《改行表示》 11.ある日、私は行く予定のなかったある場所に思いつきで足を運び、そこで現在の妻と出会いました。妻もまたその場所には行く予定がなく、友達に誘われてたまたまその日・その場所に足を運んだということで、本当に偶然の出会いで私達の人生は決まってしまったというわけです。私は赤い糸や運命といったものは信じないのですが、偶然により人生は決定するということはかの経験から身に染みて感じています。そんな偶然と運命をテーマにしたラブストーリーが本作なのですが、重くなり過ぎず軽くなり過ぎず調度良い塩梅の娯楽作に仕上がっていて、2時間はきっちり楽しませてくれます。。。 本作のお話や雰囲気は「普通じゃない」や「ジョー・ブラックによろしく」に似ているのですが、ユニークなのは天使の設定です。彼らは人格的に優れているわけでもなければ、超越した知見を持っているわけでもない。神の指示通りに淡々と個人の運命を管理しているだけで、時として管理の目的すら見失い、凡ミスも犯してしまうという人間臭い設定は映画を面白くしています。彼らの能力には制限があって、物理的な事象はコントロールできるが、人間の心に直接影響を与えることはできない。そこで人間の出会いを管理することで、その人生を運命通りに導いているという設定となっています。「愛とは偶然なのか?それとも運命なのか?」というテーマや人間の心の扱い、扉を用いた見せ場はSF映画の傑作「ダーク・シティ」と酷似しているのですが、天使の設定の特殊性により差別化は図れています。「この恋を諦めればお前の夢は叶うが、その女性を選択すればお前の人生は平凡なものとなる」という定番のジレンマもばっちり決まっており、映画は非常にうまくまとまっています。。。 理解できないのは本作を「マイノリティ・リポート」のようなSFサスペンスとして売り込んだ日本の宣伝戦略で(本国ではラブストーリーとして宣伝されています)、配給会社の人達はSFサスペンスを期待して鑑賞した人達を落胆させるということが分からなかったのでしょうか? 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-11-01 22:59:30) (良:3票) |
10.《ネタバレ》 あと1個あったハズのアイスがなくなっている、、、しょうがない買いに行くか、、、まてよ!誰かに「調整」されているんじゃないか!? なんて思いをさせてくれたから7点。 【かのっさ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-10-03 13:12:50) (良:1票)(笑:2票) |
《改行表示》 9.サスペンスアクション大作!っていう紹介のみの、ほとんど予備知識なしで観たのが良かった。 少なくともアクション大作ではない。 ほぼロマンス。 いや、でもこれが良かった。 先が気になって気になってワクワクしながらヤキモキしながら観ることができて満足。 そして何よりエミリー・ブラントが魅力的。等身大で飾らない女性役が完璧にハマっていた。 顎割れてるし、絶世の美女って訳じゃないけど、素敵な女性。デートしたら楽しそうだなあ。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-09-29 00:02:58) (良:1票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 運命の操作に逆らって二人が運命を切り開いていくストーリー。 「SF恋愛サスペンス映画」らしいか実際には「ラブコメ」にSF要素を加えた感じ。 SFと言っても科学的な理屈のないファンタジーレベル。 「運命調整局」という背広帽子集団だが運命の神様でも天使でも魔法使いでも置き換えられるレベル。 彼らの行動はお粗末で運命の管理するプロ集団とは思えない。 ココらへんがサスペンスではなくコメディーとしか思えない。 主役のマット・デイモンとエミリー・ブラントはいい感じ。 後半のどこでもドアーがこの映画の見せ場かな。 取り敢えず最後はキスしたら許された。┐(´д`)┌ 【ume0214】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2019-01-25 15:02:38) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 予告編と全く異なる映画だと感じました。そういう意味では日本版予告編はすごく上手に作ってあったかも。。 <ネタバレします> 結果論ですが、双方それぞれが別々に活躍すれば、世界に多大な影響を及ぼす人物だったがために一緒になってはならないというのは中盤以降に明かされる事実。なので序盤は何が起きているのかよく理解できず、壮大な流れのわりに個人間の恋愛にちまちま干渉する帽子の人たちの行動が滑稽にしか見えない。 例えば最初にお互いが活躍している未来を派手に見せるなり、帽子の人たちのシステムをもっと深く説明してくれるなりしていれば、もっと観客側の理解が深まったと思います。また、恋愛パートのほうもなぜお互いが強く惹かれあうのかの説明が乏しいのでイマイチ感情移入しにくい作りになっています。 プロットが素晴らしいだけに非常に惜しい映画でした。ドアを開ければ別の場所につながっているのもマトリックス的・ドラえもん的で素晴らしい映像でした。見終わった後の余韻も悪くなくて、そういった意味でも粗ばかりが目立ってしまっている非常に残念な映画という印象です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-10-02 10:09:54) (良:1票) |
