4.《ネタバレ》 今年のがっかり映画大賞はこれ。 前半は楽しめたけど、後半は観ていて非常につらい。「家計簿」の話はどこへやらで、とにかく身内が死ぬ、死ぬ・・最期のテロップまで死去、死去と書かれる。あまりにセンチメンタルすぎる。エンドロールも切ない音楽で気が滅入る。 世代が変わっていくドラマなので身内が死ぬ描写があるのはいい、しかし自分は死で悲しむ映画が観たいのではない。武士の時代に、会計をつとめる者がどのように生き、工夫したのかを観たかった。その工夫も、持物を売る、単なる節約だけではなくて時代ならではの方法も見せてもよかったと思う。「絵の鯛」のエピソードはよかったのだけど・・。 「四銭」のエピソードによる親子との確執も解決じまいで後味が悪くなってしまっているのは残念というほかない。 クスクス笑える描写を押しつぶすほど、悲しみを助長させる演出があまりに多くバランスの悪い映画になっている。 ◆上司に不正な会計があることを上司に告げるが、保身のために見て見ぬふりをしたりするのは現代の汚職と同じ。結局下っ端なので何もできなかったというのも含めて、いつの時代も変わらないのだなと思えた。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-12-04 21:44:43) (良:2票) |
3.借金を返済するためにいろんなアイデアで乗り切っていく映画なのかと勝手に思っていたが、実際は猪山家の生き様を描いた映画だった。 でもその辺差し引いてもあまりメリハリがあるストーリーではないので、少々退屈気味。 【miso】さん [地上波(邦画)] 4点(2020-05-06 00:12:23) (良:1票) |
2.コメディタッチの映画なのかと思っていたら、淡々としていて抑揚のない映画で驚いた。 家計が火の車で、知恵を絞り、借金を返してゆくってところを掘り下げていけば、面白くなると思うんだけどなぁ。日本の財政も火の車だしね・・・ で、猪山家の借金は返済できたのだろうか。明確な描写がなかったと思うけど。 ついでに言えば、堺雅人と仲間由紀恵の歳の取り方のバランスが悪いと思う。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-01-06 22:42:12) (良:1票) |
1.タイトルから連想できるとおり、目のつけどころの面白い映画。 前半はなかなか楽しめたのだが、後半からやけに湿っぽくなり、ちょっとガッカリ。 江戸末期に生きた一人の武士の生き様を描いているだけで、特別テーマらしきものもなさそう。 それでも当時の武士たちの生活様式を窺い知ることができて、それなりに満足できた作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-14 07:16:02) (良:1票) |