5.何百年も生き残ってきた楽器って、ほんとにいろんな人の想いを受け継いでそうで、気味が悪い…もといミステリアス!よね。 アタシのお気に入りエピソードはやっぱりポープのお話かしら。 バイオリンって本当にエロチック!って思ったわー。 あと最初の孤児院の男の子の話もよかったし、それぞれのエピソードはとっても興味深かったんだけど…最後のモリッツさんはどうなのかしらねえ? あれって立派な窃盗罪でしょ? 価値のわかる人の手にわたって一件落着!では終われない気がするんだけど。 ってことでアタシ的にはラストがちょっと残念だったわ。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-07-20 17:25:58) |
4.音楽、映像、脚本すべてそれなりにぜいたくに作られていますが、各エピソードの掘り下げはいささか中途半端な気が。さすがに数百年の歳月を盛り込むのは難しい。また、結末は胸に落ちるものですが、anti-climaxですね。 【モリブンド】さん 7点(2004-05-03 07:45:48) |
3.ある1挺のバイオリンの辿る数奇な運命、というよりは、そのバイオリンによって運命を狂わされてしまう人たちを描いた映画。うむ、確かに現在残っている名器と言われる楽器、過去様々な人の手で様々な演奏が行われてきた歴史が刻まれていると思うと感慨深いものがあるナ。映画の進行は時間軸を行ったり来たりする、ミステリーのごとき野心的な構成。この時代を超越した描写方法が面白くもあれば、後述のように興醒めする部分もある・・・。開始早々、クレジットを見てワクワク、音楽はジョン・コリリアーノ、本作でオスカー受賞だけど、91年には交響曲第1番でグラミー賞(この曲は最近N響も取り上げてましたね。ちなみに私はバレンボイム盤とスラトキン盤を持ってるゾ←単に勢いで買っただけの癖に)、2001年には交響曲第2番がピューリッツァー賞だとか? まさに今大変ノってる作曲家。さらに指揮エサ=ペッカ・サロネン、バイオリン演奏ジョシュア・ベル、と人気者を揃えた最強の布陣。さて。肝心のバイオリン。ム?こりゃ現代楽器ではないかね?まあ確かにレッド・バイオリンの音色が映画の途中で変わるのもヘンだし、しゃあないか。泣きのツボを押さえつつもトリッキーな構成で飽きさせずに映画は進んで行きますが、段々妙な気分になってくる。自称メトロノーム考案者とか(ウソつけ)、「英国最大の音楽家」(ウソつけ)とか、変なヤツばかり出てきて、変な音楽ばかり演奏される。こりゃ作り過ぎだ。音楽の歴史の重みがどこにもない。果ては文革にまで話が飛んで、もはやサービス過剰。上述の通り時間軸が不安定でシーンがポンポン飛ぶため、さらに作品が軽いものになってしまった感が。でもね、映画のテーマ自体は好きなんですよ。それにあのf字孔からのカメラ目線が何ともグー。バイオリンの中の空洞って、何かが入ってそうな気がしませんか・・・? 【鱗歌】さん 7点(2004-02-22 17:01:53) |
2.現代のオークションの場面と今までバイオリンがたどってきた旅が交差しているつくりがうまいなーっと思った。一本のバイオリンに魅せられる人々・・・すごく不思議な感じで良かった。 【ジョナサン★】さん 7点(2003-07-19 17:51:58) |
1.名器のバイオリンが転々とするが、それと共に所有者の人生のそれぞれを描くという壮大な流れの映画。人生様々だがバイオリンに意志か魂があるかのように思えるから恐い。 【キリコ】さん 7点(2003-06-01 17:09:40) |