7.広げるだけ風呂敷を広げておいて、なんかもう収拾するのが面倒くさくなって、更に散らかしてトンズラしたような作品でした。自身が駄作と認める『リベンジ』の反省点を活かして作ったらしいのですが、どの辺にどう活かしたのか聞いてみたいほど全てが適当の薄っぺら。しかし、問題は「そこ」ではありません。映画史に残るのではないかと思わんくらいの激しさとぶっとび具合は是非劇場で見ていただきたい。一見の価値はあると思います。難を言うならそこに至るまでのドラマが本っ当につまらなく、前作よりも暗いうえ長いのがが残念です。 映画館は選んだ方が良いでしょう。二度目の鑑賞で評価を変えました。夏休み毎にありがとう。ベイの次回作に期待。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-07 18:22:17) (良:1票) |
6.シリーズ3作目として、無難にまとめたかなという印象。前2作と比べてスケールは格段に大きくなり、裏切り、仲間の死、敵の新たな強力兵器、全面戦争、市街戦など見所も多い。気になる(?)主人公の恋の行方は・・・まあおまけ程度と考えましょう。いきなりヒロインが交代していてもめげてはいけません。そもそもこのシリーズにリアリティとかドラマなんていうのはほとんど期待してないし、僕にとってはただの娯楽にすぎないので、いつも通りロボットたちがウィンウィン言いながら変形したり戦ったりしてくれただけで満足なわけです。ただ欲を言えば、もう少し変形シーンや肉弾戦を見たかったかも。やっぱり1作目が単純に変形したりドンパチやったりで一番楽しめたなあ。1作目のようなワクワク感はないけど、よりシリアスで緊迫感とかいったものでは勝る。シリーズファンなら見て損はないんじゃないかな。 【プライドだらけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-07 01:07:38) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ↓ムランさんが詳しく書いておられますが、とにかく脚本が支離滅裂。「コンテナを破壊されたからもう飛べない」と言ったオプティマスが、次の場面では空を飛んで登場という展開には腰を抜かしました。本作は万事がこの調子で、筋らしい筋がない上に行き詰ると平気で方向転換、相変わらずドラマと本筋がうまく絡んでおらず、金のかかったプロジェクトでよくぞこんな手抜きの脚本が通ったものだと思いました。上映時間が長い割に時間の使い方もうまくなくて、ジョン・マルコビッチの出演場面は丸々不要な一方で、裏切り前のセンチネル・プライムの描写は少なすぎ。センチネルは本作最大のキーパーソンなのですから、彼が偉大な指導者であったこと、オートボッツ達からは父のように慕われていることを示す描写は必要でした。そして犯罪的に問題なのがシカゴ陥落場面を端折ってしまったことで、「昨夜シカゴが敵の手に落ちました」で済ませてはいかんでしょ。「インデペンデンス・デイ」も「宇宙戦争」もそうでしたが、侵略ものはファーストコンタクトが最大の見せ場。終末を感じさせる圧倒的な敵の登場、本作で言えばディセプティコンズの戦艦がシカゴ上空に飛来する場面こそが作品のアクセントとなるはずだったのに、そこを丸々落としてしまったのではもったいなさすぎます。。。とまぁ問題点の塊のような映画なのですが、それでもこの映画は面白いのです。ロボット達がドンガラガッシャンと大暴れしまくるボリューム満点の2時間半の前では、細かいケチは野暮に感じます。前作まではロボットプロレスの域を出ていなかったこのシリーズも、本作ではついにロボット大戦争に。敵の目を潰し、腕をもぎとり、内臓を引きずり出し、脳天を吹っ飛ばす、「ロボットならレーティングの心配も不要だぜ!」とばかりに悪趣味番長マイケル・ベイがやりたい放題やっています。クライマックスの戦闘ではそんなベイの手腕が光りまくりで、オプティマス登場のタイミング、センチネルの圧倒的な戦力の描写など、必要な演出はバチっバチっと決まってきます。キャメロン直伝という3D技術の扱いも上手いもので、猫も杓子も3Dでガッカリ3Dが氾濫する昨今において、「3Dで見てよかった」と思わせる素晴らしいアトラクションを提供してくれます。映画としてはイマイチな出来なのですが、大スクリーン、大音響で楽しむ3D大作としては破格の作品であったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-03 00:20:39) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 アポロ計画を持ってきて、飛行士が裏じゃトランスフォーマーと遭遇していたという辺りはニヤニヤしてしまったんですが、前半の就活シーンや変な中国人のシーンが無駄としか思えないほど後半のダイジェストぶりが気になりましたね。人間側の奮闘も人類がオートボットと共に戦っているというのは良いけど、描写が断片的で連携が取れてるように見えづらく中途半端に見えたな。箱に目いっぱい詰め込もうとして、肝心のモノが収まらなかったというような印象。もうちょっと肉弾戦を観たかったと思うファンは多いでしょうね。 それからオプティマスの口の汚さと残虐さはどうなんだろうなぁ。人間でいえば生首刎ねたり、首を脊髄ごと引っこ抜いたり、内臓を引き摺り出したりなんだけどね。センチネルにはボッコボコにやられ情けを掛けられ命を拾ったくせに、瀕死の状態の自分を救ってくれ停戦を持ち出してきた命の恩人メガトロンを不意打ち虐殺でチャンチャンってのは虫が良すぎるというかギャグだったな。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-08-02 22:14:20) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 3Dで鑑賞。先日見た「マイティ・ソー」に比べて3Dの意味は大いにあった!というのが感想です。 内容については正直微妙です。ストーリーは皆無…というか所々辻褄があってません。ガチャガチャ変形するロボットたちが凄いだろ!っていう映画でした。
