4.たしかに「ミツバチのささやき」的だけど、私には「シベールの日曜日」的にも思える。いずれにしても少女を主人公にしてその視点で描く映画は私の大好きな分野、パトリシア・ゴッジもアナ・トレントもかわいかったし、この映画の少女アルバ・ガイアも劣らない。ただ、前の2作品を見ているだけにそれ以上の点数にはならない。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-06-03 15:50:44) |
3.確かに「ミツバチのささやき」を思い起こさせる、大人には持ち得ない子どもの死生観なども含んだ一人の少女の成長の物語。
仲良しで大好きだった姉が寄宿学校に入るため家を出て行き、両親の関係は複雑で、自身の中でも無意識のうちにも成長していく少女の一時期を描く。病院から脱走した若者を彼女なりに養おうとする行動もその現われか。
フランス映画では同じ年の製作である「ぜんぶフィデルのせい」などとも共通するものを感じる周りの出来事や大人の事情に影響されながらも成長していく少女の姿が可愛らしくも力強く感じられます。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-01 21:38:05) |
2.子供から大人に脱皮する年頃の少女ベティの周りの現実で日常に起こる特異な出来事の数々を瑞々しく生き生きと描いた秀作。それらの中でも自殺未遂を起こすまでに追い込まれた最たる要因は仲の良かった男の子による背信行為であり10才の女の子にしては計り知れないショックだったことでしょう。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-30 23:34:58) |
1.原作がそうなのか脚色の自由を与えられた脚本がそうなのか、それとも監督がそのように撮ったのかどうか知らないが、どう見たって『ミツバチのささやき』のパクリではないか。否、リスペクトの表れだとして、『ミツバチのささやき』を想起させちゃうというのはこの作品にとってはマイナスでしかない。少女の孤独、絶望、そして成長があまりにわかりやすくそれぞれの事象でもって描かれてしまうその安易さがやたらと際立ってしょうがない。とは言うものの森の緑と少女の赤いコートのコントラストが印象的で、おとぎ話的な印象を持たせることにも成功しているその色使いは素晴らしかった。ベティ役の女の子もかわいい。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-16 17:18:15) |