4.《ネタバレ》 ギリシャ系ドイツ人の主人公に、彼を取り巻く愉快で個性的なキャラクター達。監督が監督だけあって移民要素はあっても、あくまで肩の力を抜いたコメディだ。ぎっくり腰を始め、兄の博打で差し押さえられるレストラン、葬式のひと悶着でますます転落していくにも関わらず、もの凄く滑稽に映える。そこからハッピーエンド一直線の大逆転劇は一見御都合展開に見えるが、計算で描いているのだろう。全編を通して整合性があって、調和のとれた軽めのフルコースが並べられているようだ。カジュアルなタイトルと内容に見合った、程よい幸福感を残す一本。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-14 19:21:00) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 端から滅茶苦茶テンション高い映画!キャラ良し、音良し、映像良し。いちいち全部がカッコいい!終盤少しだれたが、それでもテンションで突っ切っちゃう感じ。ストーリーはやっすい大衆レストランがチョットしたきっかけの重なりで大繁盛、その後お決まりの~といった凄くわかり易い話。しかし物凄くキャラのたった登場人物と演出で新鮮に感じた。みんな渋過ぎっす!面白かったです。 【tomatojunky】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-08 21:40:03) (良:1票) |
2.守りたい場所がある。 彼の場合は手塩にかけたレストラン。 古倉庫を改造して作られたレストランのたたずまいは、それだけで絵になって。 ベルリンはよくドイツ映画の舞台になるけれど、ここは北に位置する第二の都市ハンブルク。 主人公ジノスはギリシア系ドイツ人のオーナーシェフ。 彼と仮出所の兄、ウェイトレス、遠恋の彼女、凄腕シェフ、役人、不動産業者などが入り乱れるドタバタ劇。(必要以上にイターイ映画なので、腰痛持ちの人は見ない方がいいかも) トルコ系ドイツ人監督アキンの若者映画は、乱暴でヤリ過ぎなとこもあるけど不思議な味つけがされ、ジノスの自分の店への真摯な愛着に満たされているのもいいと思う。 ただの雰囲気キャラかと思ってた船長さんにもちゃんと活躍の場があり、ポッチリのお金にも使い道があったりと小技もきいてる。 ただ、さんざん引っかきまわした後で最後はこじんまりまとまった気もして、も少し何かあるかと期待してしまった。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-08 07:00:02) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 これねー。めちゃナイス。映像と音楽と登場人物のキャラクターとストーリーのセンスがいい。エンドロールがフライヤーみたいでかっちょいい。気持ちいい映画です。ドイツってこんな映画作るんですね。 【トメ吉】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-11 11:00:11) (良:1票) |