《改行表示》 11.《ネタバレ》 ぜんぜんなってないというか…ダメでしたね。最初の宮本信子さん扮するおばあさんのちょっと気取ったセリフ回しに拒絶感を感じた時点で私にはこの映画「アウト」でした。 そもそも、こういう「日常ほっこり系」映画を製作側の皆さんは安易に作りすぎなんじゃないですか?本当の意味でこの手の作品を秀作として世に送り出すには、気の利いたセリフやその間の取り合いなどに練りに練られた完成度がないと…「微かだけとじんわりくる感動」って思っているよりもずっとハードル高いモンなんですよ。 その覚悟も無く、話題の本と売れてる役者使って無難に稼ごうとしただけの情けない作品。こういうモノ作るんだったら、「不治の病」とか「出生の秘密」などでもっとB級テイストな分かりやすいストーリーでやってくれたほうが何ぼかマシです。 というわけでDVD100円レンタルですら不快感のみが残る鑑賞になりましたが、唯一役名の無い少女の「聞いてないのに教えてくれて」というセリフに3点献上。(予告で知ってた「生」以外に「おっ」と思わせてくれたのはコレだけだったので。) 【ぞふぃ】さん [DVD(邦画)] 3点(2012-02-22 18:25:01) (良:3票) |
《改行表示》 10.昨日(H25.11.12)NHK-BSで鑑賞。これで5回目の鑑賞だが、レビューを書いていないのに気が付いて投稿。 私、西宮北口付近に住んでます。2010年の夏ごろ、撮影しているのを見かけました。 だから、この映画の撮影場所は隅から隅まで判ってます。西宮北口駅の今津線ホームで梅田行きへの乗り換えの階段のシーンだったかな。嫁さんは逆瀬川あたりの駅で子役の子を見たとか言ってました。西宮の幼稚園時代ですね。 小説も既読で、私にはそこそこのいいテンポで映画が出来ていると感じてます。 「人生にゃあ。。。いろいろあるんだよぅ な?」それを新世界のオッチャン風に見せるのではなく、あたかもオサレな町、夙川のケーキ屋さんで話されるがごとくの空気感ですな。 これを「都会の嫌味」ととらえてしまうと、もうこの映画は見えなくなるでしょうね。 有る意味、宝塚-西宮北口間の色々な駅の微妙な「空気」を楽しむ映画なのかもしれません。 点数を6以上に付けたあなた、一度どの駅でも良いから降りて見られてはどうでしょうか? おすすめですよ。 それほど町の”たたずまい”には自信が有りますよ。 あと、出演している俳優さんたちは現在(2013)大いに活躍中の子ばかり、「あしだまなだよ!」、「八重の桜」谷村ゴンちゃんは大阪の堺市、「あまちゃん」の架純チャンは伊丹市、SPECのエリカ様も。この子は神戸市灘区。 南果歩-渡辺夫人は尼崎だし、「変態仮面」鈴木亮平クンも西宮出身。 ほんま、ほぼ関西人で固めた映画やね。 最後に中谷美紀さま、「ケイゾク」の柴田純が阪急電車に乗ってるだけで、わたしゃウレシイ。 公開後数年の今、改めて見ると意外な点が見えておもしろさは増えましたね。ちょっと同窓会的な感じも、この映画の魅力になるのでは無いでしょうか? 震災の後16年経過した町。公開日が2011年4月末と言う、東北の震災後1カ月と言う時期だったことも、地震や津波のシーンこそないですが、記憶に置いておくべき映画ですね。 【亜輪蔵】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-11-13 15:55:37) (良:2票) |
9.《ネタバレ》 すべてをセリフで説明してしまう、恐ろしくつまらない映画。この監督は、職業監督としての腕はどうか知らないが、映像作家としては足を洗ったほうがいいんじゃないか。演出的にダメでも内容はいい、とも思えない。殆どの登場人物に感情移入できず、不愉快な気分だけが積りに積もる片道止りの内容。人情噺のくせに殆どの登場人物が成長することなく、「私はすべて正しい。間違ってるのは私以外」という態度で、かなり腐っている。憎めないキャラクターもいるけど、製作者の上から目線の態度がありありと透けて見える。最後は「この世界も捨てたもんじゃない」だと。何様だ。自分で捨てて自分で拾って、さもクソみたいな世の中で尊いものを見つけたようなツラをするな。「奇跡」?聞いてもないのに説明してくれてありがとう。さっさと15分で終わらせてほしい映画だった。 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 1点(2013-01-17 03:21:05) (良:2票) |