途中まではよかったんです。カーチェイスから変形しての追いかけっこなんか見ごたえありました。ただ、シカゴが制圧されてからの展開が長い!オートボットではなくサムをメインに人間が頑張るシーンがひたすら続きますが、最終的にはほぼ無意味。そもそもこの映画はそういう部分に重点を置く必要はないと思うんだけど…。
何はともあれメガトロンの扱いが酷すぎです。負傷していたとはいえ、今までの威厳はまったくない小物になり果ててました。
やはりトランスフォーマーは「変形」してなんぼかな、と思いました。でかいドリルは確かにすごかったのですが、個人的には「これってトランスフォーマーなの?」という感じが抜けきれず、いまいちだったが残念です。
【HIGE】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-01 10:41:14) (良:1票) |
2.前作:トランスフォーマーリベンジはラジー賞に7部門もノミネートされ、そのうち最低映画賞、最低監督賞、最低脚本賞を受賞したという大変不名誉なことになっています。 そして監督自身も失敗作だと認めてしまいました。 で、今作ではその反省が生かされているのかなと少ーーーーーーーーしだけ期待していましたが、前作と一緒じゃねーかよ。自分のスタイルをまったく変えないのには惚れ惚れします。 ドッシャンバキバキドカーンな戦闘シーンが延々と続き、画的には大興奮できます。 しかし当然というべきか、ストーリーのほうはまったく盛り上がりません。 なんだかよくわからない喧嘩バトルをその辺でいろいろやっているだけなんですよね。 こうなっているのは、チームで一丸になって目的を達成しようとする構図が皆無なことがまず筆頭。 敵は敵で攻め込まれる城を守ろうとするのではなく、とにかく戦っているだけにしか見えないのがその原因かと。 まあ今までのシリーズでもそんなもんだったし、期待するだけ損です。 3Dもすごいことになっています。 ジェームズ・キャメロンお墨付きなだけなことはあり、文句なしの奥行き感。 その戦闘シーンが後半は1時間ぶっ続くんですから、そりゃあもうお腹が一杯です。むしろ胃もたれします。 おそらくこれを観れば「あと5年は3Dはいいや」と思えるので、ある意味3D版を選んだほうが経済的でしょう。 そんなわけで脚本がアレな感じですが、細かいことを気にしなければすごく楽しいです。 なんだかんだでマイケルベイ監督が嫌いになれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(吹替)] 6点(2011-07-29 21:03:24) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 最初の方に出てくるチェルノブイリの映像イメージがほぼ『コール・オブ・デューティ4』のチェルノブイリそのまんまで、あー・・・ってカンジで、だけど映画は今までのシリーズ、今までのマイケル・ベイ作品の中じゃいちばんマシじゃない?って感じがしました。何しろ、これまでは必ず映画が始まって30分から1時間くらいで、もう飽き飽き、さっさと終わらせてくんないかなぁ?って思っていたのが、今回は2時間くらいはもちましたもん。相変わらず、この人の作品、映像が繋がってなくて、必要な映像が足らなくて、不要な映像がいっぱいあって、不要な枝葉のエピソードが多くて、ゴチャゴチャとっ散らかりまくっておりますが、とりあえずド派手な映像で楽しませるって点においては、今回ワリとイケておりました。あの『トランスフォーマーだよ全員集合!』なビルでのドタバタは、そもそも全く無駄な展開って点でどうかと思うんですが、高さと重力をモチーフにした映像は面白かったですし。例によってクライマックスが長過ぎクド過ぎで台無しでしたけどね。それに、登場人物全員、躁病状態でテンション高過ぎで、セリフの殆どが叫んでるっていうのも、毎度の事ながらウンザリでしたけど。でも、それより最大の致命的な問題は、ヒロインかなぁ。そもそも主人公の行動の核が、彼女を守るってところにあったワケですが、その映画のテンションを引っ張るだけの魅力ある存在では「ちっとも!全く!これっぽちも!!」なかったわなぁ、って感じで。マイケル・ベイって色々な欠点がある監督ですけど、もしかしたら、最悪な欠点は「プレイボーイ誌のピンナップにウッヒョー!ってなってる中学生」みたいな感じのオンナのシュミかもしれません。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-07-28 21:36:52) (笑:1票) |