5.コミカルにテンポよく進んでいく前半に比べ、ヒューマン・ドラマ色が濃くなる後半はかなり大仰で、とりわけ終盤の手術シーンとそのあとの屋上で号泣するシーンとの、いわゆる“泣かせの二段重ね”はクドくて、手法としては頂けない。傑作になり損ねた作品という印象は拭えない。 【ドラえもん】さん 7点(2001-04-01 18:02:11) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 設定がユニークでいい。 冒頭はその設定を理解させるための説明セリフのオンパレードが気になったけど。 心の声が聞こえることから生じる悲喜劇がおもしろい。 前半はコメディタッチ、後半は祖母の病気でヒューマンドラマに。 精神科医の洋子は孤島で一人生きていたサトラレ1号と出会い、サトラレの本当の苦悩を思い知らされる。 それが洋子の健一への理解を深め、真の共感へとつながっていく。 八千草薫の優しいおばあさんはぴったりハマっていてホロっとくる。 健一を思いやる祖母と洋子の気持ちが周囲の心も動かす。 ありえない設定に違和感があるとリアリティのなさと予定調和が気になって最後まで受け付けないだろう。 だいたい人間の心はもっとどす黒いものも含んでいて、健一の心はしょせんはきれいごとにしか描けていない。 それでも、童話を楽しむように観るなら抵抗感なく作品世界に浸ることができる。 そうした意味で好き嫌いの分かれそうな作品。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-06-02 00:47:30) (良:1票) |
3.原作の功績とはいえ、題材がユニークで面白い。ものすごく不自然なはずなのに映画になっても自然に流す技はかなりのもの。恥ずかしいほどのストレートな心の叫びに、ありえなさを忘れて涙してしまう。コレにはちょっと泣きそうになったので、映画で泣けない私にとっては貴重な1本。 【えいざっく】さん [地上波(邦画)] 7点(2004-09-09 20:42:47) (良:1票) |
2.泣ける。1回目みたときは9点の評価であった。2回目を妻と見たときは8点かなと思い直した。9点の作品は2回見てもやっぱり9点いいなあと思えないとね。とは言え、2回目もまあ泣けたからよしです。1ヶ月たった今。今思うにこの作品は7点ぐらいかなあと。やはり、点数は変わるもんです。 何度みたいか。1ヶ月後見てみたいか。そういうので判断しなおすと変わりますね。 【なかがわ】さん 7点(2003-12-04 23:23:49) (笑:1票) |
1.主役の安藤君は抜擢ですね。澄んだ目が印象的でした。サトラレの周辺の人々の様子はやはり私も「トゥルーマンショー」とかぶりました。こっちのほうが遥かに好きですけどね。ラストあたりは見ている側を泣かせようとしているのが手に取るようにわかりますが、まんまとその罠にハマリ、オロオロ泣いておいて低点数は付けられないということで7点です。 【未歩】さん 7点(2003-07-05 20:14:30) (笑:1票) |