《改行表示》 8.この本を書いた人間と自分は、価値観から何から、まったく合わないんだろうなと思った。 冒頭、中谷美紀が「こんな女」と言った時点で、彼女も一気に「その程度の女」になってしまった。 寝取った女を批判するばかりで、そういう女になびいたくだらない男を選んだ自分に対する反省は無し。 宮本信子演じる老女も、お嫁さんから「こんなにもらっても困る」と言われているのを知っていてそれでも持って行く嫌な女だし、とにかく脇役含め登場人物がみんな不快で、見てる間中イライラし通しだった。 人間の良さ・温かさよりも、醜さの方が際立っていた気がする。 台詞回しも全体的に嫌味たらしくて、とてもほのぼの、まったりとした気持ちになどなれなかった。 迷惑おばさんに対しても「少し静かにして頂けませんか」と注意すればよいことで、「常識ある大人」ならあんな対応はしないだろう。 実は自分は物心ついてから数十年、ずっと今津沿線に住んでいる。 三度引っ越したが、この沿線を選び続けるほど愛着がある。 それがこういう映画になってしまって本当に、本当に残念だ。 【猫の足跡】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-05-06 17:38:28) (良:2票) |
《改行表示》 7.よかった。すごく良いもんを見てしまった気がする。 中谷美紀の涙・嗚咽は上手いと思う。 助けを求めるランドセル少女を救ったお話が一番素敵。 その他、宮本信子なので安心して見入れる。 台詞が無い所ではちゃんと静かにジッとしていられた芦田愛菜ww。 ゴンダワラさんと少年Aの出会いがよかった。かなりこっぱずかしかったが、歳はとっても胸がキュン。 だけど、彼氏とやったとか まだやってないだとか、そんなお話 隅っこでこっそりひそひそやっていただけないかしらってば こら女子高生。だって、隣りでオジサン、きっとお耳がダンボになってしまうから。 テレビ録画しばらく消さず残しておきたいと思います。 また近々見直すことになると思います。ほんで、ついでに、原作のほうにも手を伸ばしてみたいなと思っている次第です。 【3737】さん [地上波(邦画)] 9点(2013-05-13 20:58:04) (良:1票) |
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《改行表示》 6.《ネタバレ》 私みたいに、いい歳したオッチャンが一人寂しく世知辛い世の中を生きていると、 こんな一寸した心のふれあいでも前向きになれるんです。 だから、この映画好きです。 そして、誰か私に構って下さい(素)。 それはさておき、翔子と少女のエピソードが印象的。 イジメられている娘にとっては、ほんの少し大人が手を差し伸べてくれるだけで、 笑顔になれる。 本当、イジメがあったとは気付かなかった・・・なんて能書き垂れている今時の教師に見せてあげたい位のシーンでした。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2012-10-01 19:11:13) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 兵庫県のとあるローカル線を舞台にした、ちょっとイイ話。個々の登場人物とその人にまつわるエピソードを、無理なく絡めた脚本はお見事でした。大変観易かったです。また、ほんのり優しい気持ちになれました。舞台設定が絶妙だったと思います。田舎のローカル線では顔見知りばかりで本作の趣旨には沿いませんし、都会の満員電車の中では『それでもボクはやってない』的な歓迎しない奇跡の方が起きてしまいそうです。また「衣食足りて礼節を知る」ではありませんが、自分に余力が無いと他者を気遣う余裕は生まれ難いもの。今津線を利用している人たちの生活水準がある程度高くなくては、このような物語は紡げない気がしました。(実際はどうなのかな?)もっとも本作で言うところの『奇跡』とは、単に人と人との繋がりを指しているだけの事。人と人とが触れ合うこと。あなたの人生の一部に私が書き込まれること。気付かない小さな奇跡は、私たちの周りに溢れているのかもしれません(ちょっとキザでしたか)。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-16 19:10:44) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 ローカル電車を舞台にそれに乗り合わせた乗客たちの群像劇。思ったより面白かったが、やはり出来としては平凡で、上映時間もやや長いか。西宮に住んでいる妹が「始まってすぐに泣いた」と言っていたが、確かにときどきほろっとくるエピソードはあるものの、感動というまでには至らない。ミサ(戸田恵梨香)と伊藤さん(南果歩)のシーンとか印象には残るし、脚本的にも頑張っているのだが、もうひと押し足らない感じである。中谷美紀は「ケイゾク」や「嫌われ松子の一生」での独特な演技が印象に残っている女優であるが、柴田や松子のキャラが強烈すぎるためか、役としてあまり印象に残らない。逆に宮本信子は品のある白髪の老人役を演じていて、伊丹十三監督の映画での彼女とは違う味のある演技を見せていて印象的だった。ラストシーンの翔子(中谷美紀)とミサの意気投合シーンは唐突に感じるが、できればこの二人のツーショットは「spec」で柴田と当麻として見てみたい。やっぱり無理かな。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-02-24 23:17:31) (良:1票) |
