12.《ネタバレ》 弱小チームがあることをきっかけに奮起、ついに優勝決定戦に!という定番のベースボールムービーですが、完成度はかなり高い。特に優勝決定戦の満員の観客エクストラのノリが最大の見所。アップよりも引き絵で映るスタジアム全体の臨場感がすごい。基本的にカメラは1台で何度も同じシーンを撮る。クライマックスの強打者を打ち取るシーンも、打席に入ったトム・ベレンジャーが外野スタンドを指差すシーンもいろいろなカットが組み合わされているが、そのたびにカメラ位置を変え撮り直している。映画撮影は時間がかかるものだ。それでもなお観客は本当のラストイニングのように熱狂してくれている。監督をはじめ撮影スタッフが根気強く指示を出したことも立派だが、この映画を理解し参加した観客たちにまず感謝したい。また、それぞれの選手の個性もほどよく個性的。そしてしっかりトム・ベレンジャーのラブストーリーも織り交ぜ、後味もさらに心地よい。そして毎度毎度思うのだが、ラストシーンの逆転場面の設定は脱帽の一言。ホームランでかっこよく決めることもアリな中で、あのハッタリは実に彼らしく、さらにアウトかセーフか、のもっともどきどきするシチュエーションだ。もしホームランで決めてしまったのであれば、打った瞬間に勝ちが決まり、トム・ベレンジャーのみの手柄となってしまう。ウイズリー・スナイブスの俊足に賭け、満身創痍の彼が苦痛に顔をゆがめ疾走するから泣けるのだ。 【やしき】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-06-12 01:08:09) (良:2票) |
11.《ネタバレ》 嫌なことがあって気分が落ち込んだりした時はぜひ本作をお勧めします、言わずと知れた野球コメディ映画の最高峰です! 初めてこの映画を観たとき、アメリカに次ぐ野球大国なのになんで日本映画界はこういう野球映画が撮れないんだろうかと、腹が立った記憶があります。確かにプロ野球をテーマにした日本映画はほとんどないし、数少ない作品も単なるヒーローものか超駄作ばかりですからねえ。 この映画の凄いところは、クリーブランド・インディアンスという実在のメジャーリーグ球団を使って、オーナーから選手までフィクションの存在にして徹底的に笑いを取りに行っているところでしょう。その選手たちもキャラが立ちまくりで、ウェズリー・スナイプスまでもが今じゃ決してやってくれないコメディ演技を見せてくれるんですから、もう堪りません。特にキャンプにインチキ臭いハイブリッド・ワーゲンで乗り込んでくるところや、アメックスのCMで滑り込んできて「出かけるときは忘れずに」と微笑むところなんか抱腹です。私は長いこと彼がコメディアンだと思ってました(笑)。そしてもちろん、リッキー・ボーンのチャーリー・シーンを忘れてはいけません。プレー・オフの“ワイルド・シング”にのって登場するシーンは何度観ても鳥肌立ちまくり、きっと永遠に語り継がれてゆくことでしょう。彼は実際にも野球が上手いらしく、投球フォームがさまになっています。 そしてつくづく感じるのは、実際にエキストラで球場を埋めて撮影されたプレー・オフ戦の迫力です。もちろんボランティア参加みたいにして集めたんでしょうけど、みんなノリノリだしほんとに楽しそう。 日本にも75年の広島初優勝や85年の阪神優勝のようないいネタがあるんだから、映画化しようという発想は邦画界にはないんでしょうかね、まあないでしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-06-02 23:43:43) (良:1票) |
《改行表示》 10.《ネタバレ》 サクセスストーリーが大好きなので、この映画は文句なしに最高です。 こてこてのコメディより、マジメなストーリーの中にはさむコメディが好きなので、コメディとしても最高です。 何より、野球に対して、メンバーもサポーターも、みんながずっと一生懸命なのがとても良いじゃないですか。 個人的にはラブストーリーだけはあってもなくても良かったんですけど、ラストで指輪をはめていない手を見せるシーンはかわいかったですね。 爽快感あり、笑いあり、感動もあり、大満足の一本です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-06 21:50:28) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 いまや置きにいっている感のあるギャグや、公開当時としてもベタな展開が、こうもいとおしいのは何故なんでしょう。これも「野球」のなせる技という感じがするなぁ。メジャーリーグというよりむしろ、「おっさんたちの高校野球」を見せてもらった感じがする。もちろん、皆さん同様、ピンチの中を大歓声の中を歩いてマウンドに上がるリック、予告ホームランのトムも良かったです。しかし、ここはワタシは、呼ばれてなくてもやってきた男、韋駄天ヘイズに一票上げたい。1989年にイチローの登場を予見してないか(大げさ)。ただし、最後によりを戻しちゃったのは、ワタシ的には蛇足。弁護士との安定した生活を送りつつも、野球選手のトムのファンとして球場に帰ってきた、ってぐらいの方が良かったと思う。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 07:41:45) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 大好きな作品のひとつです。