48.すべてにおいて終始落ち着いた演技で魅了してくれた。非常に日本人らしい映画である。 【ゆきむら】さん 7点(2004-04-22 03:29:32) |
47.どうも、三船史郎氏(役者で無いとの見地から氏を付けますが…)の演技に疑問を感じている人も多いようですが、私的には三船敏郎の代役的な役に他の役者が挑戦するには余りにリスクが多すぎるように思えて、ある種スケープゴートとしての抜擢であったのでなかったのかと同情しました。実際三船史郎氏も映画を離れている時期が長かったのは父敏郎のあまりにも強烈な個性とオーラとの比較を嫌がったのかもしれません。ですから、殿様は重要な役どころではあるんですが、この際私の映画を観る基準からは度外視して考えました。で、多くの人がレビューしているように私も清々しさを感じました。清貧という言葉の似合う主人公の生き様は私たち社会で生きていく人々にとっても一つの憧れの対象でしょう。それをキレイな映像としてみる事の出来たのは収穫でした。しかし、減点させていただいたのは、多くの人が指摘している『黒澤』の影響をそこまで残す必要があったのか?という点が疑問になり、言葉は悪いのですが製作者の個性がどこにも無いように感じるところです。 【クルイベル】さん 7点(2004-04-08 11:22:49) (良:1票) |
46.観終わったあと、すがすがしい気持ちになりました。能ある鷹は爪を隠すと言うか、主人公には好感がもてます。 【吉澤】さん 8点(2004-03-23 15:36:38) |
45.全体的に淡々とこざっぱりし過ぎて物足りなさが残った作品。主人公が人を斬っちゃったところも違和感ありましたし。けど日本の風景描写はとても綺麗。最初の宿場のシーンも当時の雰囲気が伝わってくるようでした。そこそこ。 【流月】さん 6点(2004-03-17 03:29:26) |
44.まずこの監督はちゃんと演技指導したのだろうかという疑問。黒澤の下で長年助監督を務めたそうだが、どうにも不自然な台詞回しや間が引っかかって入り込めなかった。いや、台本はもういじれなかったのだろうが・・・。ライティングや美術は素晴らしいが、演出の稚拙さがかえって際立ってしまったように見える。寺尾聰 と宮崎美子の何気ない会話も、セリフが上滑りして空虚に聞こえてしまう。なぜだろう。また、へちょちょさんに同意なのだが、安宿の酒宴のシーンで、その他大勢の役者のなんとも取ってつけたような演技。こういう細部をおろそかにされると、一気に現実に引き戻されてしまう。黒澤明なら細部にまでもっと拘ったはず。 【ロイ・ニアリー】さん 3点(2004-03-02 18:52:31) |
43.自然の素晴らしさと、強さを誇示しない強さ。私は感じました。すっきりしたいい映画です。 【neozeon】さん 8点(2004-02-29 22:53:44) |
42.ほんとにささやかなお話。人間の価値は地位や名誉ではなく、人々の心の中にあるという至極もっともなメッセージ。でもなんだろうこの安心感。日本人でよかったっていう。日本にはこんなに素敵なものがあるんだ(あったんだ?過去形かも)。たまにはこんな映画もいいね。別に現代劇でもいいテーマなのだけど、時代劇であることで余計なものが排除されて、人間関係や心の機微がより鮮明に映し出されているように思う。静けさ、風景の美しさ、セリフ、仕草、全てが心にしみわたってくる。時代劇の効用がわかった気がする。宮崎美子。とても可愛らしい。 【まこと】さん 8点(2004-02-15 22:47:12) |
41.いい話なんでしょうがが役者がいけません。三船史郎の殿様を筆頭に城侍の吉岡秀隆なども全く侍に見えずミスキャスト。雨宿りの小屋の中での原田美枝子が光ったくらい。作りすぎなのか見てても重苦しくなってくる。ラストの二人ほどに爽やかな気分にはなれなかった。 【キリコ】さん 5点(2004-02-01 22:25:08) |
40.邦画マンセ~。 |
39.何度見てもどんな話だったか忘れてしまう、なんでもない話。彼にも子供などが出来れば考えも変わるのではと思ってしまった。宮崎美子は、好演でしたよ。 【wish】さん 7点(2004-01-18 21:52:40) |
