17.《ネタバレ》 スピードが80キロ以下になると爆発するという爆弾をしかけられた新幹線サスペンス。他の人だったら、早く殺せとしか思われないだろう憎むべき犯罪者役の健さんの渋さは反則。緊迫感や熱量が高く面白いが、やや引っ張りすぎで長い。ありえないタイミングの不慮の火事とか、警察の無能っぷりは萎えるな。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-20 18:09:25) |
16.《ネタバレ》 新幹線にバクダンが仕掛けられ、時速80kmを下回ると爆発してしまう!このような場合、どうすればよいのだろうか。 ・犯人グループはまずデモンストレーションとして、蒸気機関車に同じ爆弾を仕掛け、単なる脅しではない事を示した。・「蒸気機関車」に対して取り付け可能であることからすると、爆弾は、新幹線の電気系統に取り付けられたものではなく、(何らかの手段で)直接、速度を測定し爆破スイッチを起動するタイプのものであると考えられる。・とすれば、新幹線の内部ではなく外部に取り付けられていること、特に車両底部あたりが怪しいことが、この時点ですでに予想される(これは映画の中で別手段により確認される)。・そこで、対策として、関門トンネル内の線路を液体窒素でジャブ漬けにする。車両底部が浸る程度の深さが好ましい。・新幹線が通りかかると、車両底部が爆弾ごとカチンコチンに凍り、爆破機能が失われる。解凍する前に乗客を避難させる。これで万事解決。・以上が困難であれば(ってか、無理ですね)、液体窒素の代わりに、水を関門トンネル内に注入してもよい。起爆装置はショートし、機能しなくなるのである(ホント?)。・・・・・・とかいう内容ではありません、もっとオモシロイ映画です(笑)。パニック映画のような発端ですが、映画の中心的な内容は、身代金受け渡しにおける、犯人側と警察側のスリリングなやりとり(ちょっと盛り沢山のサービスし過ぎで、スリルが欠けてしまう面もありますが)。最後の“解決”まで一気に見せると同時に、そこにはどこかダーティな印象すら感じさせ、余韻を残します。・・・・・・それにしても、今観ると、「安全」に関わるセリフの数々が、ナントモ皮肉に響きますなあ。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-04-20 15:59:26) |
15.ストーリーが上手く出来ていると思った。登場人物の人生背景も結構うまく描かれている。ハリウッドの「スピード」はこの映画を元に作っているのかっていうぐらい似ている。そうであれば、「スピード」のバスよりも、こっちの新幹線のほうが断然スケールはでかい。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-20 09:56:12) |
14.《ネタバレ》 突然の喫茶店炎上はないよな。 【カタログ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-15 00:46:34) |
13.テンポよく最後まで観れました。なかなかおもしろかった。内容は突っ込みどころ満載ですが、豪華出演者を観るだけでも楽しい。音楽がイマイチかな。 【ぽじっこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-18 22:17:10) |
12.《ネタバレ》 西村京太郎と小松左京を足して割ったような贅沢な作品。
のちの洋画ヒット作の「スピード」の元ネタとなったことでも有名。
前に夜中にやってたので気にはなったものの、
やはりCMが映画のテンポを邪魔をして楽しめないので、
借りてきちんと見直すことにしたのです。
面白い!
やはり邦画は昔はよかったと思う。
脚本も俳優もですがなによりこの作品は、
編集が素晴らしい。
洋画も含めてお手本にしてほしいくらい編集がうまい。
やたらと斜め構図の演出が目立ちますが、
古い洋画を大胆に邦画に反映したセンスのいいことといったら・・
邦画奇跡の作品といっても過言ではないのですが、
難を言えば宇津井健の最後のほうの正義感あふれる演出はどうかと。
あの(もし)というスピーチがなければ、
この作品を観る観客の想像に身をゆだねさせ、
娯楽作から社会派娯楽作まで高められたのではないか。
それはおかしいとかすっきりしないとか、
もし・・という解釈は観客の良心を呼び起こす手立てで、
それを映画の中で全部演出してしまうのは丁寧すぎだと思う。
ラストの画が見事でそしてそれまでの退廃的で観客に訴えるものがあっただけに、
そこは宇津井健の想像という使い方もできるので惜しいと思いましたが・・
今観るとチープな模型かとも見える場面もあるのですが、
そこはエアポートシリーズやカサンドラクロスのような感じで、
脚本がよいことと編集がうまいことの相乗効果で全く気にはならない。
おおまかには犯人側と国鉄側(JR)と刑事側なのです。
そして新幹線の中でのパニック模様。
時間と速度のトリックに科学のトリック、
そして最後には刑事側のトリック・・
最終的には「砂の器」をはじめとする松本清張的な演出。
邦画でこれほどドキドキしたシュミレーション映画は、
やはり他には小松左京ものくらいでしょう。
【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-15 10:49:59) |
