《改行表示》 4.詩の才能が凄い男(←表現に全く知性の欠片もなく申し訳ない)に恋をする少女の純粋な恋物語であるが、どうしてそこまで惹かれるのか説得力に欠けたし、何かってぇとすぐ「ママ、ママ」と母親に頼るので、どこまで本気なのかなぁと思ってしまった。 詩を勉強して彼を理解しようとする心意気は良かったが、他の男からの手紙でちょっとグラついたりして、結局は金がないとどうにもならなかったり・・・。 画的に美しい映画ではあるんだけど、そこまでハマれなかったなぁというのが正直な感想。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-09-14 13:44:27) |
3.美しく悲しい恋愛物語。恋愛描写はこまやかだけどそれ以外は特に印象なし。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-19 23:56:27) |
2.《ネタバレ》 裏切り、裏切られて、人間関係がタフになる前の、女の子が大事にしたいような、はかなくも強い愛の話。ちょっとしたとこに女性監督らしい演出が見られる。ジェーンカンピオンはようやく素直な話を創れるくらい、強くなったように思える。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-24 21:24:43) |
1.夭折でありながらその才能がシェイクスピアとも並び称されたという、英国の詩人ジョン・キーツの恋を描き、たくさんの蝶が舞う部屋や青いブルーベルが群生する森でキーツの手紙に読みいるファニーなど、ポエティックなイメージが盛りこまれた美しい映画。 ジェーン・カンピオン作品にもかかわらずごく一部で公開され、国内盤ソフトも出ておらず、カンピオンにしては抑制されたマチュアな表現がアピールしないと思われたのか、主演のベン・ウィショーとアビー・コーニッシュの日本での知名度がいまひとつであるせいか。 キーツ本人よりも、詩人にインスピレーションを与えたミューズである隣家の娘ファニー・ブローンに重点が置かれているようで、裁縫を得意とするファニーの衣装がキーツと知り合ったことで微妙に変化していくのも見どころの一つ。 キーツもファニーの愛を得て、精神は高まりながら肉体は病に冒されていくのが皮肉で、ファニーの母親やキーツの友人ブラウンが彼らの交歓に投げかける視線もまた複雑なもの。 ファニーの母親は「エンジェル・アット・マイ・テーブル」のケリー・フォックス、恋人たちのそばをはなれない弟(トーマス・サングスター)や妹も強い印象を残しており、特におさない妹の存在感はカンピオンらしさがのぞいているようでした。 ブライト・スター(明るい星)とはキーツにとってのファニー、薄命の詩人には金星(ヴィーナス)のような存在であったのかもしれません。 【レイン】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2013-12-31 07:02:40) |