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38.傑作。気持ちよく笑え泣ける、しみじみできる。黒澤監督、本当はこういうのが撮りたかったのかと実感。当初はフランキー堺の主演を考えていたらしいけど、「ほのぼのすぎる」と会社側が難色を示し、妥協を強いられた結果「椿三十郎」になった。殿様を下手だという意見がるけど、いいのですよ、下手で。いやあの役についていえば下手でないと駄目。でないと、あの殿様のヤンチャな善良さが出ない。的確なキャスティングとは、こういうのを言うのです。吉岡秀隆扮する若侍の裃が貸衣装みたいで、どうにも似合ってないのも計算づくのことだろう。新入社員のスーツが似合ってないのと同じで、似合ってないからこそ、若侍の初々しさが出る。こういう外しかたの上手さは、ちゃんと黒澤監督の薫陶を受け継いでる。確かに「ああ、本当は、ああもしたかった、こうもしたかったんだろうな」と言いたくなるような細かい綻びがあるのは確かだが、そんなことはどうでもよくなってくる。キャスト、スタッフのみなさんに「ありがとう!」と言いたいです。 ところで、殺陣の場面で使ってるの本物の刀だって知ってました? 【ひろみつ】さん 10点(2004-01-14 14:15:47) |
37.淡々とした映画は好きなのだが、これは何もなさ過ぎ。そう言う類の映画はもっと登場人物の感情を細やかに描かないともたないのでは。あと宮崎美子は全然武家のかみさんには見えないぞ。あんな境遇でも武家は武家。妙に現代的で、いただけない。 【黒猫クロマティ】さん 4点(2003-12-02 15:54:33) |
36.黒沢明の世界を追求しすぎ。映画の良さがわかりやすく、心が温かくなる作品。これだけではTVドラマで充分・・。「黒澤明が撮っても同じ」というレビューもあるけど、私は全く違う映画になっていたと思います。 【かまるひ】さん 8点(2003-11-14 19:42:03) |
35.嫌いじゃない。嫌いじゃないんだけれど、では良い映画か? と訊かれると答えに窮してしまう…。淡々と話が進み、そのまま終わってしまうのだな。チャンバラも剣術としてはすごく本格的なんだけれど、映像的には地味過ぎる。べつに本物の剣術が観たいわけじゃないんだよ、観客は。黒沢、黒沢と大監督の名前を使ってるが、話も出来もスケールが小さいんだな、これは。奥さん役の宮崎淑子が良い味を出してる反面、三船の息子が全てを台無しにするほどの酷い芝居で失笑を誘う。 【TERRA】さん 5点(2003-11-11 02:31:10) |
34.寺尾アキラかっこいい。色彩がキレイ。 【taron】さん 7点(2003-11-09 11:59:37) |
33.見終わった後ちょっとキレイな心持になった気分になれて、嫌いな作品ではなかったと感じましたが、いかんせん短い作品時間のくせに物語の進み方がスロー過ぎますね。「淡々」とう言葉がありますが、「淡々」じゃなくて「遅い」と感じました。私もまだこういう作品がゆっくり堪能出来るほど年をとっていないという事か(笑)。一つ思ったのは、私もあの山の「自然」の中に入って癒されたい。。。 【はむじん】さん 6点(2003-10-10 01:56:05) |
32.黒沢組にく黒沢を期待してはいけないんでしょうか?なんだか物足りなかった。1時間30分くらいの作品だったと思うけど、もっと短く感じました。正直、伝わってこなかったです。 【もちもちば】さん 5点(2003-08-21 22:22:21) |
31.「ああ、三十郎、鞘に収まったんだね。」って感じ。顔付きも随分優しくなって・・・。話の流れも、風景の撮り方も、寺尾聡も良かった。見事にそれを壊してくれたのが三船史郎を始めとする城中の侍達の大根っぷり。いや、親父さんも大根だったけどさ、親父にはそれをカバーするオーラと、声の良さがあるんだよね。息子さんにはそれがない、だからただの大根。吉岡秀隆もミスキャスト。キャスティングさえよければ、大傑作だったろうに。 【C-14219】さん 7点(2003-08-21 08:16:52) (笑:1票) |
30.マイナスイオンでも出ていそうな癒しと雨上がりの爽快感が大変気持ちいい映画でした。ラストシーン大好きです。キャストも殿様以外は文句なしです。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-08-04 22:29:12) |
29.非常にロケーションがいい。それだけでいい気分になりました。主人公は大した人物ではないんですね。人斬りもしたし。全体的に大根役者が多かったけど雰囲気はよかった。 【Asann】さん 6点(2003-06-28 17:19:24) |