにはほとほと溜息が・・・。南条や同僚にそれはおかしいと声を上げる人が一人もいないところは、さすが芸能界だと思います)など権力使いまくり。ムカついて仕方なかった。しかも、制作者側はいい話と受け取ってもらいたがっているのが分かって、さらに痛い。 この主人公、絶対路上で事故起こして他人様に迷惑かけるはずですよ。 私の場合、3点以下を付けるのは、作品になんらかの嫌悪感不快感を持った時、登場人物が「人としておかしい」行動を自覚なく取った時です。この作品が現在最底辺です。日本映画の恥部! 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 0点(2003-07-02 18:03:47) (良:1票) |
2.ここまでつまらなくするのも大変かも。日本映画なんとかならん? 【まき】さん 2点(2001-04-07 11:20:34) (良:1票) |
1.車の免許を取るのに苦労をし、嫌な経験のある者にとってかなり期待して観た。現代の車社会において教官たちを、またこの制度を何らかの形で非難する映画なのだろう・・・と。げっ!むしろその逆じゃないか!夜中に勝手に教習場で練習をしたり、練習中に勝手に道を逸れて教官の奥さんに会わしたり。最終試験では何と!同僚の手助けで道を空けさしてもらったり、信号を操作したりと。しかもそれは芸能人と言う特権(?)を利用して?芸能人っていつからそんなに偉くなったんや!「良いかね。君が合格したのは、色々な人の手助けがあったお陰だ。感謝しなさい」だって?何ゆうてんねん!はっきり言ってやってることは不正やないか!こんな奴に免許やらんでええ! 【☆】さん 0点(2001-03-12 00:15:47) (良:1票) |