11.《ネタバレ》 おおぅっ! かの大ヒット作「スピード」の元ネタですねぇ! サスペンスとしては、確かに面白い。 当時としては、そして、邦画としては、相当面白いと思う。 でも、喫茶店の火災にはほんっとにションボリだなぁ。 てか、いらないじゃないですか、あんなの。 作中で使ってた「犯人逮捕の為のウソ」ってことでいいじゃないですか。「図面が燃えたことにして連絡を待つ」で。 ホントに火事になっちゃっちゃ、あまりに都合よすぎてみんなシラけるんだから、いっそ「図面が云々」の流れをずばーっと変えちゃったらもっと面白かったのにね。。。 あと、息子! 最後の最後、お前にキレそうになったぞ!(笑) 健さんの空港での偽名処理に「おお!やるぅ!」って思ったし、爆弾解体方法の連絡の仕方も「さすが!」と思ったのに、がっかりだぁ。。。あと一歩だったのに! とはいえ、なかなか面白いのは事実。 邦画特有の薄っぺらさは感じないし、ぐぐーっと引き込まれる。 SL爆破のシーンは迫力あるしね! それに、主役級からチョー端役まで、いちいち有名俳優が出演しててウザイくらいの豪華さ(笑) 力入ってたのがひしひしと伝わってきます(笑) こんな映画を作りますって聞いたら、そりゃ力入れたくもなるな。。。 これ、「北京原人」撮ったのと同じカントクなの? ウソみたいですね(笑) なかなか楽しませてもらいました^^ 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-12 16:00:19) |
10.内容はいいけど全体的にちゃっちい感じは否めません。これがハリウッドとの決定的な金の差かな? 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-11-08 14:20:15) |
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9.《ネタバレ》 つっこみどころは山ほどある。正直、何度「おいおいおいっ!」「ありえねー!」 って突っ込んだのかわからん。でもなぜか面白いんだよ、この映画。 あの手この手を使ってうまいこと緊張感を持続させてるのが勝因ですね。 あと、犯人側に感情移入してしまう映画も珍しい。 【ふくちゃん】さん 7点(2004-12-09 20:03:34) |
8.《ネタバレ》 このサイトでえらく、評価が高いので見てみました。確かにエンターテイメントとしてかなり評価できる作品と思いますが、渓谷での金の受け渡しに偶然にも柔道部が通りかかるシーンとか、喫茶店火災のシーンはもう一ひねり欲しかったなあ。逆に、高速道路上の身代金受け渡しシーンなんかはグリコ犯を髣髴とさせてよかったと思います。でもこの映画きっと、もっと長かったと思うんですよね、ディレクターカット版とかあったら見てみたいなあ。 【きつま】さん 7点(2004-10-12 22:33:30) |
7.DVDにて鑑賞。いいですよ、これは。オールスターぶりも嬉しい。本編中のサスペンスも良かったけど、私は爆弾除去後の展開から犯人射殺の余韻あるエンディングまでが、特に好きです。解決万々歳で終わることなく、映画の創り手側の“もう一捻り”との意気が感じられて嬉しいじゃないですか!今後の日本映画でもこういう“意気”を感じさせる“粋”な作品を期待します!おあとがよろしいようで(失敬!)。 【いわぞー】さん 7点(2004-08-22 19:17:41) |
6.「スピード」も同じような設定ではあるが、こっちの方がドキドキする。第一、バスで○○キロ以下にしちゃいかん!と言ったって、カーブがある以上非現実感が漂う。しかし、新幹線の場合は速度にかんしても、終点か確実に存在する点においても、ギリギリ感は数段上に思う。 【クルイベル】さん 7点(2004-02-06 11:22:29) |
5.子供の頃観た時かなり好きでしたが、子供心に新幹線のオモチャが走行してるシーンは嫌でした。あと妙なドラマっぽいところが嫌でしたね。新幹線が走行中や現金受け渡しまでは緊張感あったのに、新幹線止まってから妙にダラダラ長かった気がします。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-11-21 22:34:29) |
4.「スピード」の元ネタ。邦画でもここまでできることを示した。俳優陣は豪華すぎるくらいのメンバー。しかし、古さは否めない。この当時にCG技術が発達していれば・・と、それだけが悔やまれる。 【STYX21】さん 7点(2003-11-15 07:34:43) |
3.「superexpress109」というフランス版バージョンがあるの知ってますか?少しカットされていますが、みんなフランス語しゃべってます。 【みでじゃ2】さん 7点(2003-06-14 01:14:41) |
2.倒産した中小企業の社長、学生運動の生き残り、沖縄出身の貧しい売血青年。これは戦後の資本主義・社会体制の負組と戦後日本の経済発展の象徴である新幹線、言い換えれば日本の陽と陰の部分の決闘なんですよ!!!たんなる娯楽映画ではなく、深いメッセージがある |
1. かの「スピード」の元ネタ?ということで再評価著しい1975年の東映パニック映画。尤も公開当時は「タワーリング・インフェルノ」らハリウッド製パニック映画に惨敗を喫し大コケだった。後に仏で何と「Super Express109」のタイトルで公開され大ヒットを飛ばしたらしい。しかし何と言っても、脚本が秀抜であるのは否定できない事実。監督の佐藤純彌と小野竜之介による入魂のオリジナルシナリオに、佐藤のスピーディーなカットバックを駆使した演出が見事に溶け合い、邦画史に残る秀作と成っていると思う。運転室の千葉真一と指令所の宇津井健の木偶の坊な遣り取りはチープなセットも相俟ってB級色満点で笑える。当時の国鉄に協力を一切拒否されたんじゃ仕方ないか。「カプリコン1」に全面協力したNASAとは大違いだぞ、国鉄!!オット、今やJRか…。特筆すべきは田坂都ら乗客のオーMYガッ!!なパニック描写…じゃなくてぇ、高倉健・山本圭・織田あきらの犯人グループと、丹波哲郎率いる警察捜査本部の息詰まる攻防!!キアヌやデニス・ホッパーなんか目じゃないぜ!でも、特撮とセット美術で(大幅に)負けてるから7点(^^)。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-30 23:23:18) (良:2票) |