4.楽しい映画、悲しい映画、怖い映画、切ない映画、いろんな映画があるけど、これは実に虚しい映画。 冒頭からラストまでマーク・ザッカーバーグという人物の描き方が一貫してるのがいい。 フェイスブックはどんどん成長していくのに彼は何も変わらない。 感情移入するのは難しいかも知れないけど、憐れむことなら容易にできるでしょう。 フェイスブックが世界的に注目されてる現状で評価するなら興味深いサクセスストーリーと言えなくもないけど、やがて訪れるだろう衰退期に改めて見直してみたいですね。 虚しさが倍増して更にいい作品になってるような気がする。 ラストの虚脱感、好きです。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-08-29 15:58:00) (良:2票) |
3.フェイスブック万歳の作品かと思ったけど、意外と人間模様濃くて面白かった。ショーンパーカーの軽薄な人格演技が面白さに添える。主演の融通効かなそうな演技も良かったねえ。なんかフェイスブックに親しみ感じちゃった。なんとか兄弟が起業していたとしたら、ちょっとむかつくかあぁだし、たぶん成功は無理だったと思ったけどね。のっけからデヴィトフィンチャーらしい絵作り、飽きさせないテンポの良い流れ。完結とは言えない余韻のある作り。良い作品でした。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-10-06 18:15:01) (良:1票) |
2.裁判のシーンとザッカーバーグの成功譚を交互に展開し後者を回想として描く演出、静謐ながらも美しいトレント・レズナーとアッティカス・ロスの音楽、そしてジェフ・クローネンウェスの冬の寂寥感漂う映像等、素晴らしい点は数あれど、やはり一番秀逸なのはジェシー・アイゼンバーグの演技だろう。彼のマシンガンの如き長広舌や垢抜けない印象はマーク・ザッカーバーグのインドア的性質を見事に体現しており、彼のオタク演技の集大成とも言える素晴らしいものだった。このジェシー・アイゼンバーグの一世一代の演技が見られただけでも、この映画を見てよかったと思えるほどだ。 【陽踊り小僧】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-22 10:01:02) (良:1票) |
1.主役のマーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグが秀逸。他の意見を寄せつけず早口な話し方、何を考えているのかわからない表情。人に好まれる魅力はないが、人を惹きつける一面を併せ持つ複雑な人間を見事に演じている。あらすじ以上のおもしろいストーリー展開はないですが、スピーディーな展開に気を抜くことなく楽しましめた。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-20 09:31:23) (良:1票) |