《改行表示》 5.《ネタバレ》 うーん・・・。宣伝とかを見て思ってたような話と全然違ってました。 芸術にとらわれてしまった人間の心の闇・・・・。なのかと思ってたらホラーよりのサスペンスなんですね。どっちかっていうと。 思わせぶりに出てくるささくれ?の血とかじんましんとかの意味が分かんないです。怖いけど、それはいたそーーーっていうほうの効果しかない。 白鳥は完璧なのに黒鳥が踊れない…っていうのはいままで女性の演技者をテーマにしたものではよくある話ですが、監督のアドヴァイスが…それでっか…といういかにもありきたりなもので、男と遊ぶくらいでどうにかなるくらいなら最初から苦労せんでしょ。 つか、そんな半端なプリマを選んじゃうんだ…。興行的に失敗できないのに?しかも体とかの交換条件もなしで。監督もしかして純粋にニナの成長を考えてるいい人なの? 母親との葛藤もなんだか中途半端だし。もっとお母さんを怖くしてもいいのに。娘の成功を本当は望んでないんじゃないの?とおもわせるようなとこもちらりと出たので…。 ライバルをねたむ…っていうのもあまり前面に出ず、じとーっと見るくらいだし。トウシューズに画びょうを入れたり(笑)レッスンの時間をうそを教えたり(笑)くらいのことはしてもいいのでは。 ライバルの出現で自分にはこういったいやな面があったのか・・・とか内面に踏み込むんでなければもっととことんはじけてみたらこわくておもしろくなったのでは。いっそブラック・ニナが出現して悪いことしまくりとか。ニナは妄想までもおとなしいってことなんでしょうかね? ほかのレビューでも山岸涼子の話が出てましたが、マンガのほうがすごいですな・・・。 バレエシーンはナタリー・ポートマンはかなり頑張ってたと思います。顔がそもそもバレリーナっぽいし。大技を本職のバレリーナの代役でみせて技術は問題なしなのよってとこを強調してほしかった…。 とにかくナタリー・ポートマンはよかった。 あと舞台で踊ってるうちにブラックスワンになっていくの、ニナの妄想なんだけど、本当にあんな演出があったら面白いのになー。 【ぺーこ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-04 16:48:22) (良:1票) |
4.んー、「ヘンな映画」というのが正直な感想。何かをする「能力」ってのは、そのものを上手くやることとかセンスの良さに加えて、要領よくこなすとかプレッシャーを味方にしてしまうとか、そういうのもひっくるめたものを指すわけで、そういう意味で、ニナは主役を張る能力のない凡ダンサーってことです。母親との確執がベースにあると言いたげな描写だけど、あの程度の母親の暴走は「想定内」じゃないかなー。もっと凄いステージママは一杯いる。見ている間、ドキドキやハッとするの繰り返しで、飽きずに最後まで見られるけど、これほど見終わってなーんにも残らないのは映画としてはイマイチ。ナタリーは、見事にバレリーナの体つきになっており、これは、おおっ!と思ったんだが、踊りは、んー、頑張ってるけど、プリマの踊りにはやっぱり見えぬ。ベスがウィノナだったなんて、後で知ってびっくり。彼女はやっぱり上手い。それでも、エンタメ映画には一応仕上がっていると思います。 【すねこすり】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-23 22:05:07) (良:1票) |
3.バレエの捉え方は、舞台シーンも練習シーンも大変雑でガッカリ。山岸凉子漫画の精神世界を真似たような物語は、陳腐な流れで新しさなど感じられない。ポートマンは、もっといい演技をした役が他にいろいろある。悪い意味での驚きでいっぱいな映画。お金も注目も両手いっぱいに集めたアロノフスキー監督には、次回作めちゃくちゃ期待している。 【のはら】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-09-09 16:48:32) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 見終わって「へ?こんなもの?」ってな感じで。『シャイニング』(キューブリック版)+『キャリー』+『ファイトクラブ』、以上終わり・・・ってそれだけだとアレなんで、もう少し書いておきますと。『白鳥の湖』を題材に、映画が物語にシンクロしていくように進んでゆくのは面白いと思いました。んでも、別に卑猥だったり陰惨だったりしなくても面白くできるんじゃない?って感じがして。いや、映画自体の起点が元々サイコホラーなんでしょうけど。でもでも、もう最初から彼女ったらヘンだったし。それから、鏡をモチーフに、鏡に映る姿を人間の裏に隠された心理に喩えてみせるのもいい感じだと思いました。が、カメラがガチャガチャユラユラ動き過ぎな上に、寄り過ぎどアップ主体で結局最後まで「ちゃんとしたバレエの映像」を見せてくれない点はフラストレーション溜まりました。ナタリー・ポートマンは女優として『レオン』のマチルダお嬢ちゃんからとても成長しました。だけど今作での評価はまるで「おっぱい出してぎゃー!って絶叫してみせれば評価される日本映画の女優」みたいな感じがしちゃってねぇ・・・。当たり前過ぎるラストシーンよりも、突然怒涛のハッピーエンドとかいう展開の方がよっぽど面白いんじゃない?とか思ったのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-14 18:09:50) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 老若男女誰もが知っているではあろう『白鳥の湖』をベースにした作品。「これでアカデミー賞が獲れるんだ」というのが率直な感想。 現実か?妄想か?という内容でホラーやサスペンス物でよくあるネタですね。本人が…影武者が…と物議をかもしたバレエのシーンは悪くないけど、全体的に映像がクリアじゃないのはカメラ機材の問題なのかな?それとも彼女の妄想を含めた演出なのか? 娘に恨みと妬みを持ち、自らの叶えられなかった夢を押し付け自己投影している母親に抑制され続けた初心な白鳥は、解放されたら黒鳥になり狂気に突き進んでしまった。彼女の内面の脆さを理解し見守ってあげる役目の母親がこれじゃな。支えてくれる人がいなかったニナは実力があるだけに不憫だった。ダンサーはそれほどどっちにも転べるくらい肉体的にも精神的にも過酷ではあるんだろうなぁ。まぁダンサーに限ったことじゃないですが主役を張るには強い心が必要だな、と。 しかし、ナタリー・ポートマンは大人の女性な顔つきになったな。逆にウィノナは老けたとしか思えなかった。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-11 20:42:00) (良:1票) |