3.副題はダサいかな。やめた方がいい。全体的に原作通りでほのぼのした感じが出ていて、こういう映画が好きな人にははまると思います。映画化されることで、阪急電車を実際に見たことがないのでどんな感じか分からなかったけど走っている姿を見れました。確かにかわいい電車ですね。逆に阪急電車が場面となってストーリーは進んで行くのだけど、いちいちアナウンスとか停車繰り返してたから、小説ではあまり思わなかったけど、リズムが悪く感じました。地元の人じゃない限り駅名とか意識してないですし。そこが売りではあるのだけど。でも、全然悪くない映画です。 【うー】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-12-25 18:45:45) (良:1票) |
《改行表示》 2.競馬ファン御用達の阪急今津線を舞台にしておきながら、競馬ネタが一切無いというのは如何なものか。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、とりあえず豪華キャストにまんまと騙されました。 これはつまんないというより、不愉快な作品でした。 作中に様々な迷惑行為が登場するけど、冒頭の自爆テロが最大の迷惑行為だと感じました。 確かに自爆したくなる気持ちは理解できるけど、ひとりでこっそり呪うくらいにしておくべきなんでしょうね。 しかも、自爆テロを広い心で許しておきながら、電車内のお喋りに鉄槌を下すというのがどうもしっくり来ない。 結局、自分にとって迷惑じゃなければ許して、自分にとって迷惑なら怒るという図式になってしまってる。 百歩譲ってどうしてもマナー違反を指摘したいなら、頭ごなしに怒るんじゃなくて、もう少し諭すように注意できないもんかなぁ。 あれじゃ反感を買うだけで、おばちゃん連中はちっとも反省しないと思うんです。 演出もいちいち下品で過剰だし、1つ問題が解決して少し穏やかな気持ちになれたと思ったら、直ぐに次の不愉快演出が待ってて、僕にはちょっと耐えられなかったです。 もちろん問題は次から次に解決して行くんだけど、その行程が如何にも薄っぺらい。 特にいじめ問題をあんなにあっさり描いてしまうのはどうかと思う。 DV男やおばちゃん連中を恫喝するのもいいけど、いじめっ子をきちんと叱る大人が登場しないと救われないと思うんだが、どうだろうか? 本人に『頑張れ!』と言って解決するほど生温い問題じゃないと思うんです。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-12-01 16:45:19) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 阪急今津線、ウチの近所で言うところの東急多摩川線みたいなものですかね。こっちは7駅12分って事で、もう少し短いですが。微妙に鉄分を含む私、去年は関西に二度行って阪急の京都線や嵐山線の茶色い電車を堪能させて頂きました。それはともかく。映画はあちこちにジーンとする感動的な要素が散りばめてあって、ちょっとホンワカしたキモチになっちゃうようなカンジがあって、だけど映画としてはかなり音痴。まず最大の難点は、ドラマとしてみーんなハンパ。メインの登場人物だけで8人存在するのですが、みんなちゃんとドラマを成立させきってないんですよね。電車で他の人と触れ合う事によって、少しだけ状況が変化しました、って描かれるのはそれだけ。じゃあ、その変化によって具体的にどういう結果になりました?っていうこちらの関心事には触れてくれません。「袖触れ合うも他生の縁」を描いた映画としても、映画の視点そのものが袖触れ合う程度でツッコんで行ってくれないのがもどかしくて。そのクセ、リンク関係はゴチャついていて、ラストの二人なんか、きっちり絡んだシーンあったっけ???みたいに自分の記憶を疑うハメになったりもして。それから沢山の「嫌な人間」が登場するのはドラマを盛り上げるために不快感を煽る安いテでしかありませんし(関西のオバちゃん達は個人的にはそんなに不快ではなかったですしねぇ)、頻出するテロップを始めとして説明的な映像が多すぎるのもなんとも。なので、映画としての完成度はかなり低いカンジです。でも、役者がみーんな、いい演技を見せるのですよね。子役からベテランまで、揃いも揃って上手いの。そりゃ泣かされるわ、って状態で。だから映画の印象も良く感じられたりして。実のところ、芸達者に救われ続けな映画ではありました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-05-01 17:06:46) (良:1票) |