4.FBIに目をつけられているのに短期間で何回も超リスキーな強盗を繰り返すかい、普通。鮮やかな強盗プロ集団だがそこは映画ならではというかアホにしか見えなかった。ドンのお花屋さんも。そして超セルフィッシュな都合で被害女性に恋し仲間を犠牲にして街を出たい主人公。イマイチのように見えるが楽しめたのは魅せ方だろうか。憎めない映画に仕上がっておりました。 |
3.アイリッシュマフィアは『ミラーズクロッシング』なんてのもあって、イタリアより体温の低そうなギャング世界が広がっている(どちらもカトリック国っての、関係あるのか)。『ミラーズ…』では、A・フィーニーがいかにもボスって感じだったが、善人の記憶が強いP・ポスルスウェイトがこちらでは酷薄な元締めを演じていて、イギリス系の役者は懐が深い。登場時間は短いのに彼の存在感が濃いので、主役のB・アフレックスが損。ハリウッド映画では主役はこうスッキリしていればいいというのかも知れないが、もうちょっと内側に屈折を感じさせるキャラクターであってほしい。血族の縁が・地域自体が、もう犯罪組織で固まっていて、日本ではやたら「絆」と持ち上げるが、こういう鬱陶しい拘束としてまず「絆」は存在していた。それへの抵抗ってことで、マフィアもの映画は普遍性を持つ。そういう至って正しい話なんだけど、主役がノッペリしていて、屈折は「そういう役をやってます」と外側にレッテルで貼られてるだけという印象だった。アクションシーンで、ときどき無音を挟むのが(モニター映像や、爆発音で耳がツーンとしたり)いい緊張を生む。凶暴な仲間ジェムの存在がいい。主人公が彼の刺青を恋人の目から手で隠す。最期、道に落ちていた紙コップの飲み残しを、ひとくち吸うこの世への訣別も忘れ難い。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-04 09:34:28) (良:1票) |
《改行表示》 2.銀行強盗という設定、その銃撃戦の様が、名作ヒートを思い出させる。 ヒートは男と男の対決という主題をもとに、迫力のある銃撃戦と蛇足なラブストーリーで無駄に長くなって好評?だったが、これはその男と男の対決があっさりとなって、かわりに主題となる「生き方を変える」というものが前面に押し出される。 見せ場となる銃撃戦については、ヒートと並ぶ迫力があると思うが、中盤のカーチェイス、終盤と割りと数が多く、ヒートは1場面に最大の盛り上がりを持ってきていたのでそれよりもたくさん楽しめる。その分、1回の印象はヒートの方が上という感じ。 まあやっぱり恋愛系のところはいるのかなぁという感じでもあるが、やはりヒートもそこが主人公の終盤の行動につながるので、蛇足に感じるが蛇足じゃないんだろう。 最後の主人公の行動が、ヒートでのデニーロの行動と比較してみるのも面白いと思う。 割りとヒートが意識された映画だと思う。 個人的に本年度一番の掘り出し物。 【みーちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-04 11:57:40) (良:1票) |
1.ここまで、銀行強盗したくなる映画も珍しい。 【一番星☆桃太郎】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-03-10 04:09:08) (笑:1票) |