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《改行表示》 6.系で言えば「天国から来たチャンピオン」と同じジャンルの映画ですが、なぜかSFサスペンスと宣伝されるこの映画。 他のサイトではもっと高い点数の映画(例えばIMDBだと7.0)なんですが、なぜかみんシネでの平均点は低いですよね。 しかしそれは多分「ジャンルのミスマッチ」による要素が大きく「天国から来たチャンピオン」のような「運命の恋愛ファンタジー」系映画を好きな層が観れば大きく評価をあげる映画なんじゃないかと思います。 ところでエミリーブラントって誰かに似てる…と前から思っていたのですが、昨日アマプラで観てるとき急に気づきました。そう、藍井エイルですよ! 結構似てると思うんですが笑どうでしょう? あと諸事情あって、字幕スーパーで映画を観た直後に再度午後ローの吹き替えで観てしまうという事故を起こしてしまったんですが、結果それでいろいろわかった事があります。 このサイズだと午後ローは本編ノーカットなんだなとか、字幕の方が情報量が少ないんですが、例外的に字幕の方が文字量が多いときもあるんだな、とか。後者については「セリフであれば沈黙の間」で表現するようなものを字幕では表現できないので説明の文言が足されてるようなときとかですね。 偶然連続で観る事でいろいろ勉強になりました、はい。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-02-06 21:28:35) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 そんなに悪くないのではないですか?何よりも、敵方の組織が、もっともらしく怖い人たち風に登場していながら、やっていることは極小市民的なチマチマしたことばかりであるのが良い。心理操作の部分をもっと強調したら、深みが出てきたと思いますけどね。そのチマチマした手口に対応して、解決策も、「俺と彼女の愛があれば全部飛ばせるんだー!」と言わんばかりの、ごくごく個人的なレベルの解決でしかないところも良い。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-22 03:01:25) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 偶然の積み重ねが大きなうねりになって人生とか運命を形成する視点は頷けて、聞いていたほど悪くない映画だと思いました。でも、詰めが甘いというか、面白くないですよ。本作のテーマが「運命は愛の力で変えられる」だとしたらケチは付けにくいけど、映画としてはゆるゆるです。ちょっとイラッとするのは、世界の命運を握るような一握りの人物だけが「調整」されること。そんなことより、多くの男女の出会いを演出するのがあんたらの仕事じゃないんかい。その方が、世の中、良い方向へ回って行くよ。子供の数も減ってることだし。俺の人生も調整してくれよ。ということで4点です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-04-21 20:14:39) (笑:1票) |
3.ハッピーエンドのファンタジーラブストーリー。こういうの久しぶりです。SF映画だと思うから評価が低いのかな?女性受けする映画だと思いますが…。 【木村一号】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-25 22:40:08) (良:1票) |
《改行表示》 2.むしろ期待通りな大味サスペンスでした。 話の大筋は 「美女と仲良くなりたいマット・デイモンVSちょっと間の抜けたエージェントたち」 です。 まあ本当こじんまりとした印象ですし、「勝手にやってろよ」と思う人がいてもおかしくないような気がします。 大筋の話以外では、好きな部分が多かったです。 主人公2人の恋路も楽しいですし、「どこでもドア」のようなアイテムも面白いです。 対して脚本はもう初めからさじを投げたようにいきあたりばったり。 ちょっとご都合主義、というよりも「無理やりでも盛り上がらせてやろう」みたいなゴリ押しな印象は否めませんでした。 それと「調整局」のみなさまにカリスマ性どころか怖さが皆無なのはどうかと思います。 これじゃあスリルも何もあったもんじゃないでしょうよ。 サスペンスよりも、ラブストーリーを期待したほうが楽しめるでしょう。 ストーリーにとくに突っ込まずに、デイモン様の一途な恋バナを楽しめる人にはいい映画かもしれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-06-05 18:20:24) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 宣伝からは、迫力溢れるサスペンスっぽい雰囲気が伝わってくるが、この罠にはまると痛い目を見ます。この映画はサスペンスとしては著しく不出来だからです。 「マトリックス」のエージェント・スミスみたいな調整局の面々が入れ代わり立ち代わり主人公の恋路を邪魔立てするのですが、まずこいつらがとてつもなく無能です。曲がりなりにも天使だぞ!とどやしつけたくなるほどの使えなさです。「運命の本に書かれていないからお互いが会えないようにする」という単純極まりないミッションすら全くこなせていません。さっさとカップルのどっちかをマンハッタンから外に出せばよかったのでは?設定を難しくして、「出会っちゃった。やばいやばい」と騒いでいるおじさん天使達は微笑ましくもありばかばかしくもあり、見ていて結構醒めました。 ラストもかなりひどいですね。こんな恋愛でも特別承認対象にしちゃっていいのでしょうか?確かに純愛を貫いているのは分かりますが、これくらいの例は世界中にいくらでもありそうな気もします。それよりもナチスとかその他の独裁政権を黙認していて良かったのか、天使ども。コラ! まあ、そもそも、先が読めない手に汗握るサスペンスではなく、ちょっと変わった設定のラブストーリーですという前提に立って観れば、もっと楽しく観られたかもしれません。点数は低めにつけざるを得ませんが、カップルにはぜひお勧めしたい内容でした。なかなかロマンティックな話だと思います。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-06-05 18:02:45) (良:1票) |