5.評価するにはなんとも微妙。 親父の敵を討つべく執念を燃やす生意気な小娘とは裏腹にこちらはなかなかそのテンションがついて行けない。 親父の死の背景が弱く単純な復讐劇ということもあり ストーリーが単調。引き込まれるモノがない。 つまらなくは無いけど本作でコーエンの作風はやはり自分に合わない決定打でした。 |
4.「西部劇」というものをこれまで殆ど観てこなかった。「食わず嫌い」に近い苦手意識があったように思う。 あくまでイメージとして、捻りのないストーリーのわりに愚鈍でテンポが悪いという印象が何故かあった。
今作にしても、“西部劇を観る”というというよりは、“コーエン兄弟監督作品を観る”という立ち位置の方が先行していたと思う。 結果的に、予想外に“真っ当な”西部劇を観てしまったなあと思った。コーエン兄弟が、これほどどストレートな映画を撮ったこと自体が驚きだったと言える。
決して面白くなかったということはない。リメイク作品らしく、もちろんジョン・ウェイン主演のオリジナル作品は観たことがないが、映画世界そのものがとても丁寧に描き出されていることは全編通してひしひしと伝わってきて、ストーリー云々以前にその世界観自体を堪能できた。 イメージに反し、テンポも悪くなく、各々がそれぞれの悲哀を抱えながら短い旅をする様には、ドラマの多様性があった。
衝撃的に面白いということはなく、またそういう類いの面白さを求める映画ではないと思う。 登場人物それぞれの描かれていない部分の人間性や人生を想像し、鑑賞者のそれぞれが深めていくことが正しいのだろうと思うし、そういうことが「西部劇」を観る上での醍醐味なのかもしれないなと思った。
今作のオリジナル作品も含めて、優れた西部劇は数多くあるのだろうから、少しずつ観ていきたいなとも思う。 そういう意味で、個人的には映画鑑賞の可能性をちょっぴり広げてくれたとともに、マット・デイモンのスター俳優らしからぬ使い勝手の良さを改めて感じた映画だった。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-12-06 17:18:24) (良:1票) |
3.主人公の女の子が、蒼井優に見えて仕方なかった。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-04-10 01:11:19) (良:1票) |
2.映画「トゥルー・グリット」を見てきました。 1969年のジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡(原題トゥルー・グリット)」のリメイクです。 おもしろかったです。 重厚で、かつコミカルで、そして胸に訴えかける演出が秀逸です。 主演のジェフ・ブリッジスが良かったですねえ。 多分にジョン・ウェインを意識していたのでしょうが、彼の演技力はジョン・ウェインを超えたと思います(貫禄はジョン・ウェインの方が上ですが...)。 ストーリーはオリジナルそのものなんですが、コーエン兄弟の演出は見事です。 残酷シーンでも意外とあっさりと撮っていて、拒否反応はありませんねえ(と言うより、私が慣れてしまったのかな?)。 言うならば、オリジナル版はジョン・ウェインを見る映画で、今作はコーエン兄弟の演出を見る映画だと思います。 やっぱり、西部劇はイイ! 【ミスプロ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-02 18:36:44) (良:1票) |
1.かなりウェルメイドな西部劇。節々にコーエン兄弟的なシュールさは見られますが、そこまでゴリゴリではないため、比較的見易い映画。『ファーゴ』や『ノーカントリー』路線が好きな人には間違いなくオススメ。ジョシュ・ブローリンやバリー・ペッパーは出番が少ないながらも存在感を魅せてくれますので、彼らのファンならば更に楽しめるかと思います。ジョシュ・ブローリンが荒野に佇む姿を見て、『ノーカントリー』のシガーが突然襲ってくるんじゃないかと思ってドキドキしちゃいました。。。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2011-03-21 15:23:10) (笑:1票) |