映画館で観たし、ビデオでも観たし、今まで何回観たことか…どの部分をとっても最高に面白くて、文句のつけようがありません。チャーリーシーンの登場シーン♪~~ジャラ~~ン ん~~~~最高!!まあ確かに無理なストーリーといえばそうですが、映画ならではなロマンチックな展開でマジGoodです。 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-01-12 21:52:55) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 安心して見れる解りやすいストーリーですね! かれこれ10年以上前に鑑賞した映画ですが、今観ても楽しんでみれるでしょう(恐らく!) メジャーリーグで思わずインディアンズを応援したくなってしまう映画ですw。 最後の打席がカッコ良すぎない終わり方なのが個人的にGOOD!!で好感持てます! 【アップルマーク】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-01-23 05:16:53) (良:1票) |
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6.《ネタバレ》 何の心の準備もなく観られます。野球のルールだけ知っていればOK。その手軽さがイイ。クライマックス、ホームラン予告からの一連の流れはシビれます。個性あふれるキャラクターに単純明快なストーリー。結末がみえみえだろうと、物語が浅かろうと全然構わない。いやむしろそこがスキ。気軽に観られてスッキリと楽しい気分になれる。こういう作品がとても良いと思うようになりました。最近疲れているのかもしれませんが(笑)。ところで本作といえば『ワイルドシング』。この曲に乗ってマウンドに向かうリッキーには鳥肌が立ちます。本作で一番盛り上がるシーン。でもこの曲を聴くとアノ人の顔も浮かんできて困ってしまいます。プロレスファンの哀しい性です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-10 18:35:53) (良:1票) |
5.心の底から素直に面白いと思ったのはこの映画が初めてです、寄せ集めのダメ連中が最後には一丸となって優勝へ突き進む、王道なんだけどやっぱりシビれます。この手の映画は素直に楽しまなきゃ損です。キャラクターが全員個性的で立ってるし、べレンジャーやチャーリー・シーンやスナイプスから、ダメな頃から球場で応援していた4人組まで全てのキャラが魅力的。こういう映画はなかなかないですよ。アメリカ映画のお手本ですね。最後には人種も宗教対立も越えて喜び合うんだから、アメリカの夢と理想がこの一本に詰まっています。もっともそういうテーマじゃないけど、世の中どっかおかしいと思っていても結局それに流されるしかない、だけどスクリーンでは、かなうはずもないと思った心の中の理想の世界がある。だから最後で喜べるんだろうな・・・アメリカで見たかった。どーでもいいけど監督が悪玉オーナー(♀)の等身大ボードに貼られた服を、一勝するごとに一枚はがしていくシーンは、本当にみんな頑張ってて楽しそうだった・・・(笑)でもこれが良すぎたから2以降は・・・(トホホ) 話を覚えてない。どんなシーンがあったかも忘れた(苦笑)。この1だけに10点献上。 |
4.ストーリーはトム・ベレンジャーを追いかけているのに、テーマソングはチャーリー・シーンで盛り上がる。そのどっちつかずさがちょっと嫌。 【flyhigh】さん 7点(2004-04-22 20:55:24) (笑:1票) |
3.これを見た当時、我が阪神タイガースも同じような弱小球団。’85年の優勝の記憶が蘇り、涙せずもそれなりに楽しめた。自分の好きな球団がどん底にある時に見れば楽しめるのでは?ただし、一回最下位になったくらいじゃどん底とは言いませんよ! 【R&A】さん 6点(2004-01-08 11:40:47) (笑:1票) |
2.チャーリー・シーンの投球モーションが、カッコイイ!本当のメジャーのピッチャーみたい。メガネの剛速球ピッチャーというのが魅力あります。ラストに‘ワイルドシング’が流れて気分が高まりました!このシーンがこの映画の全てと言ってもいいくらい。野球が好きな人は特に楽しめると思います。だが、恋愛シーンの必要性を感じなかった。それに、もっと選手が成長していく過程が見たかったという思いが強い。 【ダージン】さん 5点(2003-10-24 21:58:50) (良:1票) |
1. 監督はアノ名作「スティング」のオリジナル脚本を担当し、見事オスカーを獲得したデビッド・S・ウォード。当然本作でも監督のみならず脚本をも担当。が、野球を題材にしたのはチト安直過ぎて「スティング」の練り込みぶりには到底及ばぬ出来。でもチャーリー・シーンはコノ手のお気楽極楽な映画がオリバー・ストーン作品よりお似合いなのが分かっただけでも収穫だったんじゃ?無名のウェズリー・スナイプスやレネ・ルッソも観られるし、ラストの逆転劇はわりかし楽しめる。ん~7点! 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-19 23:35:00) (良:1票) |