《改行表示》 11.《ネタバレ》 ヌードだけがウリのテレビドラマ版に比べれば、森田芳光が映画 として見応えのある映像美を作り出していてよい。しかし、その映像美ゆえにかえって不倫を美化しているように感じられるのがマイナス。ただし、結婚という制度は人間が勝手に規定したものである。結婚後よりよい相手と出会うが、世間の目に負けてしまうという流れには、人間が本当は倫理(人としての良心)ではなく体裁(虚栄心)に縛られていることが表現されていて意外と深い。 【恭人】さん 6点(2003-11-28 15:04:47) (良:3票) |
10.《ネタバレ》 …みなさん辛口ね。 アタシは映画としてはそんなに悪いとは思わなかったわ。 もっとも主役二人にはアタシも全然共感できなかったけど。 結婚したあとに本当の愛に出会ってしまったのは不運かもしれないけど、そんなの日常茶飯事じゃない? アタシよくあるわよ、レストランで自分が頼んだものより友達が頼んだもののほうがおいしそうで「あー、そっちにしとけばよかったわー」ってこと。 もちろん対象が物なら財力の続く限り買いかえ続ければいいと思うけど、相手が感情を持つ人間だった場合とっかえひっかえは困る…人間関係なんだからお互い尊重しあいましょうってことでできた制度が結婚でしょ? 「今後どんなにいいと思う人が現れても、私は絶対目移りしません」ってのが結婚よ。 チーズ好きの気持ち悪いダンナを選んだのは自分なんだから、たとえいい男が後から現れたとしても運がなかったと思ってあきらめなさいよ!!って感じ。 本当に愛することのできる人が現れるのを待ち続ける勇気もなくて、見合いして適当に金持ちの医者と結婚したくせに、今さら不倫を正当化するなんてちゃんちゃらおかしいわ。 そりゃ人間だもの、ずっと一緒にいれば飽きもするだろうし、一度や二度の浮気ならいいわよ。 でも本気は…ダンナや奥さんに対して失礼よ。 この二人だって一体どれだけの周りの人を不幸にしたと思うの? 愛してしまったら仕方ないなんて、周りの人に対する配慮さえきちんとできてないくせに言ってほしくないわ。 …と息巻いてはみたけれど、結婚して子育てや仕事に追われて、中年になってから忙しく過ぎた日々をふっと振り返ったら…こういう気持ちもわかったりするのかしら? …なんだか淋しいわね。 【梅桃】さん [地上波(邦画)] 5点(2004-03-14 18:16:59) (良:2票) |
9.自分達で、勝手に心中して、あとは勝手にさらせという身勝手さが大嫌い。行儀が悪すぎる。旅館で死ぬなら、せめて迷惑料として枕元に葬式代くらい置いとけ。こんなものを愛とかなんとか、ほざいてもらっちゃ困るのよ。近松をはじめ昔の心中物は、二人一目のつかない場所で、周りに迷惑をかけないように死んだけど、この心中?は平気で周りを巻き込んでる。いかにも今の世の中という感じ。いつもはアート系の映画専門の映画館に、普段ならこんなところへ絶対来ないだろうと思われる、年配のおばはんどもが、列を成していた、その光景も不快だった。とにかくすべてが不快な映画。失せろ。 【ひろみつ】さん 0点(2003-10-27 23:06:43) (良:1票)(笑:1票) |
8.エロシーンについては「エロいなあ」と思ったけどそれ以外はどこが面白いのかよく分からなかった。 |
7.渡辺淳一はたとえばアメリカだったらフェミニストに暗殺されてるんじゃないかと思うし(某知人の指摘の受け売りですが)、それでも全く同情に値しないと思うくらいだけど、ここまで表層的な感想が多いと、少しは肩をもってあげたくなる私。原作者と監督の女性観には賛同できないが、描こうとしている(のかもしれない)生というものの無常感には、賛同。 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-12-27 21:08:32) (良:1票) |
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6.エロシーンだけが見たくて借りたのですが物足りなかったです。見栄を張らずにエロビデオ借りておけばよかった・・・ 【taxyun】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2010-08-06 20:33:21) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 どうしても性描写が注目されがちですが、不倫の実情という点に置いてはなかなかリアルに描かれています。男性側は遊び半分だったが、嫉妬心・独占欲が生まれ徐々に本気になっていく。一方の女性は性の目覚め。夫に女として扱われない事の反動で、自分を女性として愛してくれる人に惹かれていく。この女性に子供がいないという設定はうまいです。子供がいる女性の多くは現実感を持ってますし、夫を拒まずまたブレーキもしっかり持っています。基本的に不倫というものは体の関係が主になります。葬式の時の描写でもわかる通り、不謹慎やスリルが加わって一層燃え上がるといった感じです。不倫に市民権はありませんから、傍から見れば遊び・裏切りでしかありません。しかし周りが見えなくなっている本人たちは違います。大真面目に愛を語ります。ですからこれは経験の有無、或いは今現在その立場にいるかどうかで全く見方が違ってきます。最後の選択も「逃げ」と「結ばれた」両方の捉え方があります。自分は経験があるので二人の愛は理解できますが、その行動は肯定出来ません。不倫という形はこの映画の様に決して楽園には行き着きませんし、当人はもちろん周りにも深い傷を残してしまいます。進行形の人、余計なお世話ですが頭を冷やしましょう。ストップ・ザ・不倫。 【オニール大佐】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-03-11 18:10:28) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 結末至る理由が判らない。裸で結合して衆目に晒すのは何故、変態だから? まったく無責任な、自分勝手な男と女の物語。絡みはちょっと良い。 2012.1/4 2回目鑑賞。森田芳光(2011.12/20.満61歳没)追悼上映。「家族ゲーム」に続く。皆さんの評価の悪いことにビックリ(;゚Д゚)! 若い人が多いのかな~。還暦を迎えた人には気持ちはよくわかるのでは? でも妄想、夢物語としか思えない。いいな~中高年の希望の星☆彡渡辺淳一!! 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-21 19:04:10) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 Hシーンが見たいがために見た。話はどうでもよい。 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(字幕)] 1点(2005-10-27 20:24:54) (笑:1票) |
2.不倫を正当化する話ではなく、本気の恋の物語だと思います。結婚した相手を愛し愛されていたら他の人に見向きもしないでしょ、普通。この二人のお互いの結婚生活の中にはもう愛が消えていて、それでいて誰かを愛し愛されたいと願うのはどんな人の心にもある訳で、そんな二人が出会い恋に落ちていったのは不潔な事ではなく、純愛に近いと思う。だって、適当にそこらで浮気してそ知らぬ顔で帰ってくるよりよっぽど純粋でしょ? この映画に関しては純愛なる心情をもっと深く語ってほしかった。エロさが際立ちすぎてしまったし。最後に死を選ぶ事もないと思うんだけどな。もっと未来に続く話の方がよかった。 |
1.本作が公開された当時は、絶対愛とか、究極の愛とか騒がれていたが、何が絶対で、何が究極なのか分からなかったし、今でも、分からない。また、分かりたくも、ない。私的には、究極の愛というのは、「いざこざもあった、離婚の危機もあった、うんざりしてたことあった。でも、やっぱり、おまえとこうしているんだね」「あなたを憎いと思ったこともあったし、子供を捨てて家を出ようと思ったこともあった。でも、あっという間だったわねぇ」と、日溜りの中で御茶を啜る老夫婦こそが、究極の愛の姿だろうなと思うだけに、不倫を美徳のように騒がれては腹立たしいだけだったし、今でも、そう思う。はっきり言って、2度と観たくない。2点は、出演者への御苦労様点。 【由布】さん 2点(2002-10-18 00:27:06) (良:1票) |